2026/02/12

あやうく一生懸命生きるところだった

81v9igdtofl_sl1500_

あやうく一生懸命生きるところだった ハ・ワン

「頑張る」という言葉はとても好きです

一生懸命に頑張る人も好きです

頑張ることでいろんな困難を乗り越えることもできます

 

ただ頑張るという状態は平常心とは少し距離のある心理状態であり

悪い言い方をすれば無理をしている状態でもあるわけです

だから永続的に「頑張る」のスイッチを押し続けると

どこかで心や身体が悲鳴を上げることもありうるわけです

 

筆者は韓国の人で1997年のIMF通貨危機を経験されました

当時の韓国経済は混乱を極め多くの方が自らの命を絶たれたという

地獄状態の国家や人々を見てこられたそうです

 

人には目標や希望があり

それを成し遂げるために一生懸命に頑張るのですが

皆が皆その夢がかなうというわけではありません

むしろ夢が破れるという結果の方が多いのは世の常

「想い」が強ければ強いほど人はがんじがらめになり

他の選択肢が見えなくなります

 

本書のタイトルは決して一生懸命に生きる人を揶揄したものではなく

一生懸命に生きる中でも多くの選択肢を持ち合わせる余裕を持つ必要性を説いた内容です

「こうでないといけない」という発想は生き方を狭くする恐れもあり

逃げ道を失うことの怖さを主張されます

 

肩の力を抜いた生き方も意外に悪くはなく

心に余裕がある分だけ成功に近づくかもしれません

 

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

| | コメント (0)

2026/02/11

アイデアの作り方

71kbqboz1il_sl1402_

アイデアの作り方 ジェームス・W・ヤング

「帯」にも書いてある通り60分で読める本です

実際には1時間かからず読めました

最近根気がなくなってきた私にはありがたい本

しかし本書のポイントを要約すると

「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」

という一言に帰結します

 

全くの「無」から新しいものを生み出すのが「アイデア」だと思われがちですが

意外にも現存するものを従来にない発想で組み合わせるというのが「アイデア」の本質というわけです

「温故知新」こそがアイデアを生み出す基本的な考え

なんなら既存のアイデアをパクってもいいくらいの意識がそこにあります

丸パクりはNGですが誰もが考えもしなかったものと組み合わせることで

ケミストリーを生み出すことがアイデアみたいな感じです

 

私が小学生のころ既存のチキンラーメンをカップに入れて販売したのが今もあるカップヌードル

新しいところでは携帯電話にパソコンの機能を搭載したのがスマホ

それぞれが革命的なアイデアで一世を風靡したのですが

それぞれ何もないところから生まれてきたわけではないことに着目すべきです

 

大阪の人間らしい考え方ですが

どこにでもあるような話を奇想天外な角度から展開することで

笑いを産むのが漫才という見方ができそうです

だからこそ突拍子もない発想をするために

むかしの芸人さんは「遊び」という要素を大切にされたのも納得がいきます

 

この100ページほどの本にはもう一つの要素があり

アイデアを生み出すプロセスも必読の部分です

①資料集め②資料に手を加える③孵化④アイデアの誕生⑤具体化して現実的に展開させる

この5つの段階が紹介されています

 

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

| | コメント (0)

2026/01/30

スタンフォード式 疲れない体

71b7kfpzfql_sl1186_

スタンフォード式 疲れない体 山田知生

こういうタイトルの本に手を出すことが

学歴コンプレックスを抱えているみたいで嫌なんですけど

筆者がスタンフォード大学でお勤めみたいなので

仕方のないところかもしれません

 

結論から言ってこの本は大当たり

疲労に関する本は前にも読みましたが

切り口が斬新で説得力があるので

現実的に実践できるところはありがたいです

 

まず呼吸法がベースになるのは本書の真骨頂

酸素が疲労回復に必要なのはいうまでもないことですが

それだけではなく「腹圧」に焦点をあてるのは

注目すべきポイントでしょう

腹圧を高めると姿勢もよくなり

理想的な身体操作もでき大きなメリットがあるみたいです

腰痛予防にもなりますし

様々な影響が記されています

 

それと睡眠についての言及もありますが

「当たり前やがな」と思われるかもしれませんが

具体的な方法論まで書かれているのでぜひ試したいところです

 

座り続けることの危険性について

Sitting kills you.

という一言はインパクト大

 

食事の重要性は当然の項目ですが

ごはんの三倍のお肉の牛丼という奇抜なアイデアは笑ってしまいました

 

昔は根性で疲れと戦っていましたが

「過労死」が問題となっている現代では

科学的なアプローチは必須

理論ばかりかと思いきや

意外と具体的な方法論が多く

専門家でなくても取り入れやすいのは本書の一番大きな強みだと思います

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

| | コメント (0)

2026/01/20

筋肉の科学2.0

71xaetvol3l_sl1252_

石井直方のさらに深い!筋肉の科学2.0

石井先生の文献で初めて見たのはバットを振るときに

どのような筋肉が使われてどういう動きを生じるかという内容でした

この仕事に就いてまだ知識もなかった時期ですから

大きな感銘を受けたのを覚えています

 

2022年の12月に出版された本書が

翌年、月刊スポーツメディスンで取り上げられ

いずれ買おうと思っていたのですが

2024年の夏に鬼籍に入られショックを受けました

筋肉をつけて癌を克服したというエピソードがありましたが

結局は癌でお亡くなりになられたのはツライところです

 

今頃になってようやく本書を手にしたのですが

やはり石井先生の解説は難しい内容を分かりやすくかみ砕いてくださるので理解しやすいです

本当に頭のいい人は難しいことを分かりやすい表現になおせるものだと思いました

それは知識の奥深さがなせる業であり

聞きかじりの情報をさも知ってますよって顔をして

ブログを書いている私だからわかることかもしれません

 

「筋肉の科学」は2冊とも読みましたが

何度読んでも正しいところに戻ってこられるという

そういった安心感があります

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

| | コメント (0)

2026/01/05

バトラー・神経系モビライゼ-ション

91n0d2be6bl_sl1500_

バトラー・神経系モビライゼ-ション デイヴィッド・バトラー

私の知る限りギョーカイでかなり話題になっている本であり考え方かもしれません

末梢神経を施術対象とする同業者も増えてきています

考えてみれば末梢神経は走行と作用する筋肉程度しか勉強しておらず

具体的な末梢神経の構造や性質なんかは勉強したことがないのが正直なところで

末梢神経がどのようなトラブルで本来の働きを阻害されるかなんて考えたこともありませんでした

 

本書は具体的な手技だけではなく

末梢神経がどのようなものであるかという総論部分もかなりのページを割いて解説されています

今更ながらに末梢神経の実態を見てそりゃ流行るよなと感じた次第です

ただ内容が難しすぎて一度読んだくらいでは次のページに進んでも忘れてしまうほど

 

10月から読み始めましたが

ペラペラとページをめくる程度の読み方でも

覚えなければいけないことが多く

正直ついていけてない感じが残りました

 

オステオパシー関連で類似の書籍がありました

本来はそっちを買うべきかもしれませんが

本書の評判がよかったのと

値段が倍以上するのでまずは本書を読んでからということでこちらを購入

具体的な技法はとりあえず置いといても

末梢神経の何たるかを先に覚えなければいけないと思いました

 

 

 

腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

 

| | コメント (0)

2026/01/02

園部式ひざ痛改善メソッド

71wcvhutghl_sl1200_

園部式ひざ痛改善メソッド 園部俊晴

何年か前から一番注目している徒手療法家の先生です

この方の書籍はほとんど持っていると思います

実は本書を買う前に「園部俊晴の臨床 膝関節」という

分厚い専門書を買って読んでいるのですが

とにかく解説が深いところまで及んでいるので

なかなか読み終わるまでに至りません

 

実はわざわざ同じ先生の同じテーマの本を買ったのかというと

本書は園部先生のYouTube動画のポイントを確認するのにちょうどいい情報量なので

動画を見た後に本書を見て再確認するという作業をしています

 

徒手療法の世界には様々なテクニックがあり

テクニックありきの情報も結構あります

しかし園部先生の立ち位置は

解剖生理学に基づく具体的な病理を明確にしたうえで

問題点を解決しようといった取り組みが特徴だと感じました

どこに何が起きているのかも不明確なところにテクニックを行使しても空振りになる確率が高いと思います

本書の場合「改善メソッド」というのは素人の方がおやりになってもいけそうなものが多く

テクニック至上主義ではないところが私の価値観に合致ました

 

園部先生だけではなくこの出版社の本は

全部読んでみたいというのが正直な気持ちです

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

| | コメント (0)

2025/12/15

出ない順 試験に出ない英単語

81qz6ld5dl_sl1500_

出ない順 試験に出ない英単語

まさかこの年になって英単語の本を買うとは思いませんでした

「試験にでない」という逆張りの英単語

Photo_20251212125101

論より証拠

サンプルのページを開いた瞬間

このバカバカしさに買ってしまいました

これでは確かに試験には使えないよなと確信しました

 

どの文を見てもくだらなさが詰まっています

これは電車の中で読むのは危険かもしれません

笑いが止まらず変なおじさん認定を受けてしまいそうです

まあ、こういうのを好むこと自体変なおじさんであることには疑いの余地はありません

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

| | コメント (0)

2025/12/10

月刊トレーニングジャーナル

Tj_20251208153801

月刊トレーニングジャーナル8月号

この雑誌の紹介をするのは1年ぶり以上になります

私も事情は分かりませんが刊行が滞っていますので

この8月号は2024年のものとなります

いつ発売になったのかはわかりませんが

とりあえずは無事?に出ていたようです

 

今回の特集は「選択肢と主体性」

ひと昔前は指導者の指導のもと課せられた練習をするのが当たり前でしたが

この頃では選手自身が必要なことを考え主体的に練習する時代に変わりつつあります

かといって選択肢が多すぎるのも何をしていいかが逆にわからず

一気にというのではなく選択肢の幅を広げて

自分自身で考えるという習慣と課題を見つけるための試みということのようです

 

ちょうど去年の夏に東大名誉教授の石井直方先生が癌でお亡くなりになられ

追悼記事も寄せられています

奇しくも今、石井先生の書籍を読んでいる最中なんですが

いったんは筋トレで癌を治したという猛者であり

筋肉の研究に関しては第一人者という存在でした

私が最も尊敬する学者の一人なんです

とても分かりやすい解説で先生のお人柄もうかがえます

 

 

久しぶりに月刊トレーニングジャーナルの紙面で見た

「身体言葉に学ぶ知恵」も177回目を迎えました

今も毎月寄稿はしてますので

実際は180回を超えていますので

機会があればお読みいただきたいと思います

今回のテーマは「ケガの功名」

誰もが病気やケガなく息災に過ごしたいと願いますが

なかなか思った通りにはいきません

しかしながら病気やケガから得られる教訓は少なくありません

健康に暮らすことが当たり前だと思っていると

いざというとき狼狽します

 

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

 

| | コメント (0)

2025/11/24

ストレスに負けない脳

20251122_124956424

ストレスに負けない脳 ブルース・マキューアン

現代人は多くのストレスを抱えているという人もいます

しかしながらそれぞれの時代において

何かしらのストレスはあるもの

戦争中にストレスがないはずもないし

戦国時代も同様だし

飢えに苦しんだ時代もあったでしょう

 

「ストレス」という言葉が現代生まれたので

なんとなくそう思い込んでいるのだと思います

 

高校生のころ生物の授業で「ホメオスタシス(恒常性)」というのを習いました

身体が内部環境を一定に保つ働きのことなんですが

外部環境は頻繁に変化します

一定の内部環境では変化についていけません

ストレスを受けるとそれと戦うか逃げるかをしないとやられてしまいま

いずれを選択してもいつも通りではいられません

興奮して血液の流れを早めたり

筋肉を緊張させておかないと

戦うことも逃げることも急にはできないからです

だからホメオスタシスとは逆の働きであるアロスタシスが作動します

アロスタシスの目的は変化に直面したとき

生体が安定状態を維持できるように困難な状況に対処するエネルギーを提供することにあります

 

こうやってストレスを浴びた時と落ち着いた時の

身体の機能を変化させバランスをとって生活しています

 

ところが今日問題となっているのは

日常的に過度なストレスにさらされ続けると

アロスタシスの状況が延々続くと

常にエネルギーを消耗するため疲弊してしまいます

 

本書はその状況を「アロスタティック負荷」と呼び

どのような変化が生じ

心と体に病気になることもあります

このことこそ大きな社会問題となっていますが

アロスタティック負荷の具体的な体に及ぼす機能

そして対策について書かれた本です

 

どこかのレビューで「分かりやすく書かれた本」とあったので

読んでみましたが、そこそこ難しいです

当然脳科学がテーマですから

私が理解していない専門用語も多く

なんとなくうっすら理解できた程度です

まあ、一つの知識として覚えておくって感じです

 

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

 

| | コメント (0)

2025/11/14

弱者の戦略

51ghq8ph1l_sy466_

弱者の戦略 稲垣栄洋

タイトルを見たらビジネス書か何かの指南書みたいに感じるかもしれませんが

本書は動植物の生き残り戦略のあれこれが書かれています

 

暴言になるかもしれませんが

私の見てきた限り「戦略」というフレーズが好きな人は

あまり強くない人のように思います

力量が高ければ「戦略」など考えずとも勝てるでしょうし

自分の弱さを知るからこそそれを補うための「戦略」

そう捉えれば「弱者の戦略」という本のタイトルは至極まっとうなものかもしれません

 

さて動植物の戦略はかなり奇想天外

それぞれの種がそれぞれ異なる戦略をたてています

目的は生き残ること

実際に生き残っている生物はそれだけで勝利者といえるでしょう

我々が強いとイメージしている雑草は

実は生存競争に弱く

だからこそ他の植物が育たないコンクリートの隙間みたいなところで育つという裏事情

誰もその地位を奪ってこようとはしない「負け犬」の優位性

動かないことで見つからないナマケモノの作戦

しかもエネルギーを消費しないから多くの餌を必要としない

さらに毒のある木の葉を食べるというニッチさ

 

人間が持つ価値観など吹き飛ぶ戦略は

本気で必死で生き残るためだけに練られた戦略の数々

格好の良さもプライドも欲も人間の弱さに思えるほどでした

 

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

| | コメント (0)

より以前の記事一覧