2017/03/22

長生きの統計学

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長生きの統計学 川田浩志

東海大学医学部教授の川田浩志先生の新刊です
この間禁煙して9年が過ぎました
ということは川田先生に出会って10年目ということになります
川田先生の本を読んだことがきっかけで突然禁煙を始めました
なにせタスポを申し込もうと写真を撮った翌日ですから
その突然さはご理解いただけるでしょう
それだけその本の説得力があったのと
川田先生ご本人の激励の声も私の支えとなりました

以来健康情報・アンチエイジング情報を数えきれないほど提供していただき
自分で取り入れられることだけは長く続けました
もっとも健康オタクともいえる川田先生が実践なさっていることを全部やってたらきりがありません
長く続けるためには自分がいいと思ったもの
長く続けられるだろうと思ったものを自分で選択して実践しております

なんやかんやで10年の歳月が流れましたが
確実に若返ったことは声を大にして申し上げておきたいです
まあ、普段の私の生活を知る人なら
どれくらい元気であるかはお分かりいただけるでしょう

さて今回の新刊ですが
「長生きの統計学」というタイトルですが
様々な健康情報が巷にあふれる中
実際に効果のあるものってどれくらいでしょう

中には裏付けのない健康情報や
誤った知識によるアンチエイジング法で
逆に健康被害を受けたケースもよく耳にします

健康法の取捨選択のキーワードはエビデンス
この本に書かれている情報は
きちんとした裏付けがあってのものですから
信頼に足りるわけですし効果に対する期待も高まります

冒頭に書かれていましたが
身体に対する変化を求めるなら
それ相応の時間が必要です
私も何年も実行したうえで効果を感じているのです

ココアがいいと聞いたらスーパーに買いに走って
一週間ほどでやめてしまうなら
効果を望む方がムリというもの

年数をかけてじっくり取り組むのであれば
なおさらしっかりした裏付けを提示していただきたいものです
本書ではそういう点で「なるほど」と感じることばかりです

一度お読みいただいて自分自身長く続けられそうなことを
いくつかピックアップして2~3年ほど試してみられることをお勧めします
そしてもっといろんなことを試してみたくなれば
その時にもう一度読み返していただいてやってみることを増やすというのもアリだと思います

「食事」「運動」「メンタル」「生活習慣」
健康にとって重要な要素は一つだけではありません
これらのバランスが整っていてこそ得られるものだと思います

例えばメンタルだって単なる自己啓発の本ではありませんので
科学的な裏付けがしっかりと解説されています
心と身体の若さと健康をしっかり面倒見てもらえる一冊だといっていいでしょう


とりあえず今回は鷹の爪とニンニクとオリーブオイルを使って
キノコのマリネでも作ってみようと思います
それを食べながらどんな健康法を試してみるか考えることにします

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2017/03/21

どう関わる?思春期・青年期のアスペルガー障害

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どう関わる?思春期・青年期のアスペルガー障害
「生きにくさ」の理解と援助のために

引き続き自閉症スペクトラム関連の本を読み漁っていますが
本などの情報だけではだんだんまとまりがつかなくなっていたところです
タイミングよくこの本に出合ってなんとなく整理ができたような気がします

アスペルガーの正しい理解のための
解説は非常にありがたかったです
人によりそのパターンも異なりますので
個別の理解はなかなか難しいところです

具体的なエピソードも多く紹介されていましたので
ご家族や支援者の方がどういう対応をされているかも知ることができました

そして関わり合いの中でどう考えどう行動すればいいか
いわば家族や支援者にとって一番知りたいことが書かれています

各々のケースで全く違うというのがスペクトラムたるゆえんでもあります
それだけに関わり合い方には正解はないのかもしれませんが
ヒントになることは間違いないと思います

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2017/03/20

技を育む

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技を育む 神田橋條治

なんかしら惹かれるところがあるお方です
精神医学の権威で精神科のお医者さんたちにも尊敬され
患者からも愛され
医師としてだけではなくその人格態度に至るまでスゴイと思うお方です

たいてい我々のような民間療法士の尊敬を集める医師というのは
他の医師からはあまり相手にされない方が多いのですが
神田橋先生はその辺のところが大きく違います

「技を育む」というタイトルのこの本
神田橋先生の治療は俗に言う西洋医学にとどまらず
手技療法や漢方など手あたり次第とでもいうべきか
とにかく使えそうなものは何でも使っておられます

こだわるのは治すということだけで
西洋医学にこだわるという内向きの姿勢ではありません
この本を読んであきれるほどいろんなことを学んでこられたことが初めてわかりました

この本を読んで何でもいいからおこぼれに預かることがあれば
そんな期待感もあってというよりそれがモチベーションで読んでみたんですが
それがムリだということに気づきました
というのは一つ一つの技が膨大なる研究や思考によって裏付けられたものであるから
本を一冊読んだくらいで得られるものはないという
至極当然のの結論に達したのであります

逆に言えば神田橋先生が長い時間をかけて会得したことは神田橋先生にしかできなくて
私が長い時間をかけてこれから会得するであろうことは私にしかできないということ
それだけがこの本を読んでわかったことかもしれません

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2017/03/16

トレーニング負荷の設定

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月刊トレーニングジャーナル4月号

今月の特集は「トレーニング負荷の設定」
最近私の周りでウェイトトレーニングをなさっている方が増えています
流行りなんでしょうかね?
近くにジムが増えてきましたからね

しかし問題なのは負荷に対してどう考えているか
多くの人はトレーニング自体が目的になってますんで
負荷は大きければ大きいほどいいという発想になりがちです
より多くの困難を乗り越えた方が将来幸せになれるみたいな感じですかね?

ところが競技のためのトレーニングになると
負荷や回数、休息など競技特性に適したやり方でないと
効率が悪くなるばかりかケガのリスクも高くなりがちです

その点についての指針が紹介されています
様々なチェックポイントで負荷の設定をすることができるようです

今回の特集で気になったのは「シナプソロジー」

私が説明するよりこの動画を見ていただいた方が
ご理解いただきやすいでしょう

本特集では競技中での状況判断に対する訓練という位置づけで解説されていますが
このメソッドだと介護や発達凸凹っ子の支援にも有効だろうと感じました
ちょっと試してみたいと思います


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連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』
今回のテーマは「一目散」
一目散に逃げてどこへ行くのでしょう

逃げるのは本当に恥なんでしょうか?
そして逃げたらどのように役に立つのでしょう?

話題のアノ人たちのセリフをもう一度検証してみます

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2017/03/08

脳を鍛えるには運動しかない!

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脳を鍛えるには運動しかない! ジョンJ.レイティ

「発達障害は治ります」を読んでいるとこの本のことが紹介されてましたので即座にAmazonで購入
発達障害だけではなくこういうアプローチに興味があったので迷わず取り寄せました
以前に「運動も勉強もできる脳を育てる 『運脳神経』のつくり方」という本を読みましたが
運動でも勉強でもまずどこが鍛えられるかといえば脳
運動器だけでは運動はできないんですよね
言い換えれば身体を動かすことが脳の発達必要だということ

本書はストレス、不安、うつ、ADHD、依存症、ホルモン変化、加齢という項目に分けて
それぞれの問題点を分析して
その解決策としてそれぞれに適した運動の方法論を解説したものです
やみくもに動けばいいというものでもなさそうです
やはり効果の高い運動を選択することは大きな期待可能性を生みます

筆者が実際に実験したデータをもとに
有効性の有無を検証されています
少なくとも想像の産物ではないところに信憑性があります

そういった点でこの本が高い評価を受けるのも納得できます
ただこれらの諸問題はケースバイケースで
かなり個人差があるのですべての人に有効に作用するとは考えづらいのが正直な感想
自分に不利な条件は無視したりする場合もあるでしょうから
ある程度の一般論だと受け止め他方がよさそうです

まあ、薬でも万人に利く薬はありませんから
そういう認識も持っておかないと現場で個人個人に対応できないでしょう

それでも一つの方向性を示してくれるという点で
読んでよかったと思う本です

あと個人的な感想ですが
米英の方って必ずと言っていいほど
エピソードの紹介に紙面を割きます
こちらの知りたい情報よりも多くのエピソードを積み重ねることが米英式なんでしょうかね?
むかしからこういう書き方だと余分な情報が多く
いらち(せっかち)な私としては飛ばし読みをしてしまいます

むかしから米英の学者さんよりドイツ系の学者さんの書いたものの方が読みやすくて納得できたものです
これは文化であり国民性なんでしょうかね?

多少の文句も申しましたが
覚えておくと役に立ちそうな情報が
きちっと整理してあるので面白かったです

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2017/03/07

発達障害は治りますか?

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発達障害は治りますか? 神田橋 條治

神田橋先生は日本で有名な精神科の医師です
10年ほど前に「精神科養生のコツ」という名作を読んで心酔
私の施術においてこの先生の考え方がかなり反映されるようになりました
やっぱり我々の仕事は運動器に対するアプローチが一般的でしょうが
この本を読んでから脳に対する影響をを考えるようになりました

発達障害に関する本を出しておられるのを知ったのは最近の話
いずれ読んでみたいと思ってようやくかないました

内容もさることながら神田橋先生の医師としてのスタンスは
単純に薬や手術で機械的に治そうとする方法とは逆に
しっかりと患者さんに向かい合い
一人一人の患者さんの特性を掴もうとして
そこから病態との関連性を考えだし
神田橋先生ご自身の表現としての治療を展開される
そんなオーダーメイドの治療を本質とされます

言葉で言えば簡単ですが
患者さん一人一人の違いを見抜く目
そして情報を整理できる能力
それらを具体的に治療にできる表現力がないと不可能なこと
そういう発想を知れたこともこの本を読んでの収穫です

だからこそこの本の内容はいろんな視点からアプローチを試みておられる分だけ難しかったといえます

今まで何冊かの本を読んできましたが
発達障害って認定されている人だけではなく
周りにも大勢そういう傾向を持つ人がいると感じるようになりました
だから発達障害と定型発達という分類って便宜上必要なんでしょうが
現実的には難しいと考え出したのですが
私のこういった疑問にも大きなヒントを与えてくれました

正直幅の広いお考えでかえってわからなくなった部分もありますが
わかったような顔をして誤解するよりマシかもしれません

あと一つ気になったのはいろんなお話がでている中で
原始反射に対する言及がなかったことに気づきました
本を書かれた時系列の問題なんでしょうか…?

やっぱりオーダーメイドの治療って難しいけど面白そうです
頭の中を柔軟にしておかないといけませんね

それにしても神田橋先生の使っておられる手技
チャンスがあれば教えてほしいですな


本を読んでいるうちに気になることがあって
関連した本を三冊一度に注文してしまいました
読む時間あるのかな?

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2017/03/02

痛みへのアプローチ

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月刊スポーツメディスン188

今月の特集は「痛みへのアプローチ」

どこかが悪いからこそ痛みが出ます
そして日にち薬で自然に悪いところが治り
痛みが消え去る

これが最も常識的で痛みが治るプロセスとしては
最もありふれたパターンです

ところが悪いところがないのに痛むというケースもあるから厄介です
以前私もCRPS(複合性局所疼痛症候群)と診断された方を扱ったことがありますが
なかなか上手くいかなかった記憶が残ります

運動器そのものに問題がないわけですから
カウンターストレインやマッスルエナジーテクニックなど
その作用機序を運動器そのものに求めるものは
もとよりかすりもしません

勉強不足の私がCPRSを勉強したのはその時からです
でも結局気休め程度のアプローチしかできず
たいした効果を得られなかったのは
適切なアプローチの手段を持っていなかったからです

現状最先端の医学でも手探り状態であることがうかがえますが
やはりこの特集記事のような「痛み」というものを
明確に分類しその特性をしっかりと把握するところからスタートする必要性を感じました
道がわからないのにゴールは有り得ません

脳の機能不全としてドーパミンシステムの機能破綻がかかわっていることまで研究が進んでいるというのにも感銘を受けました
あと心理的な要因など様々な方向性からの
問題点が指摘されています

「Complex Regional Pain Syndrome」という名の通り
まさに複雑に問題が絡み合っているわけですから
問題点の整理からスタートしないと
ゴールにたどり着けないのも納得です

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2017/02/20

管理・運営の面白さと難しさ

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月刊トレーニングジャーナル3月号

今月の特集は「管理・運営の面白さと難しさ」
今回もっとも驚かされたのは「サッカークラブと棚田」という記事
タイトルを見て意味が分かる人は相当のサッカー通

実業団型の女子サッカーチームFC越後妻有は
従来のスポーツチームの形態とは異なる
新しい企業形態となっています

従来プロスポーツも含め
親会社(スポンサー企業)があり
その出資により運営されるという形が常識だと思っていたのですが
FC越後妻有は過疎化が進む農村をスポーツを通じて
農村の存続を維持しようとする
従来にない関係性で成り立っています

クラブチームの多くは主従関係が基本となりますが
選手そのものが農業の担い手となり
持ちつ持たれつの関係で運営されています

クラブチームが抱える問題点と
農村が抱える問題点をお互いにカバーしあうという点が実にユニーク
本当の意味での地域に根付いたチームとして
今後の経過が気になるところです

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連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』
今月のテーマは「身土不二」
今の時代食に関する健康法がたくさんあります
どのように取り組めば最も効果的に健康になれるのでしょうか?

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2017/02/16

鼻のしくみと子供の成長

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鼻のしくみと子供の成長 高橋良

あとがきに書いていましたが
タイトルを「鼻のしくみと子供の成長」から
「鼻のしくみとその成長」にした方がいいのではないか
そんなお話の通り子供の成長との関係性については
かなり希薄と言える内容です

むしろ人間の進化の過程で
どのように鼻が変わっていったのかというのが
本書の一番言いたいところのようです

「みんなの保育大学シリーズ」というくくりの中で出版されたものだから取って付けたような「子供の成長」とせざるを得なかったという大人の事情が垣間見えます

でもそれが本書の評価を下げる理由にはなりません
日本鼻科学会名誉会長の著者が学術的見地から
脳の発達と鼻の退化という大きな問題点を様々な角度から解説されています

他の動物と人間の一番の違いは終脳の発達
しかしその代償となったのが嗅覚であり
その結果人間が背負うことになった鼻の悩み
あちらを立てればこちらが立たず
まさにそんな感じで鼻が変化していったプロセスがつぶさにわかる一冊です

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2017/01/25

ブレインジム

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ブレインジム-発達が気になる人の12の体操 神田誠一郎

発達障害関連の本を何冊か読んできましたが
今回は発達を促進するための方法論について
世界的に取り入れられているブレインジムというエクササイズを勉強しました

この本はいわば初心者向けというか
解説がとてもわかりやすかったです

原始反射との関連性についても言及されているので
なるほどと感じる部分が多かったです

どうも私の性格上土台の部分ぬきで
ポンと上の部分を渡されると懐疑的になる傾向がありますので
このような総論と各論を分けて解説してある本は
とても優しく感じました

実践で少しずつ取り入れてみてから
またいろいろアレンジしてみてもおもしろそうだと思います

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より以前の記事一覧