2018/12/06

腰痛治療を考える

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月刊スポーツメディスン206

今月の特集は「腰痛治療を考える──さまざまな疾患とその原因・治療・予防」

この特集に私が食いつかないわけがありません
「腰痛に関わる疾患の基礎知識」と言いながら
私にとっては初めて知ることもたくさんあります
医学の進化で細かい病態までわかってきたことがたくさんあるということなんでしょう

私が好きな渡曾先生のお話しも興味深いです
紹介されていた「正しい座り方」や源頼朝の座り方もさっそく試しています
それにしてもあらためて自分の股関節の硬さを思い知りました

そしていつも腰痛予防の体操として皆さんに紹介しているのは
最後に登場する金岡先生のメソッドなんですが
その金岡先生の新刊が出たそうです
これも読んでおかねば!

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2018/12/03

天気痛

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天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法 佐藤純


たいていの方は自分が抱える痛みに対し何らかの自己分析をされます
そして普段あまりやらないことをやってそれが原因だと考えるケースが多いようです
痛みのある状態ってその人にとって特別なことですから
何か特別変わったことをしたのが原因で痛みだしたって考えられるのは自然なことだと思います

ところが私がよく口にするのは「雨が降ったからですわ」
とか「気温が急に上がったからです」というようなこと

そんな考え方をするようになったのは
忙しいときとヒマなときとの差が激しいからです
ずっと忙しくて予約が取れない整体院であればそんな考えも浮かばなかったかもしれませんが
ウチのような中途半端な整体院ではその差が顕著なんです
それも忙しくなるのは決まって雨が降っている日とか
急に気温が変化したときとか
最高気温と最低気温の差が激しいときとか
一定の条件があることに気づきました

十数年間そんなことを感じ続けてきたのですが
明確な理由であるとかどういう機序でそうなるのかについてはあまり知らないのが正直なところ

で、先日偶然に見つけたのがこの本です
ヨーロッパでは気象と病気の因果関係を研究されているのは知ってましたが
日本にもそういうことを専門に研究されている医師がおられたことに感動しています
しかも著者の佐藤純先生は愛知医科大学で「天気痛外来」というのをされているから二度ビックリ

具体的な研究に関しては私もすごく興味があり
納得することばかりですが
佐藤先生の試みは天気痛に向かい合うのに
薬だけに頼らず患者の意識や考え方を正しい方向に導き
様々なアプローチをなさっておられる点に共感しました
もちろん投薬治療もされますが
薬さえ飲んでいれば治るというものではないとはっきりとおっしゃっています
金曜日にご紹介した「頭痛ーる」というスマホアプリもその一つ
スマホで痛みを取る時代になってきたのかと驚くばかりです

また痛みというものを客観的に評価するために
様々な角度からの尺度を採用することにより
痛みのメカニズムを分析したうえで問題解決に取り組んでおられます

久しぶりにワクワクしながら読むことができました
きっと何回も読み直すだろうと思いますよ

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2018/11/15

痛みに対して何ができるか

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月刊トレーニングジャーナル12月号

今月の特集は「痛みに対して何ができるか」
急性の痛みと慢性の痛みについてはある程度知っているつもりでしたが
ここまで明確な基準や実際に身体の中で何が起きているのかについては全く知りませんでした
知っているつもりで知らないことなんていくらでもありますが
ここでもひとつの新発見を得ました

慢性の腰痛に向精神薬を出すことがあるのは聞いていますが
その作用機序というか本当の意味については全くの誤解がありました

画像所見でまったく問題はないが実際に痛みがある場合
具体的にどういう可能性があるのかも必要な視点であり
そういうケースは少なくないので問題点の整理ができてありがたかったです

スポーツの現場において痛みを我慢するというのはよくあることです
それがいいとか悪いとかの単純な問題ではなく
具体的に何が起きていてどのケースでは運動を続けてもいいのか
そしてどのケースでは運動をしてはいけないかの見極めが大事であり
パフォーマンスがどの程度維持できるかも現実問題として重要です

試合に出たい、試合に出したい
利害の一致があったとしても肝心のパフォーマンスが低下しては
かえってチームの損失にもなるでしょうし
ケガの治りも遅くなり中途半端なことになることもあるようです
そういう見極めもトレーナーの腕の見せ所のようです

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連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』
今月のテーマは「目先が利く」

将来の予想と自分の希望をどこまで近づけることができるか
要領よく世の中を渡るのとは少し違います

一流プレイヤーの発想はフツウの人とは違います
人の意見を参考にしても必ず自分で考え行動する
そしてそれからまた考えるという自分なりのルールがおありのようです

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2018/11/12

基礎から学ぶスポーツセルフコンディショニング

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基礎から学ぶスポーツセルフコンディショニング 西村典子

いつもお世話になっている西村典子さんが書かれた本です

どんなに実力のあるプレイヤーでも
コンディションによっては力が発揮できないこともあります
そしてまた鍛えていく段階で厳しい練習・激しいトレーニングをするにおいて
やはりコンディションが整わなければ力をつけることが叶わないばかりか
ケガをして競技ができないことすら少なくありません

力をつけるにしても、実力を発揮するにしても
プレイヤーのコンディションは前提条件となるわけです
「いい練習」をするため「いいプレー」をするために
普段からやるべきことがこの一冊に集約されています

最初、読んで感じたのはこの本はかなり専門的な内容であり
最新の知見が満載であるということ
それなのに小学生でも理解できるのではないかと思うほど
わかりやすく丁寧に書かれていることに驚きました

どうも専門家って人種は難しいことを難しく言って
自己満足に浸るケースが少なくありませんが
長くトレーナーを続けてきた彼女は
決して専門家ではない学生の選手たちに自分の考えを伝えるという作業をずっとなさってきたわけであって
よりわかりやすく選手たちが納得して実践できるための伝え方を身に着けておられるようです

自分の書いた文章に自己陶酔して
読み手を置き去りにすることがちょくちょくある私なんかとは大違い
あくまでも選手に伝わることを一番に書かれた大人の文章だと感じました

選手が一番実力を発揮できないのがケガ
だからケガの予防に対しても多くのページが割かれています
具体的にどんなケガが起きて選手の体に何が起きるのか
場合によっては命にかかわる場合もあり
予防法・起こったときの対処法・ケガをしてから競技復帰までの道筋
必要なことはすべて書かれています

そしてコンディションを整えるために普段からどんなことをすべきか
注意点やトレーニング方法の詳細が記されています

トレーニングだけではありません
食事・栄養・疲労回復などありとあらゆる知識がこの一冊に詰まっています

いわばコンディション作りの教科書になる本だといえるでしょう

この本のいろんなところに登場するのは読売ジャイアンツの菅野智之選手
彼もまた西村さんのお世話になった選手の一人
他にもプロ野球界で彼女がかかわった選手は多数います

冒頭に菅野選手の考え方が紹介されていますが
「全力を出し切らない」とか世間一般の常識とはちょっと違った発想で
自分自身のコンディションを維持されています
「手を抜く」というのとは全く違います
一年間投げ続けてチームを優勝に導くために何が必要なのか?
それを自分で考えて自分の体に向き合う
決して人任せにするのではなく己自信を知るという点ではフツウの選手とは違う着眼点をお持ちのようです

以前ソフトバンクホークスの工藤監督の本を読みましたが
似たようなことが書かれていました

超一流プレイヤーが何を考えているかに触れられるのも本書の面白さであり
それを実際に行動に移すためにどうすればいいかがそれ以降に書かれているという構成になっています

多くの学生スポーツのアスリートは指導者の指導の下普段から頑張っておられます
それはそれでいいことなんですが
人の意見だけではなく自分の考えで何をどうすべきか決められるのも
一流アスリートになれるかどうかの分かれ道になってくるでしょう

高みを目指したい学生スポーツ選手には一度読んでいただきたい本です

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2018/11/08

天風先生座談

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天風先生座談 宇野千代

母親がまだしっかりしていたころ
けっこう本を読んでいました
いつも忙しくしていたのでいつ読んでいたのか見当もつきませんが
大きな本棚にはぎっしりと本が並んでいます
それでも母親の読んでいた本なんて私の好みとは違うだろうから気にも留めていませんでした

この間探し物をしていて本棚も開けてゴソゴソしていたら
この本を見つけました
まさか母親が中村天風を読んでいたとは驚きです

私も10年くらい前に中村天風師に心酔し
何冊か読んで自分もこんな生き方をしてみたいと思ったものです

明治時代から軍事スパイになり人斬り天風と呼ばれたこともあるこのお方
肺の病になり死にそうになっているところを
ヨガの行者に誘われインドで修行
悟りを開いて病気も治して帰国

その後天風哲学を世間に広め
政界・財界をはじめ多くの弟子を輩出
その弟子というのが各界の超大物ぞろい
本書を書かれた宇野千代さんも弟子のひとり

心身統一法を世間に広められたわけですが
そのために「積極的な生き方」をすべきだとというのが中心的なお話し
これはどの本を読んでもその一点に尽きると思います

何冊か本を読んでそうありたいと強く思い
十数年たったわけですが積極的な生き方をできているかといえばまだまだできていないのが現実
本を読むのは簡単なことですが実行するのはなかなかです

久しぶりに天風節に触れて
今で言えばビートたけしの毒ガスの利いた言い回しにそっくりだと思いました
べらんめい口調できついジョークはいつの時代も人を惹きつけるようです

今、母親は老人ホームで認知症も進み
会話もできない状態ですが
それでも毎日ニコニコして歌っているのをみれば
天風哲学を体現しているのではないかと思ってしまいます

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2018/11/01

肩甲骨の動きと働き

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月刊スポーツメディスン205

今月の特集は「肩甲骨の動きと働き」

9月に父親が脳梗塞になって以来
手の動きに注目していたんですが
どことなくギクシャクしていたので担当のPTにたずねてみると
片麻痺でよくあるのが肩甲骨を中心とした連結動作が難しくなってくるというお話を聞きました

自分でも多少は勉強していたつもりだったんですが
具体的なケースにおいては使えない知識であることがわかりました
それから多少勉強したんですが
やっぱりこの特集を読んでわけがわからないというのが正直なところでした

肩甲骨の動きは様々な筋肉のバランスで成り立っているということだけが実感として残った程度でした
肩甲骨の動きにおいて単純に作用する筋肉の活動だけだと思っていたら
拮抗筋の活動も同時に行われ肩甲骨自体の安定性を生み出すようです

だから単純に動作にかかわる筋肉だけを動かそうとするという発想ではいけないということ
それだけがうっすらと感じられたのがよかったのかもしれません

今回の特集は私にとって渡りに船だと思ったのですが
まだまだ舟をこぐ力はなかったようです

それでも先日読んだ川平法の意味も少しわかったような気がします

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2018/10/31

めざめよカラダ! “骨絡調整術"

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めざめよカラダ! “骨絡調整術"  平直行

アタックネットにブックレビューが掲載されました
こちらをご覧ください

言い方が適切ではないかもしれませんが
武道というのは相手の体を壊すという性格を内包します
それゆえに武道をする人間の考え方ひとつで
人を守るものにもなり、あるいは凶器となることもあります

そして長い歴史の中で身体というのもを熟知した上で
技なり型なりが構築されていきます
逆もまた真也
人の身体を壊すだけの力があれば
人の身体を治したり活かしたりすることも可能なわけです

私らの世界にも武道を軸とした整体というのが存在します
柔道整復も今では全く違った形になってはいますが
元々は柔道家が持つ技術や知識で身体の整復をするというものでした
相撲なんかでもそういった整復技術があると聞きます

武道の動きは力に頼ることなく実に効率的に身体操作を行います
本書における「骨絡調整術」も筋力に頼ることなく
骨格の元々の動きを再現して身体の問題を取り除くという趣旨のもの

私も筋トレを少しかじっていますが
なまじ筋力に頼ると骨格の持つバランスを忘れてしまうことが多く
非効率的な身体操作が習慣化し
骨格の動きが阻害されてしまい機能障害を起こすことがあります

元々は筋骨格系なわけですから両者を合理的な使い方をしてやることで
本来の体の動きを取り戻せるという内容です

武道の型というものは正しい身体の使い方という要素の集大成であると筆者は説きます
なるほど言われてみれば武道の動きには身体能力を極限まで使えるという秘密があったことに気づきました

いや、気づかなくてもそういうエッセンスは機能障害から解放するための鍵となるかもしれません
実際我々の現場では機能障害から器質的な障害に移行することもよくありますので
「手おくれ」みたいな状況もよくありすべてに通用しそうにはありませんが
ここに書かれていたことをヒントに身体操作をすることいで
いくらかは改善する方向に向かうことも試してみて納得できました

ちょっと面白そうなので取り入れてみると
具体的な方法も浮かんできそうです

Amazonのブックレビューを読んでみると評価が二分されます
それもそのはず本を読んだだけでそのまま真似しても
たぶんそんなに大きな効果が得られるとも思いません

ある程度の下地があってそこにこの理論を応用しないと
実際の効果は得られないと思います

実際に私がやってみてもスムーズには入れて効果が出たものと
あまり効果を感じられないものもありました
所詮は武道ですから知識だけではダメ
ある程度の熟練度がないと難しいでしょう

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2018/10/30

自傷・他害・パニックは防げますか?

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自傷・他害・パニックは防げますか? 二人称のアプローチで解決しよう! 
廣木道心・栗本啓司・榎本澄雄

私自身はそういう場面に遭遇したことはありませんが
施設の職員や親御さんから幾度となくそういうお話を聞きました
自閉っ子がパニックになる場面で攻撃性を持つ場合は厄介です
誰かが傷つく可能性があるわけですから切実な問題であることには疑いの余地はありません

本人もパニクって暴れるのにも理由や原因があり
力づくで制圧することが最善の方法ではないことが本書を読んで理解できます
それでも放置することで生じる結果は傷害そのものであるから何らかの手は打たないといけません

自閉っ子の本は今まで何種類か読んではきましたが
本書は画期的であり、関係者にとっては切実で重大な問題に対する福音となるべき一冊だと思います

ご縁があり著者のお一人廣木道心さんとは7月に出会い
少しだけお話を伺うことができました
廣木さんは武道家でいらっしゃいますが
自ら考案された「護道」とは読んで字のごとく護るための武道
決して勝つことを目的とするのではなく引き分けることを目的とするそうです

パニックになり襲い掛かる自閉っ子を傷つけることなく
そして自らも傷つくことなく
理想をパニック状態から落ち着てもらうこととします

こういうケースでは勝者は必要ないというわけです
今まで具体的に対処する方法がないため
無視するとか放置するとかというムリのある方法論を説かれる方もいましたが
上手く治め誰も傷つかなくていいならそれが最上の方法だと言わざるを得ません
その内容はぜひ本をお読みいただいて習得していただきたいと思います

本書はお三方の共著という形式になっておりますが
それぞれ異なる視点からこういう問題に向き合えるのは
問題を一元化しがちな傾向を変え
多角的な視野で検討している点で興味深いと言えます
学者先生のお話しではなく現場に携わる人たちのお話しですからすごく説得力を感じます

本文中栗本さんが「発達凸凹の人は遅筋があまり育っていない」というお話をされていますが
このくだりは私も同じことを以前から考えていました
但し発達凸凹の方だけではなく
いわゆる体制機能障害がある人のほとんどが遅筋が使えない
あるいは筋力低下、筋拘縮があると見ています

私のいい方に変えますと速筋・遅筋ではなく
姿勢筋と相動筋といういい方になるのですが
元々遅筋は姿勢維持を目的とする筋肉に多く
動かせるための筋肉は速筋がの割合が多くなります

結局栗本さんも同じことを言われていますが
姿勢を適正に保てないため動きにおいて無駄な動きと不要な労力が要ります
たいてい運動選手など過剰な運動で機能障害を起こす人以外は
ほとんど脊柱起立筋や大腰筋、ハムストリング、ヒラメ筋、梨状筋など
主要な姿勢筋に筋拘縮が発生し
不適正な姿勢からの動作は不適切な運動プログラムを生み出し
結果的に相動筋に障害を発生させる場合もありますが
根本の問題は姿勢筋、つまりは遅筋に問題があると考えています

幾度となく似たような発想をする人だと思っていましたが
今回も興味深い部分がいくつもありました

私個人の興味で言えば護道のもっと踏み込んだ部分まで解説があればありがたかったです
紙面の都合もあるんでしょうが「さわり」の部分の紹介という印象をもちました

半分近くを占める業界に対する問題提起やご指摘などは
また別の本で徹底的に提言していただいて
本書ではもう少し深いところまで踏み込んだ護道を見てみたい気持ちが強くなりました
おそらく現場では切実な問題であるはずですから
余計にそう感じたのかもしれません

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2018/10/25

人は皮膚から癒される

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人は皮膚から癒される 山口創

タイトルからしても手技療法をする人間としては読んでおきたい
ずっと前にそう思ってAmazonの「ほしいものリスト」に入れてたんですが
ちょっとした心変わりから類似の海外の本に手を出して
少し読んだだけで辟易して三分の一ほど読んで読むのをやめました

似たような内容だったらツライなと思いながら
未練があったので購入
想像していた以上に興味深い内容だったので
120点あげたいところです

「触る」という行為は相手にどういう反応があるかをまとめたものですが
ここまで幅広い角度からの考察があるとはビックリ

医学だけの話にとどまらず
文化人類学的な見地から
あるいは言語学的な見地からと縦横無尽ともいうべき捉え方に感服いたしました

日本人と外国人との感じ方の違いまでの指摘は
またどこかでネタに使えそうなのでラッキーでした

幸せホルモン「オキシトシン」の話が中心となるものだと想像していましたが
意外にもオキシトシンが登場するのは後半でわずかだけ

調べながら読んでいたら異説もあるようなので
まるっぽ信用するわけにはいきませんが
機械ではなく人の手だからできること
これからの可能性を感じずにはいられない良本でした

日本人のアイデンティティで自説を述べられるくだりは圧巻です
まさか能楽師安田登のお話しが登場するとは思いませんでした

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2018/10/17

アスレティックボディ・イン・バランス

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アスレティックボディ・イン・バランス Gray Cook

他の本で身体の関節・部位の安定性と可動性のパターンという理論を知り
もっと詳しく知りたいと思って探していたら
私がいつもお世話になっているブックハウスHDさんからこの本が出ているのがわかりさっそく取り寄せました

様々な関節には安定性を司る部位と広い可動性を生み出す部位とに分かれ
安定性が担保されて初めて可動性が活きてくるというような理論で
安定性と可動性の部位が交互に存在するというお話しです

ちょっと考えてみればわかることですが
不安定な状況で大きく動けばバランスを崩します
ゆえに安定性を欠けば可動性も損なわれるという目からうろこの理論です

そうなれば私の施術において
どこかの部位に痛みが発生する場合
当該部位だけではなくその前後の関節の安定性や可動性に問題があるかもしれないわけで
そこのところを素通りして痛みのある部位ばかりにアプローチしていても
問題の全容は明らかにならず対処療法的な施術になってしまうと考えました

例えばここで紹介されているパターンで言えば
膝関節は安定性を生み出す関節であり
膝の動きに何か問題があろとき
膝そのものの評価だけでは不十分で
股関節の可動性に問題はないか?
あるいは足関節の可動性に問題はないか?

そういう評価のパターンを習慣づけることで
全体の中での膝関節が置かれた状況を把握することができるわけです

そういった問題が発生することにより
不適切な運動パターンが形成され
パフォーマンスの低下や
それが長く続くとケガにもつながりかねないということがわかりました

本書はスポーツトレーニングの本ではあるんですが
こういった問題は運動習慣のないご老人でも当てはまるはずです
そのときの評価にこういった理論に照らし合わせて考察すれば
全体の把握もできますし、施術手順の確立にも役立ちます

私の目的と著者が本書を書いた目的とは乖離がありますが
具体的に使えることがいくつもあり
実際に役立っています

本書に紹介されている運動プログラムもいくつか試してみましたが
全身筋肉痛でエライ目にあいました

やっぱりブックハウスHDさんの本は役に立ちます

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