アスレティックボディ・イン・バランス
アタックネットにブックレビューが掲載されました
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漠然とやっているトレーニングも
単品メニューでは効果は半減
身体の役割とつながりを理解して有機的なものにすれば
ケガの予防にもなるしプレースタイルも効率的なものになります
本書で最も興味を持ったのは関節や筋肉の持つ役割を明確にしている点
関節の安定性を確保する筋肉、主体的に動作に寄与する筋肉
同じく安定性を確保する関節、可動性の高い関節
こういった分類をしますが
先ず安定性を確保してから出ないと大きな動き・強い動き・早い動きはできないと説き
一次的に安定性を求める点にあります
これが本書でいうところの「バランス」であり
左右同じ動きができる身体でないと
ケガをしたり十分なパフォーマンスができないという考え方がカギになります
そしてその手順を明確にすることでハイパフォーマンスまでの
最短距離を示してくれています
この発想はスポーツ選手のみならず
一般人の身体にも同じことが当てはまり
私が扱うクライアントも痛みという症状の陰に潜む
可動性を失った筋肉や関節の存在があります
私が施術するときにこういった発想を取り入れることで
身体に対する見方や施術手順が変わったことは大きな意義がありました
スポーツトレーニングの指導者必見の一冊であることは言うまでもありませんが
セラピストもこういった発想は身体に対する見方が変わるだろうと思います
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