2018/10/09

後頭直筋

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後頭部には多くの筋肉が付着します
画像の後頭直筋は最も深いところにある筋肉です
頭斜筋と共同して頭を伸展したり、側屈したり、回旋したりする働きがあります

このあたりに付着する筋肉は動作だけではなく
5~6㎏ほどある顔面・頭蓋を支えるという仕事もあります

皆さん自分の顔や頭は生まれたときから当たり前についているので
重たいという感覚はあまりないと思いますが
ボーリングの球と同じくらいの重さがある頭を支えるには
それなりの労力が必要なことはちょっと想像してみたらわかることです

もちろんいわゆる「良い姿勢」をしていたら
その重量は脊椎にかかるのですが
そうそういい姿勢をずっと続けてらっしゃる方なんていませんよね
ということはこれらの筋肉にかかる負担は増えてくるわけです

オステオパシーに「頭蓋底の解放」という手技があります
私の師匠がこの技が好きでもれなく使ってたことは今でも記憶しています
そういう私も必ず使ってます

単純な肩こりにはもちろんのこと
頭痛などにも効果があるときもあります
(原因によって効果がない時もあります)
それだけではありません
カイロプラクティックに頸椎の1番と2番だけにアプローチすることで
自然治癒力を活かすという考え方をされている一派もありますが
脳脊髄液の循環にもかかわるという人もいます

だから私の場合は肩こりが取れて気持ちがいいからというよりも
全体の活性化を促す目的で頭蓋底の解放を使います

技自体は両手の示指から小指を直角に立てて
後頭部に当てて頭の自重で深部まで指が入るというやり方です
これって意外に難しくてねらい目が頸椎2番くらいを目指すのですが
滑ってもっと下部にずれてしまったりします
また指の力で修正しようとすれば頸椎に対し牽引がかかり
かえって妙な緊張を強いることになれば解放はできません

単純な技ではありますがけっこう熟練度が必要です
修行してた頃練習で間違ったやり方をされて
翌日逆に痛くなったりすることもありましたから
下手にやる怖さも体感しています

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2018/09/28

足がつる

ここ2日ほどよく足がつります
「こむらがえり」というのはふくらはぎを腓(こむら)といい
そこの部分の痙攣のことです

私の場合足の指が中心となって痙攣をおこしていますので
これは「こむらがえり」とはいいません

昨日まで雨が続いたのと気温が下がったのと疲労がたまっているのが原因だと思いますが
けっこう足の痙攣といってもいろいろな原因があると言われています
夏場汗を大量に書く時期ですと汗の中にカリウムやナトリウムなどの電解質も流れ出てバランスを崩すことが原因となる場合も多いようです

また糖尿病・腎不全・肝硬変などの
病気が原因である場合もありますので
甘く診てもらっても困ります
心当たりのある方は病院に行くことをお勧めします

以前人工透析を専門でなさっている病院の院長先生から
「どうしてこむらがえりが起こるんだろう?」とたずねられて
私もアタフタしたことがありますが
ベテランの専門医でも疑問に思うほど足の痙攣って様々なケースがあるんだろうと推察しました

わりとよくある症状ではありますが
奥の深い問題でもあります

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2018/09/26

三角筋

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マッチョな人の身体で目が行くところといえば
分厚い大胸筋やシックスパックに割れた腹直筋
上肢の方はといえば上腕二頭筋でしょうか?
そしてガッチリした肩回りの三角筋

この筋肉が面白いのは付着部(起始部)が3か所に分かれます
肩甲棘・肩峰・鎖骨の外側部の1/3から
上腕骨三角筋粗面に停止します

付着部が違えば動く方向も変わり
肩甲棘部が上腕を伸展・内転・外旋
肩峰部が上腕を外転
鎖骨部が上腕を屈曲・内転・内旋
と逆の方向も含めて様々な動きを見せます

腕を挙げたり下げたり様々な動きの中で
腕の向きや方向性を決める重要な役割がありようです

先日父親が脳梗塞で入院し
幸い軽度の片麻痺があったのですが
そのときに問題があったのがこの三角筋
腕を動かすときに三角筋にわずかな麻痺があり
連結動作そのものが崩れたような印象を持ちました

ありがたいもので2週間にわたるリハビリで
生活レベルでは全く問題のない程度まで回復し
左右の筋力に若干の差がある程度までになりめでたく退院

正直私自身三角筋に対しあまり注目する機会がなかったのですが
今回、リハビリの様子を拝見していて
あらためて一つの動作が同時に作用する複数の筋肉と
そのバランスの大切さを目の当たりにした次第です

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2018/09/10

疲れをとる

何年か前に梶本修身さんの「すべての疲労は脳が原因」という本を読んで疲労に対する考え方が変わりました
従来は労働や運動をすることで筋肉に疲労物質(最近はこれも考え方が変わりました)がたまり疲労するという発想でした

ところがこの本に書かれたことで気づかされたのは
肉体労働とデスクワークなどのあまり動かない労働を比較して
疲労の本質は筋肉の問題ではないということがわかりました

たいした作業をしていなくても極度の緊張を強いる場面はムチャクチャ疲れるものです
逆にウォーキングや軽いジョギングなんて意外に疲労が取れることもあります

従来の私の常識では動けば動くほど疲れるというように思ってたんですが
実際はかなりそれに反することがわかってきました

仕事がら疲労をとるというのがクライアントの要望のひとつでもあります
だからこそ筋肉を正常な状態に戻ることを目的としていましたが
ちょっと自分の考えがズレていたことに気づかされました

この本にはそのタイトルの通り疲労の原因は脳であると説かれます
そして疲労は痛みや発熱と同様「これ以上継続するな」
という生体アラームだと説明されていました

筆者は過労死に対する研究をされていたのですが
疲労もある程度継続すると感じなくなり死に至るまで働き続けるという結論を出されていました

ここまで行けば整体でどうこうできるお話しではありませんが
やはり疲労をとることがニーズの一つである以上
脳や自律神経に対するアプローチは必須だと考えるようになりました

もちろん身体を触る以上筋肉を介してアプローチせざるを得ないのですが
施術の組み立ては自律神経を意識しながらの流れで展開しています

何年かに一度の割合で
考え方の根っこの部分を覆すような本に出合うことがあるんですが
その中に一つです

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2018/09/07

腸脛靭帯炎

25年くらい前、まだサラリーマンだったころ
そこそこの立場になってきて会社からゴルフをするように命じられました
社長に「やらんかったらワシにも考えがあるで…」
今だったら十分なパワハラ認定を受けるところでしょうが
時代も時代、ワンマン経営の会社において
社長命令を拒否することは居場所をなくすのと同義
それでも「ゴルフクラブをください」とちゃっかりおねだりして
中古のクラブセットをせしめた私も煮ても焼いても食えないタイプ

意気揚々とコースデビューを果たしたはいいのですが
力もないくせに力任せに振り回し150オーバーのスコアをたたき出した私でした
5番7番8番三本のアイアンをもってコースの右に左に全力疾走
社会人になってこんなに走り回ったのは初めて

後半になると膝の外側が痛み出します
最後はクラブを杖代わりに歩く始末
以来スコアがもう少し縮むまで毎回痛む膝を引きずってコースを周ってました

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骨盤(寛骨)に付着する大臀筋と大腿筋膜張筋は
腸脛靭帯を両サイドから挟むようにして付着(停止)します
その腸脛靭帯は膝下の外側までついています

私が毎回痛かった膝の外側の部分です
当時は身体のことなんて全く知りませんでしたのでわけがわかりませんでしたが
今の仕事に就いて自分を苦しめた痛みが腸脛靭帯炎であることを知りました
その別名を「ランナー膝」ともいいますが
いったい私はゴルフ場でどれだけ走り回ったかというお話し

今さらながらに納得して苦笑いするのですが
痛いのは膝のあたりになるのですが
腸脛靭帯が上方に向かって引っ張られたのが炎症の原因ということです
走りすぎて大腿筋膜張筋や大臀筋が疲弊し筋拘縮を起こしたのが本当の原因といっていいでしょう

この腸脛靭帯炎はスポーツのしすぎが原因と言われてはいますが
逆に運動不足で大臀筋や大腿筋膜張筋が弱体化し委縮した場合にも多く見られます
私としてはそちらのケースの方が多く扱っていますし
とても厄介な状態として捉えています

運動のし過ぎなら休めばそのうちに治まるでしょうが
運動不足・老化で弱体化した場合
安静にしていても弱体化が進むだけ
ある程度痛みを軽減させたのちウォーキングなど
これらの筋肉を使って活性化しないときれいさっぱりによくなることはありません
またいつか同じ痛みを訴えて来院されるのが予想されます

そしてこういうケースでは大臀筋と大腿筋膜張筋のみならず
周辺筋肉が同じように弱体化するのが一般的
だから結局全体にアプローチかけないといけなくなります
それと腸脛靭帯が長期間緊張していると癒着している場合も少なくないので
腸脛靭帯自体の滑走性を取り戻す必要があります
とりわけ大転子付近は要注意です

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2018/09/03

炎症

「腰痛館」というネーミングを見て
腰痛なら何でも治してくれる
そんなことを思って来られる方もいます

ところが施術していい場合もあれば
施術することでかえって悪化するケースもあります

手術が必要な椎間板ヘルニアなんてまず効果が期待できないでしょうし
内臓疾患由来の腰痛なんて命にかかわりますので
整体ではなく病院で診てもらうべきです

それと結構多いケースとして炎症を伴なう場合も
事情を説明してお断りしています
スポーツなどで激しい動きをされた場合によく起こりますが
炎症を起こしている場合なんかはうっかり触ると余計にひどくなります

炎症の場合基本敵に時間薬なので
2~3日様子を見て炎症が治まった後の施術をお勧めます
炎症が取れても筋拘縮が残る場合も少なくないので
急性症状から慢性症状に移行するタイミングなら
施術しても問題ありません

たまにお電話で「腰痛でまったく歩けません」なんて言われると
2~3日様子を見てちょっとでも歩けるようになってから
もう一度ご相談くださいと促すこともあります

痛いのをこらえて整体を受けて悪化したらお互いに辛いもの
気の毒ではありますがこちらもリスクを負うのは好みません

誰しもがすぐに痛みをとってほしいと願うのは知ってはいますが
必要なプロセスや時間はどうしても必要なんです
これは病院に行かれても同じことが言えます
そうそう都合よくいくとばかりは限りません

「人間辛抱だ」
初代若乃花がそんなことをおっしゃってました

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2018/08/31

運動強度

10分でも効果あり?「適度な運動」の目安

健康のために運動をしたくても、一日に何時間くらいすればよいのか、どれくらいハードな運動をすればよいのかが分からない人は多いようです。あなたにあった一日の運動時間・強度・頻度の目安について、一緒に考えてみましょう

健康のために行う運動は「安全であること」「効果的であること」「楽しいものであること」が大切です。安全であっても効果的ではなかったり、逆に効果的であってもケガをする危険性が高い運動では、日常行う運動習慣として好ましくありません。安全で、健康によい影響をもたらし、楽しく続けられるような自分に合った運動量を設定する必要があります。

適切な運動量は人によって違う
体力・性別・年齢・運動経験・健康状態など、運動する人の身体条件によって、適切な運動強度は違います。

ケガのリスクが少ない運動量のラインを「安全限界」、運動の効果が得られる運動量の最低ラインを「有効限界」と言います。この2つの目安に収まるものが、適切な運動量です。

運動量とはランニングやジョギング、水泳といった運動の種目の他に、「強度」と「時間」と「頻度」の3つの要素で成り立ち、この3要素が運動量を判断する基本的な目安となっています。

運動強度は心拍数を目安に
運動強度とは、運動の強さを表すものです。自分で運動強度をチェックできる一番簡単な方法は心拍数(脈拍)。平常時の心拍数を把握することから始めましょう。運動強度は運動直後の1分間心拍数で簡易的に判断することができます。

まずは安静時の心拍数を測りましょう。起床後、布団から起きる前に1分間の心拍数を計ります。誤差を少なくするためにはなるべく1分間の心拍数、もしくは30秒の2倍の値を参考にします。また日によって脈拍数に変動があるため、3日~1週間程度測定し、その平均値を安静時心拍数とするとより確かな指標となります。測定を行う指は人差し指と中指の2本を親指側の動脈にあてます。

運動習慣のない人の適切な運動強度(1分間心拍数)の求め方は、次の計算式で大まかに把握することができます。

運動強度(1分間心拍数)=「(220-年齢)×目標とする強度※」

※目標とする強度
・健康の維持・増進……0.5~0.6
・体重減量、筋力の維持・増強……0.6~0.7
・筋力・体力の増強 ……0.8~
個人差はあるものの、「会話しながら運動できる程度の強度」というのはおよそ心拍数が100~120程度であると言われています。運動強度としての一つの目安としてください。

例えば35歳の女性が健康維持のために行う運動強度(1分間心拍数)の求め方は(220-35)×0.5~0.6=92.5~111回/分となります。この範囲の中で運動を行うことが健康維持のための運動強度の目安です。これより心拍数が上がると体重減量、筋力の維持レベル、これを下回ると健康維持レベルには達しない程度の運動強度ということになります。

運動時間は細切れでも大丈夫!
ウォーキングやジョギングに代表される有酸素運動は、ある一定時間続けて行う必要があると思われていますが、全体の運動量を考えると、10分程度の運動を細切れに行っても効果があります。ジョギングの途中で歩く、歩きながら少し走るといったことを繰り返す、坂道になれば歩くという方法でも大丈夫。このように体調に合わせて運動を行うことは、強度を必要以上にあげないことにもつながります。

一方運動に限らずに日常生活の活動量をあげることで、運動量をあげることができます。

『厚生労働省・健康づくりのための運動所要量』に運動時間と心拍数の目安が提示されていますので、参考にしてください。この数値は運動する人の身体条件によって異なります。運動には日常生活レベルの活動量も含まれます。

■年代別の推奨運動時間と目標心拍数(カッコの中は運動強度)
・20代・・・180分/週(130拍/分)
・30代・・・170分/週(125拍/分)
・40代・・・160分/週(120拍/分)
・50代・・・150分/週(115拍/分)
・60代・・・140分/週(110拍/分)
※目標心拍数は、安静心拍数がおよそ70拍/分である平均的な人が、50%に相当する強度の運動をした場合の心拍数を示すもの。

運動は「継続」を最優先に

運動習慣のない人が運動を始める場合、週1回の運動でも十分な効果が期待できます。最初のうちはケガを防ぐという意味でも、強度、時間、頻度をある程度抑え、毎日行うということにはこだわらないほうが賢明です。

毎日必ず行うもの、たとえば通勤の行き帰り、買い物に出かけることといった日常生活の中でできるだけ歩くようにする、自転車を使う、階段とエスカレーターがあれば階段を使うといった心がけ一つで、普段の行動が運動に結びつきます。普段行っている運動の「強度」「時間」「頻度」が少なくても、日常的に体を動かすことは全体的な活動量を増やすことにつながります。

気持ちよく行い、終わってから心地よい疲労感を得られるような運動習慣にしましょう。慣れてきたら、週2~3回(一日おき程度)運動を行うようにしていくと、より運動効果が期待できます。継続できる頻度が一番ですので、生活バランスにあわせて負担にならない頻度からスタートさせましょう。

「安全」「効果的」「楽しく」行う運動をあなたの生活習慣の中に上手に取り入れることで、健康的な毎日を過ごしましょう。
(文:西村 典子(アスレティックトレーナー))

お友達の西村典子さんの記事です
いつも勉強させていただいています

運動をするといっても目的に応じてしないといけないというお話しなんですが
若いころスポーツをなさってた方なんかは
昔取った杵柄ってやつで若いころと同じようなことをしてはケガをしたり
結局できなくて長続きしなかったというのがよくあります
10代のころやっていたことを中年になってできるわけがないのに
張り切ってやってしまうものです

中高年になるとスポーツの試合に勝つのが目的ではないわけですし
あくまでも健康維持か筋力維持が目的ですから
当然やり方も異なるわけです

そこで目安になるのが運動強度
心拍数でどの程度の運動強度があるか確認すると
今やっている運動が目的に合うかどうかもわかるようです

さっそくやってみました
いつも室内でやる運動としては腹筋ローラーが多いのですが
いつもの通り20回で測ってみると心拍数は108でした
この計算式に当てはめると0.66
体重減量、筋力の維持・増強としてはちょうどいいくらいの数字です

私の年代なら週に150時間ですと1日に20分強の運動が適当のようです
しばらく運動をお休みしていましたので今は全然足りてはいませんが
前のペースならちょうどいいくらいの時間になります
その辺は徐々に上げていきたいと思います

私たちの運動はケガを避けなければなりません
若いころと違ってなかなか治りませんよ

だからむやみやたらとやるのではなく
運動強度や時間の目安を決めて取り組むのが理想的です

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2018/08/29

暑いけど冷えている

いつまでこの暑さが続くのか?
そう感じているのは私だけではないはずです

それでも天気予報を見ていると
週末くらいから少し気温が下がるそうです
とはいえ30℃超えですから涼しいとはいいがたいです

最近腰痛館に来られる方の多くが足とお腹が冷えているようです
この暑いのに?という疑問もおありでしょうが
現実には足元が冷えています
それが原因でそれぞれの体調不良が起きているようです

しかし当の本人は冷えているという認識はなく
暑いと思っているからクーラーをかけるわけです
誤解のないように申し上げておきますと
クーラーを利用することが悪いわけではありません
暑い夏にクーラーを使わないことは自殺行為みたいなもの
本当に問題なのは足元が冷えているという認識がないまま
クーラーをを使いさらに冷やしてしまうことです

そういう方の身体はおへそから下が冷えているけど
上半身は熱いのです
むかしのお風呂は上が暑くて下が冷たかったものです
ちょうどあんな感じです
上半身が熱いからこそ下が冷えているという認識がなく
冷えなくていい足元やお腹がさらに冷えてしまうという状況
それでもなお熱いと感じているから冷たい飲み物をがぶ飲みしてしまう悪循環

いくとこまで行けば身体に異変が起きるのは当然かもしれません
先週くらいに最低気温が19℃まで下がった日がありました
涼しくて気持ちよかったのですが
その日の午後から3日間ほど大忙し
毎日数名の方が突然の腰痛を訴えてお越しになりました

これなんか象徴的な出来事だと思います
ずっと長い間熱帯夜が続いていたので
19℃という気持ちのいい温度に身体がついていけなかったのでしょう

暑い暑いと思っていながら冷えていた身体にダメ押しみたいな感じでした
とにかく人の身体は変化にもろいのです

その後また暑くなり落ち着いてはきましたが
明日以降も気温が下がるという予報が出ています
涼しくなるからといって手放しで歓迎していると
冷えてしまうこともあるんですよ

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2018/08/14

関節唇

年とともに股関節が固くなり柔軟性を失うのはよくある話です
しかし関節の構造上本来は股関節可動域は広いです

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腸骨・座骨・恥骨の3つの骨で成り立つ寛骨には
寛骨臼というお椀のようなくぼみがあり

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そのくぼみに球状の大腿骨頭がおさまり股関節を形成します
このように骨だけを見ているとグルグルと股関節が動くのも納得がいきます

しかし反面動きやすいということは外れやすいという難点もあるわけで
そんなにしょっちゅう股関節が外れたらたまったもんではありません
そので靭帯がグルグル巻きしてさらにその上に筋肉が付着し
駆動力となるとともに関節の安定性を図ります

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念には念を入れてということで
股関節や肩関節には骨の上から蓋をするような形で
関節唇というのもが大腿骨や上腕骨をホールドします

大きく動き大きな力がかかるこれらの関節には
安定性を生み出す複数のシステムがあり
安定するからこそ大きな力をかけて大きな動きが可能になります

股関節の構造はざっとこんなところですが
私自身の話で恐縮ですが
ここひと月以上股関節に痛みが走ります
仕事や日常生活には何の支障もないのですが
自転車から降りようとするときだけ激しい痛みがあります

当初は複数の筋肉に炎症が認められ
安静にしてたらそのうちに治るだろうと思ってたら全く変わらず
炎症は納まったものの筋拘縮があることがわかりました
本来関節の安定性を図るはずの筋肉も固まってしまっては
逆に本来あるべき状態ではない位置関係で関節を固めてしまいます
難しい言い方をするとマルアライメントといいますが
関節自体ずれてしまうような現象です

今度はこれではいかんと思い
ストレッチをしたり自己治療をしたり
他所の整体で事情を話して気になる部分を改善してもらったんですが
それでも痛みは治まりません

ということは筋肉の問題ではないという結論になるのですが
そうなるといくつかの可能性が考えられます
たまにレントゲンで診てもらったら骨にひびが入っていたというケースもありましたし
関節唇の損傷とも考えられます

いずれにしてもこの可能性を探るには手技療法の守備範囲ではないと考え
レントゲン撮影をしてもらったらあっさりと関節唇の炎症が判明
関節唇の損傷の場合、日常生活に問題がでるほどの重症なんで
それはないだろうと考えていたんですが
そんなたいそうなレベルの話でもなく
関節唇のさきっちょが白く写る程度の軽微なもの

担当の医師に股関節の可動域もチェックしてもらい
フツウの人よりも可動域が広いとお墨付きをいただき
薬さえ必要ありませんと微笑みを投げかけられ
大騒ぎした割に大したことがなかったので拍子抜け

まあ、しばらくの間ムチャはせず軽い運動程度で
様子を見ていればよさそうです

それにしても股関節は膝関節や足関節同様体重がかかるので
治るのに時間がかかるというギョーカイでは常識の事実を
実体験してしまったわけです

実体験は百の知識よりも大事だというお話しでした

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2018/07/18

夏バテ

「夏バテで倒れて死にかけた」 エアコン、睡眠…5つの危険サイン

 心身ともに不調が表れる夏バテ。涼しくなるまでの辛抱……と我慢してしまいがちだが、放置したがため、命に関わる大病を患うこともある。そんな“キラー夏バテ”のメカニズムとは!?

◆夏バテで自律神経に異常が発生。脳卒中や心筋梗塞の危険が増大

 連日猛暑が続いている今夏。すでにすっかり夏バテ気味という人も多いのではないだろうか? そんな夏バテも毎年のこととなれば「涼しくなれば大丈夫」と気楽に構えがちだが、たかが夏バテと侮ることなかれ。実際に熱中症と夏バテの合わせ技で倒れてしまい、死にかけたという報告もある。休日のバイクツーリングが趣味だという生方大輔さん(仮名・42歳・映像制作)の例を見てみよう。

「友人と軽く酒を飲んでいたら、店を出た途端に倒れてしまったんです。声をかけられても、返事することすらできませんでした。救急車を呼んでもらい、精密検査をすると、結果は軽度の脳卒中。普段は内勤なのでほとんど日光に当たらないのですが、その日は昼間バイクに乗っていたんです。いつの間にかダメージが蓄積していて、そこに酒が加わって倒れました」

 営業の外回りなど、長時間日に当たることが多いサラリーマンにとっては他人事ではない話だ。軽い疲れだからと放置しておくと、手遅れにもなりかねない。

 東京疲労・睡眠クリニック院長の梶本修身氏は、「夏バテを放っておくと、心筋梗塞や脳卒中、突然死などのリスクを高めることになりかねません」と説明する。そのメカニズムは次のとおりだ。

「夏バテは医学的に定義づけされているものではありませんが、一般的には夏場に疲労が蓄積した状態。暑さ、寒暖差、紫外線が原因で自律神経が正常に働かなくなる状態が夏バテです」

◆自律神経の機能低下が夏バテを引き起こす

 自律神経は体温や血圧のコントロールから心肺機能、消化機能まで体のあらゆる働きを司るいわば司令塔。夏になるとその自律神経が働きすぎて疲れてしまい、体の怠さ・食欲の減退などの夏バテ症状が出るというわけだ。

「現代社会は寒いぐらいにエアコンの効いた室内と、35℃以上の屋外を盛んに出入りするなど、自然界では考えられない状態が多く、人の体はこうした状況に対応するようにできていない。過酷な状況に自律神経が疲れてしまうんです」

 自律神経の機能低下はヤル気の減退も引き起こすが、これも実は危険な徴候なんだとか。

「意欲が高まると活発に活動してしまい、結果として自律神経を酷使する。それを避けるために意欲が減退する仕組みです。実際には意欲減退の前に“飽きやすい”という症状が出る。飽きは疲れのファーストサイン。好きなことにも集中できなくなったら夏バテの兆候だと思うべきでしょうね」

 ただ、ヤル気の減退程度で済めばまだマシ。夏バテ状態を解消せずに放っておけば、より悲惨な状況も招きかねない。

「自律神経で対処できなくなると、体は内分泌系の機能に頼ります。するとステロイドホルモンを分泌するんですが、これがくせもので糖尿病リスクを高めてしまう。放置すると生活習慣病のリスクも高まりますし、脳卒中や心筋梗塞の可能性も高くなってしまいます」

 大病にもつながりかねない夏バテだが、梶本氏はこの季節に急増する熱中症も「自律神経の不調が原因のひとつ」と語る。昨年の5~9月、熱中症で救急搬送された人数は5万2984人。この数字は一昨年と比べると2572人増えている。さらに、熱中症=高齢者というイメージもあるが、18歳以上65歳未満の成人も約35.6%とかなり多い。熱中症に詳しい横浜国立大学の田中英登教授は、「働き盛りだからと安心していては非常に危ない」と語る。

「ひとくちに熱中症と言っても、原因や症状で熱失神、熱けいれん、熱疲労、熱射病の4つに分類されます。熱失神は一過性の血圧低下、熱けいれんは塩分不足、熱疲労は高体温や水分不足が原因。これらが組み合わさって熱射病になれば、命の危険もあります。軽い熱中症でも夏バテと組み合わさると危険な状況になることもあるので、この季節は特に注意すべきですね」

◆現役世代でも高い熱中症や夏バテのリスク

 蓄積された夏バテと熱中症、そして酒の組み合わせで死の淵に……。前出の生方さんなどは“キラー夏バテ”を地でいく例だが、こうした症状を防ぐためにはどうすればいいのだろうか?

「熱中症で言えば、体への熱負荷がポイント。日射が非常に強い屋外はもちろん、閉め切った屋内でエアコンを使っていない状況でも起きやすい。気温だけでなく湿度も重要で、湿度が10%高くなれば気温2℃上昇と同じ程度の熱負荷がかかります」(前出・田中氏)

 となれば、当然有効なのはエアコンだ。いまだに「エアコンをつけて寝るのはNG」という風潮もあるが、前出の梶本氏は「100%間違い」と断言する。

「エアコンをつけずに寝て夜中に暑さで寝汗をかいて目が覚める。これは最悪です。本来、睡眠を取ることで自律神経を休めますが、寝汗をかくということは自律神経が全然休めていない。自律神経の機能が回復せず、夏バテの症状を加速させてしまうんです」

 しかし、そんな便利なエアコンも使い方を誤るとリスクも生まれる。田中氏は次のように話す。

「冷えすぎはやはりよくないですし、気流を直接肌に浴び続けると脱水症状になる可能性も。お酒を飲んだ夜などは特に危険です。扇風機などで間接気流をつくり、エアコンが苦手な人はタイマーも活用を。また、冷感スプレーは体温を下げずに涼しさを感じさせてくれますが、外出前に使うと体温調整機能を失い非常に危険。使用は外から戻ったときにしましょう」

 また、トレーニングをして体力づくりをするのも夏バテ対策には有効。ジムやサウナなどで汗をかきやすい体質にすることが自律神経の働きにも効果的なのだ。

「ただ、オーバーワークには注意してください。翌日にも疲れが残るようだとそれはやりすぎ。ヤル気の減退などは体からの“休め”というサインですから、夏バテを感じたら素直に休むことが一番効果的なんです」(梶本氏)

 夏は仕事だけでなく休日も活動的という人は多い。だが、疲れを押しての活動は夏バテの加速につながる。梶本氏は「自律神経の機能は年齢とともに低下し、40代は10代の半分以下」と話す。

 若い頃と同じ感覚で夏をエンジョイしていては自律神経の疲れが抜けず、“キラー夏バテ”のリスクが増してしまうというわけだ。

《キラー夏バテの危険サイン!》

1 ヤル気が出ず、飽きっぽくなる
 普段好きなゲームで遊んでも、なぜかすぐに飽きてしまう……。そんな“飽きやすさ”は疲労、そして夏バテの兆候のひとつ。何をする気も起きなくなれば、いよいよ本格的な夏バテだ。早めに休養を

2 寝汗が止まらず、暑さで目が覚める
 睡眠中は自律神経を休ませる貴重な時間。にもかかわらず、暑くて寝汗をかいていては休むどころか自律神経は活発に活動中だ。自律神経が睡眠によって休んで回復しなければ、夏バテは加速する一方

3 寝つくためにお酒を飲んでしまう
 アルコールは自律神経を麻痺させる効果を持つ。一時的には眠くなるが、分解されるとむしろ目覚めやすくなり、熟睡ができないどころかかえって疲れが溜まるだけになるので夏の寝酒は避けるべし

4 エアコンの風を肌に当ててしまう
 冷気を肌に直接当てると低体温の原因に。さらに脱水症状も招きかねない。エアコンを付けて寝る際は、風が直接肌に当たらないように気をつけて、室内に風が回るように配慮する工夫が必要だ

5 外出する前に冷感スプレーを使う
冷感スプレーでは実際の体温は下がらない。暑い屋外への外出前に使うと“体温は上がるが体感温度は低いので体の体温調整機能が働かない”という事態を招き、熱中症のリスクを高めてしまう

【梶本修身氏】
大阪市立大学医学部疲労医学講座特任教授、東京疲労・睡眠クリニック院長。『すべての疲労は脳が原因』(集英社新書)など著書多数。メディアでも活躍中

【田中英登氏】
横浜国立大学教育学部教授。体温調節機構や熱中症予防などの専門家。主な著書に『知って防ごう熱中症』(少年写真新聞社)、『熱中症』(汐文社)など

― 死を招く[キラー夏バテ]の正体 ―

毎年梅雨の時期は「うっとうしいですね」いわれます
とりわけ今年の場合梅雨の終わりに未曽有の豪雨に見舞われ
雨降りはもうゴメンと心底感じました

しかし梅雨が明ければ猛暑が襲い掛かるのも毎年の倣い
どっちがいいかと聞かれても困るわけです

近畿地方は9日に梅雨明けしましたが
例年よりも多少早い目の梅雨明けとなりました
これが何を意味するかといえば暑い暑い夏の日が多くなるわけでして
梅雨明けから数日たてば案の定夏バテと思しき人が来られました

うっとうしいとはいえ梅雨の日の気温はそんなにも高くはありません
それがいっきに35℃前後まで上がるわけですから
体温調節もままなりません

毎年この時期には同じことを申し上げているのですが
こういうところから自律神経が正常に働かなくなり
内臓の動きがおかしい、気分もすぐれない、体がだるい
暑いのに足が冷えるなど様々な症状を訴えて来られるわけです

エアコンなどの冷房器具も使い方によって
強い味方にもなれば、強敵にもなるのです
「鉄人28号」といってお判りになる方はそこそこのお年です

同じようにこの暑い時期に運動すれば
熱中症になるかもしれませんが
運動を全くせず汗をかく習慣がない人も
いろいろ不具合が起きやすくなるのも事実

ALL OR NOTHINGではなく
食事も運動も冷房も「適度」なものでなければなりません

梅雨が早く明けた分だけ長丁場になるかもしれません
意外と自分の身体をコントロールするのは難しいですが
この記事に書かれたことを参考になさってうまく乗り切っていただきたいです

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