2020/01/14

年末年始総括

2020年も2週間が過ぎました

毎年、年末年始はいろんな方がお越しになりますが

例年に比べ腰痛を訴える人が目立ちました

以前にも書きましたが大掃除で腰を痛める人

これは普段とは違う場所や長時間の掃除に身体が慣れておらず

やっている最中になる人と翌日あたりからジワジワッと痛くなってくるタイプがいます

 

この年末年始は大掃除が原因という方よりも

別の理由で腰を痛めた人が多かったです

その別の原因とはズバリ「暖冬」

暖かいのにどうして腰痛になるのか不思議に思う人もいるでしょうが

私の経験では暖冬の方が腰痛は起こりやすいと感じています

もちろん統計を取っているわけではありませんので

あくまでも私の受けた印象ということでお話をさせていただきます

 

まず暖冬といっても平均して暖かいわけではなく

暖かい日もあれば寒い日もあるのがフツウです

またけっこう昼間は暖かくても明け方は寒い日が多く

これらの変化に身体がついていかず

想像以上に身体が冷えてしまっている方を多く見受けました

 

腰痛は疲労が原因になる場合もありますが

むしろ冷えが原因になるケースの方が多いと感じています

だいたい何もしていないのに何となく腰が痛くなってきたというケースは

その大半が冷えからくるものだと思います

私の場合足の硬さの場所や硬さの質で冷えや疲労の判断をします

あくまでも私の判断の上に立てばそういうことになってきます

 

暖冬よりもむしろ寒い冬の方が身体は寒さになれて

それなりに対応できますが

暖かくなったり寒くなったり交互にやってこられると

けっこう身体は右往左往するみたいです

 

 

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2020/01/03

好転反応

腰痛館にお越しになった方で翌日しんどくなったという人がいます

この状態は好転反応といいまして

施術を受けたことにより改善しつつある過程で

身体が重だるくなったり

汗が噴き出すようになったり

場合によっては発熱することもありました

 

事前にご説明するように心がけておりますので

クレームの電話がかかることはありませんが

ご存じない方にとっては施術を受けたのに

余計に悪くなったと勘違いされたこともありました

 

主に血液の循環がよくなったことで

冷えた身体が温まるのですが

まだそれに慣れていないケースもあるでしょうし

通常の平熱よりも一時的に上昇することもあります

もちろんある1~2日で慣れてきたり納まるものなので

御心配には及びません

むしろ私からみれば施術が上手くいって身体に変化が出てきた証拠なので喜ばしいことと考えています

 

たいていの方は事前に説明していますので

ああこれかというような感じでご理解していただけます

そして好転反応が治まった後はたいてい身体がすごく楽になるので

次回お越しいただいたときに好転反応が出たこととその後楽になったことをご報告いただけます

 

好転反応の原因は治癒力が働いていることそのものなんですが

反応の出方はいろいろ人によって違いました

中には涙、汗、鼻水が止まらず大変だったということもありました

人によっては帰ってからスポーツでもしてたかのように汗が吹き出し

しばらく汗が止まらなかったという方もいました

想像するに身体が水分代謝が悪かったから体内から余分な水分を放出しようと身体が反応したのか

あるいは身体が冷えているとき水分を放出して体温を高めようと反応したのかもしれません

 

これも好転反応の一つかもしれませんが

施術後眠たくなって起きていられないという方もけっこういます

だいたい身体を治そうとするのは寝ているときですから

治すために眠気がさしたのだと思います

起きているときは動くことにエネルギーを使いますので

寝ている間に身体の修復にエネルギーを費やした方が

より早く治るわけですからこれも自然なことなんです

 

腰痛館にはスポーツ選手も試合前のコンディション作りに利用されるケースも多く

とりわけマラソンのレースに出られる前にお越しになられる方が多いです

でも好転反応もありますので前日よりも2~3日前にお越しになるようお勧めしています

ここだけの話、足に特殊な施術をしますので

タイムが早くなった人もおられますし

疲れにくい身体を作りますので初めて完走できたという方もおられます

 

 

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2019/12/27

腰痛の原因をさかのぼる

このギョーカイに足を踏み入れて20年

年を重ねるごとに考え方が変わりやり方も変わってきました

最初教わったのは骨格のズレの検査やそれの矯正法でした

なんとなく自分の中でも骨格矯正が目的化していたかもしれません

 

しかし勉強しているうちに骨格が独自で動くことはなく

筋肉の伸縮によって動くということに着目しだすと

今度はどの筋肉が収縮(拘縮)して骨格のズレを生み出しているのかを

追い求めた時期もありました

 

ある程度そのパターンがつかみかけたころ

単品の筋肉ではなく連鎖が気になりだしました

人の動作に一つの筋肉が単独で動くことはまれで

実は様々な筋肉が関係していることに着目しだしました

ちょうどそのころタイミングが良かったのか

アナトミートレインという概念が登場し

筋膜の連続性という考え方に興味を持ちだしました

 

ところが筋膜の連続性を追い求めているうちに

内臓との関連性を感じだし

単純に筋膜だけを考えてもいけないと考えだしました

内臓といえば自律神経の指令で動くわけですから

自律神経とのかかわりあいが気になってきます

 

そうなると興味がいろんなところに広がり

皮膚と筋膜の関連性も気になりだし

皮膚運動学を勉強したら筋膜リリースと重なる部分があると感じ

皮膚というのも重要な要素だと考えだしました

 

後はストレスとの関係性が気になりだすと

心理学的な要素も無視できなくなりました

 

外部的要因も重要です

気圧が下がったり気温の変化が激しいと

急に仕事が忙しくなります

 

結局20年かけて身についたのは

悩む要素が増えただけなのかもしれません

難しいですが毎日それらのことを考えて施術をしていたら

ある程度考えがまとまってきそうなもんですけど

私の場合何年たっても考え方をまとめることができず

様々な考え方捉え方の中で原因となるものの取捨選択をしながら仕事しているのが実情です

 

同業者の先生でも自分の考え方をまとめて本を書かれる方もいらっしゃいますし

セミナーなどで考え方を伝えられる方もいらっしゃいます

そんな風になれたらいいなとは思うわけですが

私の場合年を重ねるごとにまとめることが困難になってしまいました

これはこれでアリだと思ってますから

きっと改まることはないんでしょうね

 

 

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2019/11/28

「腰痛の原因は〇〇である」

もうどれくらい腰痛関連の本を読んだでしょうか?

100冊は超えていないと思いますがずいぶん数多く読んだと思います

同業者が出す本のタイトルに多いのが「腰痛の原因は〇〇である」

わかりやすいですよね

それにその本を読んだら腰痛が治るヒントが書かれていそうですからつい買ってしまいそうです

 

結構参考になる本もあったりするので

何冊もそんな本を買ってしまうんでしょうね

たまに自慢話とセミナーへのお誘いだけで

肝心の内容にはほとんど触れていないものもありましたが

いずれにしても自分の考えとは異なる他人の意見は知っておいて損はありません

 

でもよくよく考えてみれば腰痛の原因となることの数の多さに驚いてしまいます

一般の方が読めばおそらく何が本当の原因なんだろうかと悩んでしまいそうです

こういった本の特色は学術的な内容よりもインパクト重視のものが多いですから

タイトルだけで人の気をひかないといけないわけでして

複雑なものよりも単純なものの方が興味を引くのでしょう

 

しかも何パーセントの人が治って何パーセントの人には効果はなかったとは書かず

治ったケースだけ、しかもドラマチックなケースを取り上げるもんだから信憑性が増すわけですね

多分上手くいかなかった人もいるでしょうがフツウになかったことになってしまうのでしょう

 

私個人は腰痛の原因って数多くあると考えていますので

それらの本が間違っているとは考えず

それぞれの考え方やり方にはまった人は治るでしょうし

そうでない人には効果はないだろうと考えます

 

断定的に「腰痛の原因は〇〇である」と書かないと

本が売れないだろうしセミナーの参加者も増えないだろうから

商売上の一つのテクニックと考えればある程度納得はいきます

 

世界中の権威あるお医者さんが原因がよくわからない腰痛が85%だといっているくらいですから

実際はまだまだ分からないことの方が多いんだろうと思います

私も日々無い知恵を振り絞ってあれこれと考えて施術をするのですが

「腰痛の原因は〇〇である」なんて

断定的に言えるはずもなく将来的にも難しいことだろうと思います

それでもよくなる人もいますし、そうでない人もいます

 

 

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2019/11/11

立て続けに

この仕事をしていて不思議に思うのは

同じ症状の人が何人も連続するということ

先日は首が回らないという人が1日に4人来られました

今更驚きもしませんが、その日はきっと「寝違いの日」だったんでしょう

 

むかし教わったときは同じ方向を向いて寝ていて

筋肉がその状態で固まったところに

目が覚めて反対方向に首を向けたら伸張反射を起こしてさらに縮まって動けなくなるという説明を受けました

理屈の上ではすごく納得がいくのですが

実際にその縮まった筋肉を緩めるために教わった通りやっても治らない

面白いほど治らないので自虐的に

「寝違いは一度も直したことがない」自慢してました

 

ところがある時別の視点からの寝違いの説明を聞き

自分なりに考えて施術の組み立てを変えてみると

今度は面白いように改善するようになりました

そのときから痛い部位とは違うところにつながりがあって

そのつながり全体を見ていかないとダメだと感じるようになりました

 

技も大事だけど組み立て一つで結果が変わることに気づいたのは

寝違いのおかげかもしれません

 

 

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2019/10/09

主観と客観

昔は勉強のためにあちらこちらの整体院を回って施術を受けたものです

受ける側になればやっぱり触ってほしいところってあるものです

それがあまり関係なさそうな部分ばかり触られると期待が失望にかわります

 

私が施術をする際にもやはりそういうことは気にしますが

痛いところ辛いところばかりを優先するわけにもいきません

痛みなどは得てして結果であって

ご本人が感じていない箇所に原因があることが多く

そこの問題点を解消しない限り

良くならないことがしばしばあります

 

ご本人の身体であってもご自身の感じることがすべてではないということ

私の仕事は客観的に身体を見つめ原因と結果を抽出し

その因果関係を解き明かすことから始まり

施術を通して因果そのものを本来あるべき状態に戻すことだと考えています

 

だからそういうことに対する説明なしでは

的外れな施術だと思われるでしょうし

私自身も本意ではありません

 

ただ痛みを抱える本人さんにとっては

痛みの解消が第一義であり

説明に対して理解を示してくださらない方もたまにいらっしゃいます

それでも結果がよければ後からでもご納得いただけると思い

自分が信じたやり方をやるしかないわけです

 

 

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2019/09/20

紙一重

まだまだ昼間は暑いものの朝晩は涼しくなってきました

うだるような暑さも去り過ごしやすくなったのはいいのですが

毎年この時期から増えるのは腰痛

8月末から少しずつ増え始め

お彼岸の前くらいからいっきに忙しくなりました

 

たいていの方は「右の腰が痛い」とか「左の腰が痛い」とか

左右どちらかの痛みを訴えるケースが多いのですが

実際に私が触ってみると左右どちらかというよりも

その付近全体に筋拘縮が認められます

 

ところがご本人さんが感じるのは10対0でどちらか一方を言われます

触っている私にしたら結構五分五分よりも若干差がある程度

場合によっては痛くない方が硬いケースさえあります

 

それだけ腰痛というものは一つの筋肉の拘縮によっておこるものではなく

全体のバランスのうちに痛くなったりそうでなかったりするものだということでしょう

ひと昔前と違って腰痛の原因も多岐にわたります

いろんなものが複雑に絡み合っているからこそ

「非特異性腰痛(原因がわからない腰痛のこと)」が85%も占めるのでしょう

 

涼しくて気持ちのいい季節ではありますが

腰痛持ちの方にとってはアブナイ季節に突入します

 

 

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2019/09/11

しわとり

9年前に福井勉先生の「皮膚運動学」という本を読みました

皮膚と筋肉の関係において重要なのは滑走性

つまり筋肉が伸縮するとき皮膚が癒着すると筋肉の動きの邪魔になるという理論でした

皮膚と筋肉では伸縮率が違い癒着があるとブレーキとなり

筋肉の動きが阻害されその結果疲弊してしまい

機能障害につながるという趣旨でした

 

私にとって衝撃的な理論でした

我々は関節可動域制限の原因を筋拘縮だと考え

筋肉を弛緩させる目的の技法を用いてきましたが

皮膚運動学の理論は筋拘縮の原因の一つとも考えられ

筋拘縮の改善に一歩深く踏み込んだような気がしました

 

以来、福井先生の理論から自分で手技を考え

けっこうな成果が上がったと感じています

最近ではマラソン選手には人気で

皮膚と筋肉の癒着をとることで疲労が軽減され

多くのランナーはタイムが上がっています

 

理屈が分かればいろんなところで応用できるもので

たまにお遊びで顔の皮膚の癒着をとることがあります

女性が気にしている目じりやおでこのしわも

もとをただせば皮膚が表情筋に癒着し伸ばされすぎたおかげで

縮まなくなってしわになると考えました

そこで顔の皮膚の癒着をとってみるとしわの数が減ることがわかりました

 

まあ、美容は私の仕事ではありませんので

それをメインでやることはしておりませんが

受けた方から聞いてこられてお願いされることもあります

あくまでも施術のおまけというスタンスではありますが

喜んでいただけるとこちらもうれしくなります

 

 

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2019/07/26

上から?下から?

整体師になるために師匠がやっていたオステオパシー学院に入り勉強をしました

ただ知識や技は習っても実際にどういうときにどの技を使うかなど

具体的なことは教わらなかったので

カリキュラム終了後にインターンという形で弟子入りしました

そこで実戦経験を積み師匠がどういう手順で施術をしているのかを学びました

 

開業後もそのままの手順で施術をしていました

師匠のところでは肩から触るのが一般的でした

その後何年か経ちその間いろいろな同業者のところを周り

施術の参考にしていたのですが

ある整体院に初めていったとき

いきなりタオルを顎にかけ牽引を始めました

だいたいやっていることもわかるのですが

初めてのところで首にタオルを巻きつけられ

強い力で引っ張られたら無意識に身体が拒絶反応を示し緊張してきました

信頼関係も何もない段階で命にかかわるようなアプローチをすれば

わかっていても身体が拒絶反応をすることを身をもって体験しました

 

それから考えて施術の開始は足から始めるようにしています

足だと命の危険はありませんし

筋肉も厚みがあるので痛みを感じることが少ないうえ

足が冷えることが症状のスタートラインであることも多いことから

今もずっと足から触っています

 

下から上に上がっていけばある程度気持ちのよさからリラックスでき

上半身や特に触られて緊張しやすい首・顔・頭なども

脱力した状態で触ることができるというメリットを感じました

 

頭痛がする人でも首が回らない人でも足から触っていくので

怪訝に思われることもあるでしょうが

理由をご説明して納得の上で施術を進めていきます

面白いもので頭痛でも背中を触っている段階で消失するケースも多く

不思議な感じではありますが喜んでいただけることも多くなりました

 

 

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2019/07/25

全身やります

腰痛館での施術は基本的に全身をみます

もちろん例外もありますが

部分的な施術で何度か失敗をしたことがあるので

用心深くなって特別な事情がない限り全身やるようになりました

 

オープンして間もないころ膝が痛い方には膝

腰が痛い方には腰、肩こりのひどい方には肩と

集中してやることもあったのですが

腰だけ痛いからということで集中的に腰だけをやったら

翌日に首が回らなくなったり

肩こりがひどいので肩だけやったら

翌日に歩けなくなったとか

右だけやったら左に痛みが移ったというのが何度もありました

 

こういうケースは痛みが移転したわけではなく

元から悪かったのに症状が出ている一番悪いところだけやって

二番手や三番手の悪いところに施術しなかったのがその理由です

多くのケースでは一番悪いところ一箇所だけ痛みを感じ

二番手、三番手はまったく気にならないというのが多く

私が触っていればそのことにも気づくんですが

スルーしてしまうとそういったところが見過ごされることになり

翌日に発症してしまうわけです

 

考えてみれば人の身体って疲れでも老化でも

一カ所だけということはありません

少なくともその周辺は一蓮托生で弱っているものです

だから言われていないところで一通り触ってみて初めて

その方の身体の全貌が明らかになり

そこから始めて施術方針が決まるのです

 

受けられている方にすれば関係ないところを触る時間があれば

もっと患部を触ってほしいという気持ちにもなるでしょうが

後のことを考えたらやっぱり全身触っておいた方が間違いありません

 

 

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