2017/06/21

アナトミートレイン

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アナトミー・トレイン 第3版: 徒手運動療法のための筋筋膜経線

今現在、アナトミー・トレインの発想は
私の身体に対する考え方の中核だともいえるのですが
初版本も第二版もあまり評判がよくなかったので
購入を躊躇していましたが
第三版はなかなか評価が高かったのでようやく購入

この本を買ったのはほぼ1年前くらいになりますが
調べものに使う程度でした
しかしぼちぼちと読み進めていると

意外に多角的な見方が紹介されてあるので
面白かったです

ヨガのポーズをアナトミートレイン的に解説したものは
自分がよくやっているアーサナもたくさんあったので
身体で納得できたのはよかったです
メアリー・ボンドの「感じる力でからだが変わる」という本でも
似たようなアプローチはありましたが
解説としてはこちらの方が具体的でわかりやすかったです

今までアナトミートレインを勉強してきた本よりも
解説も詳しかったので買ってよかったと思います

ギョーカイでもこういう考え方を取り入れている方も増えているようですが
私個人としては自分なりの考え方も組み合わせながら
施術の中で展開していけたらいいと思います

この本はテクニックの教本ではなく
身体の動きのしくみを解いたものですから
それぞれの持つテクニックをどう当てはめていくかで
結果においてずいぶん差が出るでしょうね
まあ、それが術者の腕の見せ所だと思います

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2017/06/19

「黒幕」を知れば痛みは治る!

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「黒幕」を知れば痛みは治る! 高子大樹

アタックネットにブックレビューが掲載されました
こちらをご覧くださいませ

専門家にとっては常識であっても
それが一般人も知っているとは限りません

治療家が考えていることと患者が考えていることって本当に一致しているのでしょうか?
治療家の自己満足で難しい専門用語を並べて
自己満足に陥ってるケースも少なくないように思えます

たまにギョーカイの中でも共通言語を持たず
自分の世界を作り上げて教祖様を気取る人もお見受けしますが何をかいわんや
わけのわからん理屈で煙に巻いても理解は得られません

やはり基本はインフォームド・コンセント
そのための言葉のテクニックも重要な要素
正しい知識をわかりやすく伝える
その中に相手に興味を持たせるような言葉の選択も治療家の親切だと思います

Amazonブックレビューでも目新しいものがないとの酷評もありましたが
なぜ目新しいものが必要なのでしょう?
患者にとって必要なのは痛みを取るための
正しい知識をわかりやすく説明してくれること
逆に目新しいものを欲するのは
現状に問題を抱える治療家の「欲」ゆえではないでしょうか?

私自身は本書からわかりやすく丁寧に説明することの重要性を感じました

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2017/06/16

測定をスポーツに活用するには

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月刊トレーニングジャーナル7月号

今月の特集は「測定をスポーツに活用するには」
ひょっとしたらスポーツの歴史は測定の歴史なのかもしれません

陸上などの競技でタイムを計り始めてから
単に順位だけではなくパフォーマンスの客観的評価が得られるようになりました
印象に残る試合はありますが
意外に客観的な評価とは異なる場合もあります

どちらが大切という問題は無意味だと思いますが
少なくともパフォーマンスの向上という観点からみれば
客観的評価の高いものに共通する要素を抽出することは
すなわち競技能力のアップには欠かせない要素となります

近代スポーツの進化は測定によるデータが重要なカギを握ることは事実です
そして昨今は競技そのものだけではなく
トレーニングの段階においても測定機器が開発され
より効果的なトレーニングが行われているようです


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連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』
今月のテーマは「碧血丹心」

中国の故事成語は現代の日本でもよく用いられますが
知らない言葉もたくさんあります
今回初めて出会ったこの言葉は読み方さえ知りませんでした

形だけの仕事なんて薄っぺらいもの
心のこもった仕事こそがいい結果を生み出すと信じています
「心こめる」「愛をこめる」「気持をこめる」
いろんな場面でこういうセリフを聞きますが
心をこめて具体的にどうするというのでしょう
口先だけの「まごころ」もまた薄っぺらいもの

プロフェッショナルであれば心をこめることで
具体的な展開の違いが必要です

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2017/06/12

マラソンは三日坊主で大丈夫!

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マラソンは三日坊主で大丈夫! 細野 史晃

アタックネットのブックレビューが掲載されました
こちらをご覧くださいませ

「マラソンを始めよう!」そんな固い決意も数日で消え去る
こんなことは誰にでもあることです
三日坊主は意志の弱さだけに問題があるのかといえばさにあらず
最初の計画に無理があり続行できないケースも多々あります

続けることの難しさはわかりますが
誰も休むなとはいってません
しかしスタート時の決意の強さゆえに無理な計画を立て
実行できなくなると自分に失望し熱意まで失う
そんなパターンの三日坊主も多いかもしれません

三日坊主を肯定しそうなることを織り込んだ計画を立てることで
段階的にギアを上げていく方がトレーニングとしても
より効率的な方法を選択できるようです

本書ではマラソンという競技が主題になっていますが
仕事でも勉強でもこういった考え方を身に着けることで
自分自身の可能性が広がっていくような気がしました

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2017/06/07

古武術「仙骨操法」のススメ

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古武術「仙骨操法」のススメ 赤羽根龍夫

アタックネットにブックレビューが掲載されました
こちらをご覧ください

欧米人に比べ体格的に小さい日本人は
その身体の使い方で大きな力を生み出してきました
武道のみならず効率的な身体の使い方は
最小限の力で最大限の効果を発揮し
自分よりも力で勝る者を凌駕してきました

小さな者が大きな者を倒すことは
日本人の美学にさえ昇華したといえるでしょう

そういった身体操法のエッセンスを「極意」というのならば
本書はその極意を解説したものだと言えます
しかも従来体得すべきものであった極意を
解剖生理や運動生理という観点から見直したという点に
この本の意義を感じます

普遍性を持たせることで遠回りすることなく
極意に近づける可能性を感じました

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2017/05/29

「資格と仕事」の課題と可能性

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月刊スポーツメディスン191

今月の特集は「『資格と仕事』の課題と可能性」
まあ、無資格の私がいうのもアレですが
理学療法士・柔道整復師・鍼灸師など医療系の国家資格はいくつかあります
また民間の資格ではありますがアスレチックトレーナーという資格もあります

私の周りにもこのような資格を生かしてスポーツの世界で活躍される方も何人かおいでです
私のところにもスポーツ選手は来られますが
わざわざ間口を狭くするのもコワイので何でもアリで仕事をしています

もちろんスポーツ選手に対象を絞るには
高い専門性を必要としますので
お持ちの資格に頼るだけでは生き残ることはまず不可能
「資格を活かして」というのはその上にさらなる上乗せが必要であると感じました

4つの特集記事が掲載されていますが
それぞれの方々がオンリーワンとしての仕事をクリエイトされているのがわかります
つまりは誰でもできるレベルの仕事内容では淘汰されるんでしょうね

なんでもホイホイ首を突っ込む私とは対極の仕事ぶりです
いろいろ考えさせられることもありました

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2017/05/25

愛着障害 子ども時代を引きずる人々

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愛着障害 子ども時代を引きずる人々 岡田尊司

発達障害と似たような傾向を見せるのが愛着障害だと聞きました
まあ、一連の流れで知っておいた方がいいと思い
基本的なことが書いていそうだったのでこの本を選びました

予想通り事前にほとんど知識のない私にも
愛着障害がどのようなものかおぼろげながら見えてきました
そういう点では読んでよかったと思います

ただ本文中に有名人や偉人を引っ張り出し
愛着障害だと決めつけた上での評論には疑問を持ちました
有名人や偉人には様々なエピソードがつきものなのはわかりますが
さほど多くない情報で安易に愛着障害だと認定されるような問題なんでしょうか?

感じとしては結論をだしてからそれに合うようなエピソードを
選んで紹介しているように思えてなりません
アリバイ作りのような手法ではなく
客観的な思考過程であってこそ共感を得られるはず

精神科の医師ということだそうですが
普段この本にあるように安易な決めつけをなさっておられるんでしょうか?
おそらく一度も会ったことのない人の一部のエピソードで断定されることに不安を感じざるを得ません

生まれてすぐに母親が死んでいるから
愛着障害に違いないと断定されたお釈迦様もたまったもんではありません

解説はすごくわかりやすかったのに
ページの半分以上を占める
有名人・偉人のエピソードは本当に必要だったのかどうか疑問です
ページ数を稼ぐために苦肉の策ではないかと穿った目で見てしまいました

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2017/05/23

はじめての認知療法

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はじめての認知療法 大野裕

むかしむかし会社勤めをしていたとき
業績が悪く精神的にひどく追い詰められたことがあります
まだ若かったこともあって融通が利かず
心の自由が次第に失われ考え方も委縮していきました

こうなったら悪循環
さらに悪い方向へ行き
「アイツそのうちに自殺するぞ」
なんて周りが言ってたそうです

幸いなことにここらが限界とみた社長が環境を変えてくださり
急遽人事異動で負担の少ないところへ行かしてもらいました
おかげさまで余裕ができ泥沼から完全復活
それ以降少々のことがあっても他人のせいにしたり
逃げることも覚えたので追い詰められることはなくなりました

それにしても世の中には追い詰められて
発想が委縮しがんじがらめに縛りつけられた心で暮らしておられる方の多いこと

心と身体は不可分一体
だから心に何か問題があると必ずと言っていいほど身体に現れます
「症状」と呼べるレベルになって腰痛館を訪れる方は決して少なくはありません
意外に当の本人は純粋な身体の問題だと思ってらっしゃるのですが
身体を触っていると精神的な問題が少なからず影響しているんだろうと感じるのです
もちろん精神的な問題だけで身体に影響が出るケースは稀ですが
精神的な問題と肉体的な問題が合体することで
様々な症状にまで現れるケースがほとんど

そして絡み合った複数の問題が厄介でして
なかなか身体的アプローチだけでは簡単に解消しないんですよ
もちろん時間軸も重要な要素ではありますが
アプローチの角度も広げる必要があると感じ
こういう本に手を出したわけです

ここまではブックレビューではなくこの本を読んだ動機なんですが
実際に読み進めてみて思ったのは
自分自身が経験したことが多かったので
すごく実感がわきました

そういう環境に陥ると自分で自分を縛りつけ
悪い方向にもっていく傾向があるんですよね
しかも余裕がないから自分を客観視できない
当事者にとっては出口のない巨大迷路みたいな感覚になってしまうんですね

私の場合は会社が危機を察知してくれて
難を逃れることができたわけですが
そうそう簡単に環境を変えてくれる人が現れないのがフツウ

そういう人のために「心のクセ」明らかにして
心の自由を取り戻すための方法論が書かれていました

自分自身を研究し、自分の考え・環境・周りの状況を
検証することで考え方の可能性を広げる訓練とでも言えばいいでしょうか?
とっかかりにしてはわかりやすくて面白い本でした

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2017/05/18

スポーツにおけるメンタルサポート

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月刊トレーニングジャーナル6月号

今月のテーマは「スポーツにおけるメンタルサポート」
メンタルトレーニングが取り入れられるようになって久しいのですが
選手のメンタルには驚くほど多くのアプローチが取り入れられていることを知りました

うつ病などを扱う臨床心理学のメソッドがスポーツに進出しているようです
マインドフルネスやACTを取り入れた取り組みがあるようです

スポーツ選手も「自分探し」をする時代なんですね
私らのころの精神論よりもきめがこまやかです
やっぱり瞑想なんかもやるんでしょうか?

それだけ自分を見つめなおし
客観的に自分をとらえることが難しいということなんでしょうね


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連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』
今月のテーマは「近くて見えぬは睫(まつげ)」
偶然ではありますが自分自身を客観的に捉えることの難しさが主題になっています

他人の悪いところはよく見えますが
自分の悪いところに気づく人は意外に少ないように思えません
自分の悪さを認識することを「反省」といいますが
反省ばかりで同じことを繰り返すのが人間
それでは前に進みません

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2017/05/15

スピードに生きる

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スピードに生きる 本田宗一郎

アタックネットにブックレビューが掲載されました
こちらをご覧くださいませ

どんな世界であっても名を成す人物は考え方が違います
注目すべきはその業績よりも哲学
業績を褒めたたえてもその人の真の姿は見えてきません

思想・哲学・発想に触れることこそが
こういった本を読む意義だと思います

時には自画自賛で飾り立てた本に出合うこともありますが
逆にその人物の底が見えて興ざめすることもしばしば
文章を書くときには注意しないと恥をかくという教訓を得ることでしか読書の意義を見出すことができないこともあります

こういう本、こういう人物に触れてこそ
読んでよかったという実感に浸れます

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