2019/05/22

体力要素とトレーニング

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月刊トレーニングジャーナル6月号

今月の特集は「体力要素とトレーニング」

むかしから「稽古場横綱」という言葉があります

稽古の時にはめっぽう強いが本番の取り組みになるとからっきしという力士を揶揄した言葉です

 

名前を挙げて申し訳ないですが

阪神タイガースに江越選手という外野手がいます

毎年キャンプ中は注目を浴びますが

シーズンに入ると期待にそぐわないプレーでガッカリさせるのが常です

私も彼の飛躍を毎年祈っている一人としていつの日にかレギュラーをつかみ取っていただきたいと思います

 

身体能力は抜群だけどプレーになるとそれが活用できないというのが問題点です

特集記事でも体力測定などで選手の能力を客観的に評価する重要な要素です

 

ところが試合でのパフォーマンスに直結するわけではないのが大きな問題点のようです。

そのギャップを埋めるための取り組みが紹介されています

 

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連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』

今月のテーマは「寝耳に水」

ここでいう水とは水害のことをいうのだと最近知りました

水害といえば東日本大震災の津波が記憶に残ります

先日も東北に行ってきましたが

それぞれに地域で現実的な問題を抱えて

一言で「復興」とかたづけられないように感じています

 

今後南海トラフの問題も抱え

今度は「想定外」という言葉ですまされないように思います

教訓を活かすためには私たちは何をしなければいけないのでしょう?

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2019/04/30

ザ・マスター・キー

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ザ・マスター・キー チャールズ・F・ハアネル

 

ジャンルでいえばスピリチュアル系になるんでしょうか?

使われるワードがそれっぽいのですが

私はフィロソフィーであると理解しました

短い文章で述べられていますので霊的な雰囲気が漂いますが

ここに書かれている内容でもっと踏み込んだ研究をされているのをいくつか見つけました

一冊の本にしてもいいような重要な事柄をわずか数行で表現してしまうので

宗教的なイメージもあるかもしれません

 

しかも驚くべきことにこの本が書かれたのは100年ほど前のこと

ネットで散見するいい言葉を集めたおまとめサイトとはわけが違います

結局100年たっても真実を追求すると同じところにたどり着くのでしょう

 

「宇宙精神」とか「自然の法則」などの単語がよく登場しますが

人間に都合のいい、あるいは宗教団体に都合のいいアヤシイ類のものではありません

宇宙も自然も人間のためにあるのではなく

あくまでも自然や宇宙のの中の存在として生きることが重要であると説きます

 

我々の仕事だって自然の法則の中で行われるわけですから

則を超えた考えでやっていると上手くいくはずがないと考えています

そういう根っこの部分を再認識させていただいたのは

自分の中ではありがたかったです

 

この本を読みだしたのが去年のこと

集中力のないときに流し読みするような本ではなかったので

少しずつかみしめるように読んでたら半年もかかりました

 

 

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2019/04/25

ツボがある本当の意味

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ツボがある本当の意味 栗原誠

 

問題提起や批判がないということは実に平穏なんですが

一方進化も成長も期待できずいずれは先細りするでしょう

歴史が古く伝統的なものになれば実績を盾に妄信する人も少なくありません

 

鍼灸はその歴史もさることながら科学的な解明が困難であり

エビデンスという点でスルーされがちな要素があります

 

本書は鍼灸師であり活法(武道整体)もなさる臨床家が

従来解明されていなかった経絡や経穴というものを

ご自身の仮説として様々な角度から再考察されたものです

 

ある意味異なる治療法からの論及は単なる批判と自分のやってらっしゃることの自慢が多いのですが

本書に限ってはそんな安っぽさは微塵もありません

むしろ鍼灸師としてしっかり古典も読み通しての考察は驚くばかり

さらに相当深い考察から出た仮説は説得力があります

経絡は後付けのオープンソースという大胆な仮説は

経絡重視の鍼灸師からは批判もあるかもしれません

 

私は門外漢ですのでここの理論が正しいのかどうかわかりませんが

鍼灸師の先生方が読まれたらさぞかし驚かれることでしょう

あるいは従来の考え方を信仰されている先生は一笑に付されるかもしれません

 

そして鍼灸であろうが他の治療法であろうが

一番大切なのは人の身体をどう読み解くかだと思います

その点に関しては筆者の身体観はとても参考になり

私も覚えておきたい項目がたくさんありました

 

敵を知り己を知れば百戦危うからずといいますが

筆者なりに身体のことを知り鍼治療のことをご存じだとお見受けしました

私が患者であればこういう術者のお世話になりたいものです

 

200ページ足らずの本でさほど情報量は多いとはいえませんが

書かれてある内容はすごく濃厚です

久しぶりに興奮しながら読みました

 

 

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2019/04/24

勝つための準備

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勝つための準備 エディ・ジョーンズ 持田昌典

スポーツにおいても仕事においても

だいたい勝つ人っていつも勝って

負ける人はいつも巻けてというパターンをよく見ます

 

実力の差といえばその通りなんでしょうが

実力伯仲したものでもそういった関係性ってあるものです

両者の間にどういう違いがあるのかといえば

勝ち方を知っているか否かの問題だろうと思います

 

本書はタイトルの通り「勝つための準備」として

何をすればいいのかが書かれています

 

筆者は2015年のラグビーワールドカップで日本代表を久しぶりの勝利に導いた監督エディー・ジョーンズ氏と

ゴールドマンサックスの日本法人社長の持田昌典氏

お二人の勝つためのコツが伝授されます

 

内容はネタバレしてはいけませんので控えますが

勝敗は戦う前の準備で決まっているようです

読んでみて納得できるのはやっぱり勝つ人って発想が他の人とは違います

むやみやたらに努力していてもそれは負けたときの言い訳にしかなりません

勝つ人は努力の量ではなく努力の質で勝負することが伝わってきます

 

私もいろんな局面で勝ったり負けたりしてきましたが

やっぱり勝ったときってそれなりに準備されていたことに気づきました

負けたときはここに書かれていたような準備ができていなかったわけで

そういうエッセンスが自分の中で明確なものにできたら

確立が上がりそうな気がします

 

 

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2019/04/19

若いアスリートへの配慮

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月刊トレーニングジャーナル5月号

 

今月の特集は「若いアスリートへの配慮」

 

私から見ると子供は元気で疲れ知らずという印象が強いのですが

それとは裏腹に身体は未成熟であって大人と同じことをさせるのが危険なこともあるそうです

自律神経も未発達で体温調節が上手くできず熱中症のリスクも多いということ

私らも子供のころ炎天下を走り回ったものですが

クラブなどで大人が指示すると危険な状態に陥っても

自らの判断で中止することはできず不慮の事態を招くことも少なくないようです

私自身の認識もかなり間違っていたことに気づきました

元気さと同居する脆さも知るべきでしょう

 

英才教育といえば聞こえがいいですが

子供に無茶な練習をさせてケガをさせる大人も後を絶ちません

今読んでいる他の本にもありましたが

練習はむやみやたらと時間だけ長くすると質の低下を招き

質の悪い運動プログラムを身体に染み込ませるようなもの

 

年齢に合った育成は本当に優れたアスリートを生み出すために不可欠です

楽しませることもスポーツにとっては大事なことというのを忘れてはなりません

 

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連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』

今月のテーマは「天狗になる」

力がつけばつくほど慢心しやすいのが人間の弱さ

でも自信をつけて心を強くもたないと勝つことはできません

自信と慢心は紙一重かもしれません

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2019/04/15

人間音痴

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人間音痴 和田秀樹

人の世は生きづらいものです

いろいろな考えの人がいて良かれと思っていても悪く取られることもしばしば

それでも社会生活を営むには人付き合いを円滑にしなければなりません

 

サブタイトルが「なぜか他人の気持ちを逆なでする人への処方箋」とあります

本人には悪意がなくても周囲をムカつかせる人ってたまにいます

私だってときとしてそういうことをやらかします

まあ、私の場合悪意もしっかり認識しているので

自分自身で納得してはおりますが…

 

本書でキーワードとなるのは「シゾフレ人間」と「メランコ人間」という言葉

前者が主体性がなく周りに振り回されやすい人間で

後者が自己愛が強く自己チューみたいな人間ってところでしょうか?

ステレオタイプ的な書き方にはなっていますが

あくまで原則論と捉えるならこれはこれでアリだと思いました

 

具体的な社会問題にまで切り込んだ内容なんですが

いじめ、ストーカー、日本人の文化に子育てまでなど

それぞれの展開の中で鋭い解説に惹きつけられます

 

問題提起のみならず筆者の提示する解決策もなるほどと思いました

精神科の医師ならではの心理の処方箋です

 

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2019/04/05

ジョーンズ骨折

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月刊スポーツメディスン209

今月の特集は「ジョーンズ骨折」

骨折に関しては門外漢なもんで「ジョーンズ骨折」というのも聞き初め
なんでもサッカーやバスケットボールやラグビーなどの
素早い動きをする競技に多い第5中足骨疲労骨折のことをいうそうです

前に走るだけではなく急に止まったり方向を変えたりするときに
第5中足骨に負担がかかり疲労が蓄積して起こる骨折なんだそうです

一瞬に強い力が加わる骨折とは違い
難治性の骨折でなかなか治りにくく再発も多いそうです
アジア人に多く見られるそうで
前十字靭帯の障害と比較しても同じぐらいの件数なんだとか

それだけ頻度の高い障害なので
様々な研究が進んでいるようです
人工芝の問題やスパイクのタイプなど
きめ細かなデータが紹介されています


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2019/04/02

医者には絶対書けない幸せな死に方

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東京オリンピックが終わってしばらくしたら私も還暦
確実に人生の折り返しをして
老後や最期の時が気にかかるお年頃
老いた両親もいますしけっこうこういう話題がリアルになってきました

 

タイトルの通り「医者には絶対書けない」お話しが満載
どういう死に方がよりベターなのか?
治すことが仕事の医者には「オススメの死に方」なんて言えるはずがありませんからね

 

単純に今の医療が悪いというお話しとも違い
現実的に病気で死ぬときどんな様子なのかを
かなりつっこんだところまで書かれています

 

ガン治療の実態と病院側の思惑など
本人の希望とは乖離した状態もしっかりと書かれています

 

世の中は年寄りの金を鵜の目鷹の目で狙っているようです
特殊詐欺ならずもまっとうな社会的信用のあるビジネスでも
年寄りの金は垂涎の的という現実

 

よほど自分自身でしっかりした意志を持ち
家族も納得してくれないと辛い老後になる可能性が高いようです

 

いささか驚いたのは各種自殺の仕方まで言及されていること
まあ、どの方法を選択しても自身が辛い目にあうか
他人に迷惑をかけるかのどちらかのようです
あまりいい死に方ではないというのははっきりしました

 

私も今くらいから終活を初めておいた方がいいかもしれません

 

 

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2019/03/28

触れることの科学

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この本を買ったのはまだ去年の夏の終わりごろでした
パラパラっと読んでみて「これは違う」と思いそのまま放置
決して本の内容が悪いというのではなく
調べたいことがあって買ったのに
目的とは全く違うことが延々と書かれてあったので
ついイラッときて読みもせず本棚行き
「知らんがな」と本に言われそうですが
半年以上たった今別にこちらの思惑もなく読んでみると
けっこう面白く読めました
一言でいうと皮膚のトリビアというところでしょうか?
一つのテーマに対する主張ではありませんが
皮膚に対する様々な研究であったり
マメ知識みたいなものが綴られています
帯にも「科学界随一のエンターテイナーがいざなう『触覚=皮膚感覚のワンダーランド』」とあります
まさにその通り二つ三つ覚えておいて
どこかでご披露すれば「へぇ~」がいくつもいただけそうな
そんな感じの構成となっています
但し書かれてあることは実に科学的
ボーっと読んでいたら難し過ぎてついていけません
あらためて「触る」ということのメカニズムや重要性に触れました

 

 

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2019/03/25

自己暗示

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私事で恐縮ですがむかしゴルフをしていたころ
池を見たら池へ、谷を見たら谷へ
意識すればするほどコース設計の罠にはまったものでした
けっこう自己暗示にかかりやすいタイプなのかもしれません
臨床現場にいればよくわかりますが
妙な思い込みで症状をさらに悪化させ
なかなか治るきっかけがつかめない人もいます
逆に作用機序がないにもかかわらず
治ってしまう場合もあります
世間ではプラシーボ効果なんていいますが
ああいうのも自己暗示の力だと思います
心と身体の関係は不可分一体であることは間違いありませんが
心が身体に及ぼす効果は軽く見てはいけません
そういった興味でこの本を読んでみました
自己暗示のメカニズムを知ってみれば
なるほどと感じることばかり
人の行為は意思によって支配され
意識の通りに身体は動いてくれるものですが
実はそうではなく本人の意識とは別の潜在意識という無意識に刷り込まれた暗示が意志よりも強く行動の妨げになることがある
そういったメカニズムで自分の意志に反して逆の反応を見せるそうです
本文中にあった例としてわかりやすかったのは
幅30㎝長さ10mの細長い板があったとして
その板を地面に置けば容易に渡り切れるが
板を高さ数十メートルのところに設置すれば
渡るどころか足がすくんで一歩も進めないのが普通です
この時板の上を歩こうという意思はあっても
高いところに設置されたら落ちるという恐怖が
意思とは無関係に現れ本来簡単に渡れるはずが行動の邪魔をするということはよくあることです
このように無意識の芽生えた誤った想像は
意思に反比例して大きく膨らみ悪い結果が支配して行動に抑制がかかるということ
さらに膨らんだ正しくない想像は身体にも影響を及ぼし病気を引き起こすこともあるそうです
野球やゴルフでよくあるイップスも自己暗示の一つの形だと思います
クーエは無意識に巣食う正しくない想像を追い出し
正しい認識を植え付けるために自己暗示という方法を逆に利用し
快方に向かわせようと試みました
もちろん何でもそれで治るというものではなく
あくまでも補完というスタンスで医療のプラスアルファと考えておられるのはよかったです
たまに「何でもそれで治るよ」的なスタンスの方もおられますが
それはかえって信用を失います
そういうマユツバのメソッドではないのでホッとしました
私は専門家ではありませんのでクーエのメソッドを使ってカウンセリングみたいなことはできませんが
自己暗示のメカニズムを利用して間違った自己暗示を植え付けないような会話を心がけたいと思います
そういう視点でちょっと取り入れてみたくなりました
考えることも大事ではありますが
時として考えることが行動の指針になるどころか
行動を抑制することをあるのがわかったのは大きいです
思考と想像のあり方を考えさせられた一冊です


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