2026/08/24

玉石混淆

私が2000年からこの仕事に就いたことについて

一番ラッキーだったのはインターネットが普及しつつあるタイミングだったことかもしれません

こんな特殊な業界の情報なんて

師匠や先輩など直接にあって話から得られるものに限られていたはずだったのが

インターネットがブロードバンドで広く一般的になったことで

多くの情報がなだれ込むように入ってきました

 

私も20年以上こういったブログを中心に情報発信を続けていますが

今や動画による情報が具体的でわかりやすいので

ブログなんかは主役の座を降りないといけなくなりました

 

ただ気になるのは数多い情報の中には

とても参考になるものがある一方

そうでないものもかなり多いのは現実です

営業目的の情報ならまだしも

時には危険なものもいくつか散見します

 

先日、腰痛の人がやるストレッチを紹介する動画を見ていました

確かにおっしゃっていることの目的はよくわかるんですが

現実にそれを試してみる人の状況いかんによって

かえって悪化する人も出てくるだろうなと感じました

「腰痛」と一言でいっても軽微なものから重篤なものまであります

 

私が施術するときに気を付けるのは

不用意に身体を触ること

同じ刺激でも人によって効果がでたり

逆にその人にとっては同じ刺激がきつすぎて

逆効果になることを知っておかねばなりません

そういうことに関する可能性を留意しながら

探りを入れるように慎重に触ることはよくあります

 

だからこそ不特定多数の人がご覧になって

試される可能性があることは

慎重なリスクヘッジは必要だと思います

ただの責任逃れに見えるかもしれませんが

10人に1人でも悪化させるとダメだと思います

 

薬のCMには必ず「使用上の注意額を読んで用法容量を正しくお使いください」って出てきます

結局リスクに対する認識が備わっているかどうかの問題だと思います

 

実際にテレビを見て真似してみたエクササイズで余計に悪くなった方を何人も見てきました

でも実際にその番組を見ていたら必ずテロップで

リスクがあることを告げられています

 

私らが知っている施術やエクササイズには何らかのリスクが含まれています

多くの方に知っていただきたい情報にも罠があることを知っておいた方がいいと思います

 

 

 

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2026/04/30

評価

よく施術中にご質問を受けるのですが

オステオパシー以外の手技療法についてどうなんですか?と聞かれます

実際問題オステオパシー以外の手技療法については

本を読んだくらいで実際にやったことがないので

わからないというのが本音です

ただ一つ言えるのはどの手技療法でも

上手い人は上手いですし、下手な人は下手というのがやる方の感覚です

私が師匠のもとで修業している人でも

その人の上手い下手によって全然違うという事実があります

 

ただ今の私にとってあまりそういうことに興味はなく

クライアントの体の中で何がどうなっているかだけが一番重要な問題だと考えています

そういった評価が的確にできれば半分以上仕事は終わったような感覚で

あとは自分の持ち駒をどう配備するかで結果は決まってきます

 

決して全部お見通しということではありません

わからないことの方が多いのもわかっています

それでも身体の異変がどこにあってなんでそうなっているのかが見えてきたら

ほぼほぼ勝敗は決まってきます

そのうえで自分ができることをするだけなんです

それで身体がその刺激でどう変化していくかはその人の体次第

何でもかんでもコントロールできるとは限りません

 

ただ身体の中で起こっていることを理解できないうちに

どんな技を繰り出してもほとんど意味はありません

現実問題高度なテクニックを使う機会もあまりありません

 

 

 

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2026/04/14

身体は一つのユニット

身体はユニットである。

構造と機能はお互い相互に関係する。

身体は自己調節するメカニズムを備えている。

オステオパシーの合理的な治療には以上3つの原則に基づいて行われる。

私がオステオパシーを学び始めた時

オステオパシーの理念としてこれらの項目を教わりました

長いことオステオパシーにかかわってきて

これらの理念について納得し理解して仕事を続けてきました

 

しかし私の中でのこれらの文言の理解は

年々変わりつつあります

スタート時にはまず身体に関する知識がほとんどなかったので

理念に対する具体的な内容は乏しく

分かったような気になっていただけのことかもしれません

今現在も大したことはないかもしれませんが

年数の積み重ねで知識にしろ経験にしろ

少しずつ増えていったので

理念に対する具体的な理解も変化していきました

言い換えれば言葉の解像度が上がったきた感じ

 

一つの症状に対し、特定部位以外の関係性

関わり合いのある組織の扱い方が少しずつ変わってきて現在に至ります

昔と比べると結果も違ってきました

 

いつまで仕事を続けられるのかはわかりませんが

5年後10年後にはもっと変わっているかもしれません

ちょっとワクワクしています

 

 

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2026/03/13

原因と結果

「原因と結果とその因果関係が分かれば、問題は解決したも同然」

インドの哲学者ジッドゥ・クリシュナムルティの言葉です

問題と答えと数式がわかれば数学が分かるってな感じでしょうか?

世の中の出来事すべてに当てはまることかもしれません

 

私のお仕事でも痛みと原因とそのつながりがわかれば

もう半分以上治ったようなものだと考えます

逆に言えばそれを考えずむやみに体を触っても上手くいきません

 

こんなこと他人に言われなくとも

自分の体が痛ければ原因を考えるのが自然です

なぜならば一刻も早く痛みから解放されたいからです

 

ところが問題は多くの人は目先の事象にとらわれがちです

まあ、だいたいは2~3日のうちに起きたことの中で

原因を探ろうとなさいます

現実には10年とか30年とかの長期にわたる原因は考えようとはしません

今日痛み出したら昨日かおとといの出来事の中で

それらしい出来事をチョイスしがちです

 

腐ったものを食べたらその日のうちにお腹が痛くなるでしょうし

転んだらすぐ後にケガしたところが痛くなります

ところが高齢になってくると

そんな分かりやすい原因なんてほとんどありません

むしろ何十年もかけて老化した部位の機能低下が

痛みの本当の原因となることの方が圧倒的に増えてきます

 

みなさん年を取るとだんだん身体が動かなくなることは

漠然と知っておられるはずなんですが

具体的な自分の痛みに関しては

なぜか一番常識的な事実を除外して考えられるわけです

 

もちろん専門家ではいらっしゃいませんので

具体的にどこがどれくらい衰えたのかわかるはずもありません

そこらへんは私らの仕事ですので

施術中にそういった衰えと痛みとそのつながりを解説しながら進めていきます

そうしないと単純に痛みをとる(緩和)だけでは

痛みの成り立ちが理解できず

また同じことを繰り返してしまうからです

 

ただ大切なことは痛みのプロセスを理解したうえで

日常生活で痛くならないための予防策を実行していただくことに他なりません

単なる情報で終われば高い確率で痛みを繰り返してしまいます

 

 

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2026/03/05

課題の抽出

むかし師匠の下で修業していたころの話

年に何回か短期セミナーというのがあり

一週間ほど泊まり込みで朝から晩まで講義と練習会をしていました

一応私もインストラクターという立場で

未熟ながらも指導する側にまわっていました

 

受講生の中にとても印象的な人がいて

一通りの講義が終わったら実技の練習をするのですが

ある方が他人の練習風景をじっと見ているだけで

ご自分では練習されなかったので

ひょっとして練習相手がいないのかもと思い

「よかったら一緒に練習しましょうか?」と誘ったところ

「いや、一通り理解できましたので結構です」という答えが返ってきました

 

まあ、いい大人の判断なのでとやかく言う必要もなく

黙って見守っていましたが

セミナーの全日程が終了した後

インストラクター全員でその人の話題で盛り上がったのでした

 

その後私自身が開業したら

修行で身に着けた技術が面白いほど通用しないことに気づきだしました

修行してた頃はエースを自認していた私ですが

外の世界に飛び出した途端このありさまで落ち込みました

ダニング=クルーガー効果でいえば

修業時代が「馬鹿の山」で開業当初が「絶望の谷」というところでした

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要するに人のことをどうこう言う前に

私自身が課題を見ることができなかっただけの話です

思い起こせば開業当初は「あれもできんかった」「あの症状も改善できなかった」

こんなことは結構ありましたからね

授業をうけてわかった気になって復習をしない学生さんと変わらんわけです

 

結局年数をかけていろいろ勉強しては試してみて

失敗しては原因を探しの連続で

克服できたことの多さが

いまだにこの仕事を続けていられる

本当の理由なのではないでしょうか?

 

 

 

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2026/01/01

変わる

新年おめでとうございます

コロナウィルスが流行りだして5年の月日が流れました

仕事でも少しずつ回復しつつある中

こうやって2026年を迎えることができました

 

ここ数年はギョーカイの流れも急激な変化を感じるようになりました

その理由として今まで私自身が知らないことが多く

それを勉強していることで

周りの変化に気づいていなかっただけで

そんなことお構いなしに

新しい知見が生まれ実践され証明されることがたくさんあったようです

 

幸いなことにコロナ禍で暇になったことで

そういった周囲のことに目を向ける時間的な余裕ができたことも

ラッキーだったのかもしれません

 

新しいことの積み重ねで新たな自分に変われる可能性があることが

この一年の大きな楽しみになれそうです

 

 

 

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2025/10/14

台風の影響

この3連休は観光地としてはかき入れ時のはずでしたが

台風23号の影響で予定が狂ったんじゃないでしょうか?

今年は珍しく本州に上陸する台風が一つもないのですが

伊豆諸島には2つの大きな台風が連続してやってきました

被害にあわれた皆様にはお見舞い申し上げます

 

さて予定としては腰痛館もそんなに忙しくないだろうとたかをくくっていましたが

土曜日は暇だったんですが

日曜・月曜と電話が鳴りっぱなしで

あっという間に予約が詰まりました

お断りした方々にはお詫び申し上げます

 

わかりやすいほど台風の影響が

体の中に出るものだと感じずにはいられません

多くの方が口々に「何もしてないのに痛くなった」といわれますが

まさか低気圧がその犯人だということには気づかないでしょうね

もちろん普段の生活の中で徐々に体が弱っていたのも大きな原因ではありますが

引き金を引いたのは台風だと考えています

 

 

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2025/09/29

根本治療

個人情報は保護されるべきものというのは

今の時代、建前みたいなものでけっこういろんな企業が積極的に抜き取りに来ているのを感じます

とりわけインターネットをしているとブラウザから

どんなサイトを見ているかで傾向がわかり

広告がその人に興味がありそうなものが出てくるから

きれいに抜き取られているのは感じます

 

Youtubeを視聴していても

やはり仕事関係の動画を見ることが多くなります

そうなると同業者の広告が一番多くなります

 

その狙いは同業者の広告を見て施術を受けに来るというのではなく

その技術を習いに来ることを目的としていることは明らかです

いやらしい話一人施術を受けに来る金額よりも

一人手技を習いに来る金額の方がはるかに大きいから

そちらを狙いに来るのはビジネスとして当たり前のことで

立派な経済活動なんでとやかく言うべきではありません

 

ただ面白いのはご自身の技術を解説する際に

自分のやっていることは「根本治療」で

他社がやっているのが「対処療法」という説明がかなり多いこと

 

毎日多くの動画を見ている私ですが

必然的に同業者の広告を見る機会がすごく多いのですが

わりとこんな傾向を感じずにいられません

「根本治療」とは、病気や症状の原因そのものを断ち切り、治癒を目指す治療法のことです。

これは、病気の症状を一時的に抑える「対症療法」とは対義の関係にあります。

AIによるとこのような説明になりますが

具体的なことは事例によりことなりますので

何が「根本治療」なのかは明確に決められないんじゃないかと思います

 

それでも毎日何度も何度も「根本治療」を聞かされると

ホンマかいな?と疑ってしまいたくなる私です

 

 

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2025/09/18

工夫

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長年使っていたベッドが壊れて

このタイプに変えたのは1月5日のこと

施術の時身体が遠くなるので少しやりにくいのですが

今のところなんとかやれてます

 

ただ従来のカイロベッドタイプと違い

ヘッドピースが上下動できないので

頸椎のカウンターストレインがやりにくいです

とりわけ頸椎を伸展させる動きの場合

上の方までずれて頭をベッドから出していただいてたんですが

最近は背中から肩のところに枕を置いて高くしてから

首の伸展をしています

第6頸椎のカウンターストレインも使うことがありますが

けっこう上手くできるようになりました

 

 

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2025/06/27

幸せは忘れたころにやってくる

私にとってもクライアントにとっても

一番ありがたいのは一度の施術で痛みが取れること

その後に痛みがぶり返さなければさらにありがたいことです

 

そういったケースもあるのですが

何度施術してもなかなか回復しないケースも少なくありません

ただまったく効果がないというわけではなく

徐々に良くなってきていることを実感されるのであれば

お互いに救いはあります

 

実際問題ケースバイケースなんですが

長年かけて痛みが出だしたというのが一番多くて

ある日突然痛くなったから何か特別な理由を探すけれど

思い当たる節がないというのがだいたいこの場合に当てはまります

 

運動不足や老化現象で筋力低下や血流が悪くなるというのは

10年単位くらいで起きるものだと考えていますので

そういう蓄積した問題が一回の施術でどうにかなるものではないと考えています

だからこそ施術だけではなく年数をかけて筋力低下を克服することで

時間の逆戻りを図ろうと思っています

 

悪くなるのも少しずつなら、良くなるのもすこしずつ

そんな考え方が理にかなっているのではないかと思います

だからよくなるプロセスも少しずつの進行で

気がつけば最近痛みがないなというところから

気がつけばここ何年か痛まないな

という振り返ってみたら何となくよくなっていたというのが

私にとっての理想です

 

 

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