2020/02/18

ヒートショック

先日、野村克也氏が亡くなられましたが

その原因がヒートショックではないかといわれています

3年前に叔母が急死したときは

12月では初めてという20℃を記録した日でした

やはり入浴中に亡くなりました

 

暖房の入った部屋が20℃前後とすれは

浴室は10℃を少し超えるくらい

そして40℃のお湯につかったら

それぞれの温度差はすごいものです

 

暖かいところでは血管も血圧も穏やかな状態でいられますが

寒いところに行くと血管は収縮し血圧も急上昇

そして暑いお湯につかれば急激に血管は拡張し血圧も下がります

最後に寒い脱衣所でまた血管は収縮し血圧が上がります

この状態を想像すれば命にかかわるのもうなずけます

 

一日の気温差が10℃前後になれば腰痛館は途端に忙しくなることはいつも申し上げていますが

一日という緩やかな変化でさえ身体に大きく影響するのに

入浴という30分前後のわずかな時間に数十度の急激な変化が命取りになるのも当然のことかもしれません

 

私にも86歳の父親がいますが

入浴の準備の際には浴室の戸を開けてするようにしています

少しでも温度変化を減らすための工夫をしています

もちろん私だって若くはありませんので

そういうところにはできる限り気を使っています

 

風呂場だけではありません

冬場のトイレも温度差がけっこうあります

人はそこそこの環境でも慣れてしまえばわりあい平気なんですが

さほど過酷でもない環境下でも変化にはもろいものです

ちょっとした気遣いで命が助かるならば

気を付ける習慣を身につける方が賢明です

 

 

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2020/02/11

組み合わせ

オステオパシーを習い始めていくつかの技法を習得しました

それぞれの技法には効果についての理論があります

例えばカウンターストレインは筋紡錘という固有受容器に作用し

筋肉を収縮させている信号を解除することで筋肉を弛緩させます

マッスルエナジーテクニックでは罹患筋を等尺性収縮をすることで

腱紡錘という固有受容器に作用し筋弛緩したり

拮抗筋を等尺性収縮させることで相反抑制を起こし罹患筋を弛緩させるわけです

 

ちょっと専門的なお話で難しいでしょうが

要するにそれぞれの技にはちゃんとした科学的な理屈があって効果が出るというわけです

教わっているときはこれらの技を使えば何でもできるくらいに思ってましたが

世の中そんなに甘くはありません

実際に開業して自分で使ってみたら

上手く結果が出せるときもありましたが

大した効き目もなくガッカリすることも多々ありました

 

ここまでは整体師あるあるみたいなお話なんですが

問題は理論的には完璧なはずなんですが

どうして効果が出ないのかということ

一緒に勉強してた中には技法そのものに問題があると考え

また他所で別の技法を習得される方もいました

 

人それぞれいろんな考え方がありますので

それが悪いわけでもありませんし

私自身もいろんな技法を勉強しましたが

結局これさえやれば上手くいくという技法には巡り会うことはありませんでした

 

長い年月を経て私が感じた結論みたいなものは

筋拘縮ひとつでも一つの悪い現象だけで成立しているとは限らず

複数の悪い状況が相互に関連している場合も多く

一つの作用機序をもってすべての問題解決をしようとするから

思ったような効果が出ないんだと考えるようになりました

 

整体には関係ない話ではありますが

骨折した場合でもぶつけた部位の筋肉も挫傷しているでしょうし

皮膚も傷ついているのがフツウです

前十字靭帯損傷でも半月板もやられているケースも多いと聞きます

 

こんな感じで身体に何らかの異変が起きるとき

ひとつの部位やひとつの組織だけを見ていると

全体の機能の問題を捉えきれないというのが私の考え方です

実際に施術するときはそういった考え方を前提にすれば

臨機応変さも養われるように思います

 

 

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2020/02/07

それよりも

WHO「マスクは予防にならない」「パンデミックでなく『インフォデミック』」 新型肺炎

 世界保健機関(WHO)の担当者は4日、新型コロナウイルスについて、「必ずしもマスク着用は感染予防にはならない」と述べた。手洗いの方が効果的だという。一方、ウイルスに感染した人は、流行を広げないためにマスクをすべきだと指摘した。

 記者会見したWHOのグローバル危機準備担当局長シルビー・ブリアン医師は、新型コロナウイルスを巡っては、警戒レベルが最高度の世界的大流行を意味する「パンデミック」ではなく、根拠のない情報が大量に拡散する「インフォデミック」が起きていると指摘。WHOは科学的に根拠のある情報を発信し、運航中止が相次ぐ中国便の再開などを働きかけていくと述べた。

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今のご時世マスクが手に入らないそうです

買い占めて転売してる輩がいるそうです

世間をにぎわしているコロナウィルスやインフルエンザの予防目的で

マスクが有効だと思ってらっしゃる方が多いようですね

 

効果が全くないとは言い切れませんが

ウィルスのサイズからすると通常のマスクでは目が大きいので

ザルで水をすくうようなもの

肉眼ではわからないのでマスクで防げそうな気もしますが

むしろ口や鼻の穴よりも面積が広いマスクにウィルスがつく可能性を考えたら

ひょっとしたら逆効果ではないかと想像します

 

ニュースなどを見ていても手洗い・うがいの励行は言ってても

マスクで予防できるなんて言ってるのは聞いたことがありません

仮に言ってても専門家ではなかったりします

 

それなのに10年ほど前の新型インフルエンザのときに

マスクをする人が増えて以来

都市伝説のようにマスクに予防効果があると思っている人が増えてきました

 

この時期はコロナウィルスだけではなく

インフルエンザや風邪のウィルスもきになるところ

私としては睡眠不足が免疫力低下の原因だと考えていますので

できるだけ睡眠時間は取るようにしています

昼寝もよくしています

 

それと身体が冷えていると感染しやすいですから

朝のうちに運動をしていったん体温を上げるように心がけています

多分その方がマスクをしているよりも予防効果は高いと思うのですが

門外漢ではありますが私なりに考えて気を使っています

 

 

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2020/02/04

腰痛は一日にしてならず

先週はやたらと腰痛の方が多くて

この時期では異例のことでした

1月では初めて19℃を超えるなどほとんど春のような気候に

身体が驚いたというのが一番の原因だと考えておりますが

意外と本当に寒いときよりも春先や秋口の方が腰痛を訴える人が増えてきます

 

それも昨日まで全く痛くなかったのに

急に痛み出したと訴える方が大半です

実際にこういった腰痛は思い当たるような原因もなく

訳が分からないうちになるのがフツウです

 

むしろスポーツ選手がハードな練習で疲れがたまり

腰痛になるというのはウチに関しては稀なこと

ほとんどの人は何もしていないのに腰が痛くなったというパターンです

 

でも私が考えるのは痛みは突然に現れるものですが

痛くなってもおかしくない状態になるのはけっこう日にちがかかると思っています

そういう人の場合火薬をいっぱい抱えて生活していて

たまたまあるタイミングで引火したぐらいのイメージです

人によっては10年以上かけてそういう身体になってしまい

大したきっかけもなくすごく痛くなるというパターンが多いと感じています

 

仮に老化現象や運動不足が原因だとしたら

1日や2日で老化するはずもなく

1か月や2か月で運動不足になるというのも考えづらいのです

身体が弱っていった程度に応じて痛みが出るならわかりやすいでしょうが

あるまとまった単位まで行って初めて症状がでるのがフツウです

 

逆に言うと痛みが出ていない段階で

いち早く異変に気付き何らかの方法をとって

老化や運動不足の状態を回避できるなら

痛い目に合わなくて済むという理屈になります

 

問題はなかなか痛みもない状態で異変に気付くというのも至難の業

だからこそ普段から運動をしておけば

その動きの中でおかしいところに気づくこともあります

毎日ラジオ体操をしていていつもより身体が動きづらいとか

歩いていて引っかかる筋肉があるとか気づけばわりとわかりやすいですし

そもそも運動をしていると悪い状態も解消しやすいんですけどね

 

 

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2020/01/30

正座

正座という座り方は所作の日本文化といえるかもしれません

近年畳の部屋が少なくなり

生活上で正座をする機会は稀になりましたが

茶道や華道あるいは武道には正座がつきものです

 

私自身長時間正座をする機会は法事の時くらいになりましたので

むかしのように長い時間はできなくなっているでしょう

もっとも20代のころでも法事で正座していると

足がしびれてお焼香の時立つことができず顔からこけてしまった経験がありますので

もとより長い時間はできないのでしょう

聞けば僧侶でも足はしびれるそうで

わからないように足を動かしているそうです

 

それにしても膝関節の動きは不思議なもので

単なる蝶番関節の動きでではなく

大腿骨が脛骨の上をすべるように動く独特のものです

Img017

(画像:標準整形外科学より)

膝を曲げるとき120度を超えると脛骨は大腿骨に対し少し内旋をします

だから正座をしたとき両足の指先が重なるようになるわけです

 

いつも膝の動きを考えていると

そのメカニクスの複雑さに驚かされてしまいます

まだまだ膝の動きには謎もあるそうで

いつも興味をそそられる関節なんです

 

 

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2020/01/28

野生の証明

もうずっと前からの習慣なんですが

一日に何度も昼寝をします

寝るといっても5分から10分程度の短い時間です

けっこうこの短い睡眠で疲れが取れてしまいます

以前読んだ本で疲労のほとんどが脳の疲労であって

とりわけ目の疲れが多いんだとか

その疲労を取るのには短時間目を閉じているだけでも

疲労が取れてしまうことが書いてありました

 

実際に5分寝てみると頭がすっきりリフレッシュ

集中力も戻りますし体調も万全

逆に1時間とか寝てしまうと身体まで睡眠モードにはいるので

起きた時に寝起きのけだるさが残ります

逆に脳だけ休ませた方がスッキリ感があります

 

野生の動物はまとまった時間睡眠をとることはしません

野生で長時間寝ていると天敵に捕食されるからです

だから彼らはいつでも寝ているように見えて

いざ身の危険を感じるとパッと目覚めて危険に備えます

 

実は人間でも赤ちゃんは野生の状態に近いといえます

私の場合短時間の昼寝を4~6回するのですが

その分野性に近づいているかもしれません

ただし夜もしっかりと寝てます

 

 

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2020/01/27

つまづきは腰痛の前触れ

高齢者になるとよくつまづいたりするというお話を聞きます

多くの方はそそっかしいからという思い違いをなさっておられるようですが

私にとってつまづきは腰痛の前触れという感じで見ております

 

そもそもつまづくというのは段差があり

眼で確認すると無意識のうちに

脳が段差を避けるために段差の高さ以上に足を上げようと命令を下します

例えば10㎝の段差を確認したら脳は12㎝なり13㎝なり

足を上げて段差を回避します

こんなことを考えることなく無意識にこなしてしまうのは脳のスゴイところですが

肝心の命令を受けた筋肉が足を上げる能力が低下してしまい

12㎝上げないといけないところを

9㎝しか上げることしかできないと

足は段差に引っ掛かりつまづくわけです

 

Img016

(画像:動きの解剖学Ⅰ)

足を上げるための筋肉も何種類かあるのですが

メインで働くのは腸腰筋です

その中でも図に示した大腰筋は強い力で足を持ち上げてくれるのですが

老化とともに弱体化してしまうと

筋肉そのものも委縮してしまいその力も減少します

そういうときに12㎝足を上げたつもりでも

実際には9㎝しか上がらないという現象になります

 

ここで問題なのは大腰筋が筋拘縮を起こして委縮すると

付着している腰椎の間も狭くなってしまうのです

次第に腰椎同士が圧迫を受けているうちに

神経圧迫を起こすこともありますし

ヘルニアになってしまうこともあり

様々な種類の腰痛の引き金になりかねないという点です

 

だから私はよくつまづくようになるといずれ腰痛になるだろうと予測するのです

軽い腰痛ならまだかわいい方ですが

近年話題になっているのは転倒死です

つまり転んで死ぬ人が増加しているということ

その数は交通事故死をはるかに上回っているのが現実です

現実的に小学生が走っていて転んでなくなるなんて想像もできません

つまり転倒死のほとんどが高齢者

だからつまづいてこけるのは命にかかわることも少なくないということです

 

だからうっかりつまづいてというのも

もうちょっとしっかり考えた方がいいと思います

 

 

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2020/01/21

代償動作

だんだん年を取っていくと腕が上がりづらくなります

そのまま五十肩になってしまう人もけっこういらっしゃるでしょう

ところが当の本人は腕が上がりづらくなっていることに気づかず

痛みが出だして初めてその状態に気づくことがあります

 

実際の生活において腕をいっぱいいっぱい上げるような動作もなく

高いところの物を取るときでもそんなに思いっきり腕を上げる必要はありません

私が「腕が耳につくまで上がりますか?」と聞いてみたら

腕を上げて足りない分は耳を腕に近づける方もいます

 

こういうのを代償動作と呼びますが

腕が上がらない場合目的を果たすために

首を曲げ耳を近づけることで目的を達成させようとします

この場合本人は首を曲げているという認識がないため

腕だけを動かしているつもりになっています

 

いつも右手を上げて次に左手を上げて

最後に両手を上げてもらうと当然耳につかないわけですから

アレ?ってなってしまいます

 

腕を高く上げるだけのときは上がらない分だけ

身体を側屈させて肩の角度を変えてしまうのがフツウです

 

私にとってこういった代償動作は関節可動域減少のヒントになります

どこかが動かないときの代わりとして動くわけですから

そこからどの部位に問題があるかを割り出すのはさほど難しい作業ではありません

 

高齢者によくみられるのは腸腰筋が筋力低下している場合

股関節の屈曲を大腿直筋に頼ってしまうケースもあります

こういったときは腸腰筋が委縮しているので

腰痛を発症こともよくあります

 

歩き方を見ていても膝を上げる力が低下しているので

歩幅も狭く見るからに不安定そうな歩き方になりますので

来院されて1~2歩歩かれただけでだいたい読めてしまいます

 

変な動きをされるときはたいてい代償運動がありますので

そういった動きを見逃さないことが大切です

 

 

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2020/01/15

仙腸関節 半関節か滑膜性関節か?

Img015

 

一般的に骨盤と呼ばれているのは中央にある仙骨とそれを取り巻くようにある寛骨から成り立ちます

ざっくりした説明ではありますが問題は仙骨と寛骨の付着部である仙腸関節

これがどういう種類の関節であるかはむかしから議論の的でした

 

ずっと昔は全く動かない不動関節だといわれていました

ところがわずか数ミリ動くことから半関節であるといわれるようになりました

私がこの世界に入って解剖生理学を習ったときは半関節だと教わったものです

半関節とは可動性の少ない関節で線維軟骨で結合したものを言います

 

ところが最近では滑膜や関節腔をもつ滑膜性関節であるというのが有力なんだそうです

仙腸関節の接地面をそれぞれ腸骨耳上面と仙骨耳上面と呼ぶのですが

その関節面には緻密性結合組織が形成されていることから滑膜性関節だと考えられるようになったわけなんですが

現実問題として仙腸関節には個人差が強く

また左右でも違いがあったりするもんだから

なかなか決めつけにくいところがあったそうです

そのうえ高齢者になれば退行性変性も起こり

どっちとも言い難いケースが多く存在したようです

 

最近になって感じるのは身体のことを勉強したつもりでいても

時がたてば通説もひっくり返り違う見解に変わってしまうことの多さです

それだけ医学の発達があるのと同時に

人の身体にはまだまだ知られざることがたくさんあるということなんでしょう

 

 

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2019/12/26

屈曲型腰痛と伸展型腰痛

腰痛にも動作のタイプによって痛みが出たり出なかったりします

身体を曲げた時に痛む屈曲型腰痛と

身体を反らした時に痛む屈曲型腰痛とに分かれます

 

屈曲型腰痛はハムストリング・大殿筋・多裂筋・腹横筋などが

拘縮したり弱体化したときに起こりやすくなります

身体の硬い人で前屈があまりできない人は

ハムストリングが硬く骨盤を引っ張ってしまいますので

脊柱起立筋などにも影響し曲げづらくなります

こういった人は将来的に屈曲型腰痛になるリスクが高くなりますので要注意

普段からストレッチをすることで柔軟性を取り戻されることをお勧めします

 

また伸展型腰痛は腸腰筋や大腿筋膜張筋が硬い人に多く出る腰痛です

こういう人も同じくストレッチが予防策として一番いいのですが

腸腰筋や大腿四頭筋などのストレッチが必要です

 

分類上はこういった二つのタイプに分かれますが

現実問題として伸展型と屈曲型の両方の腰痛を訴えられる方が多くて

きれいに分類されどちらかに当てはまるという人の方が少ないかもしれません

一つだけ言えるのは身体が硬い人は腰痛になりやすいというのは間違いなさそうです

 

 

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