2017/07/10

運動の質と量

“1日1万歩で健康”のウソ 奇跡の「中之条研究」で判明

 仕事は毎朝5時に始まり、夜9時過ぎまで接客、掃除、配膳、スタッフ指導などで旅館内を歩き回る──。

 ある老舗旅館の77歳の女将の万歩計の数値は、毎日1万歩を大きく超えていた。同年代と比べて、明らかに“健康的”な生活のはずだった。ところが、ある日職場で転んだ拍子に足を骨折してしまう。病院では、骨粗鬆症と診断された。

「1日1万歩で健康」というウォーキング推奨のキャッチコピーを地で行っていたのに、一体何が間違っていたのか。

「実は“歩けば歩くほど健康になる”という常識は大間違いなのです。万歩計に表示された歩数だけを見て、“1万歩以上だから大丈夫だ”などと安心していると、かえって健康を損なうリスクが生まれます」

 そう語るのは、東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利氏(運動科学研究室長)だ。

 青柳氏は2000年から群馬・中之条町に住む65歳以上の住民を対象にした大規模追跡調査を行ない、身体活動と病気リスクなどの関係を調べる研究を続けてきた。冒頭の女将も、その「中之条研究」の対象者のひとりだった。

「1997年に留学先のカナダから帰国した際、日本では筋トレがブームになっていましたが、実際にどの程度の運動をすれば病気を予防できるかという客観的な指標がほとんどなかった。そこで大規模な疫学調査を自力で始めようと考えました」(青柳氏)

 試験的に始まった中之条研究はスタートから17年が過ぎ、世界中の研究者から注目を集めている。

 同研究では中之条町で暮らす65歳以上の全住民5000人を対象に、運動や身体活動の状況、食生活、睡眠時間、病気の有無などを聞く詳細なアンケート調査を年に1回行なって、健康状態を綿密に調べる。

「こうした疫学研究で最も大切なのは、なるべく多くのデータを集めることです。中之条は私の生まれ故郷で縁者が多く、協力をお願いしやすかった。通常の研究におけるアンケートは郵送で回答率が低く、健康維持に意欲的な人の意見が集まりやすいなどのバイアスが生じますが、中之条では町役場の人が1枚ずつ住人に手渡しており、99%という驚異的な回収率を誇っています」(青柳氏)

 回答者のうち2000人に詳細な血液検査や遺伝子解析を実施。また、全体の1割にあたる500人には、調査のカギとなる「身体活動量計」を着用してもらう。

 身体活動量計はもともとクジラやイルカなどの生態研究に使われた装置で、加速度センサーを内蔵。「歩数」だけでなく、運動の「強度」まで測定できる。

「従来型の疫学調査の手法に加えて、活動量計を携帯してもらったところがこの研究のオリジナルです。入浴時以外は24時間365日、活動量計を腰に装着してもらい、長い人では17年間つけっぱなしです。米国で発表すると、必ずといっていいほど“お前たちは宗教団体か”といわれます(苦笑)」(青柳氏)

 参加者は月に1度、指定の拠点に活動量計のデータを提出し、前月と比較しながら生活習慣についてのアドバイスを受ける。

 17年にわたる調査中に亡くなる住民もいるが、毎年、新たに65歳になった住民が加わって研究の規模を維持する。

 中之条町保健環境課(保健センター)の唐澤伸子課長はこういう。

「最初は少しずつ住民の皆さんに協力をお願いするところから始めました。近年は、青柳先生の研究が進んで成果も形として見えてきたので、町としても調査結果を住民の皆さんの健康づくりに利用させてもらう取り組みを充実させようとしています」

 1つの町の住民全員を対象に365日、ほぼ全活動を長期にわたって追跡する研究は世界でも他に例がなく、海外で「奇跡の研究」と讃えられているという。

◆「8000歩、20分」の法則

 蓄積された膨大なデータからは、これまでの常識と異なる数々の知見が得られたという。たとえば、青柳氏はこの研究によって、「運動するほど健康になる」という認識が誤りであることを示す事例を数多く見てきた。

 冒頭の女将の例がそうだ。1日1万歩以上でも骨粗鬆症になったのは、毎日の歩行の「強度」に問題があったからだと青柳氏はいう。

「女将は和服で一日を過ごし、宿泊客にうるさく思われないようにいつもすり足で、小股で音を立てないように歩いていました。歩数は多いけど、息があがったりは絶対にしない運動の強度だった。そうすると、どれだけ歩いても健康にはなれません。彼女の場合は、常に館内にいて日光に当たらなかったことも骨を弱くした原因の一つです」

 その反面、強度の高い「激しすぎる運動」も健康を害するとわかってきた。

「メタボ対策のため40代でトライアスロンを始めた男性は9度目の完走を目指すレース直前に太ももの内側やふくらはぎに違和感が生じて、手足がしびれるようになった。診断の結果は動脈硬化。激しい運動によって発生した活性炭素が血管を傷つけ、修復が間に合わずに細くなった血管に大量の血が流れて詰まったことが原因です。

 このような激しすぎる運動で生じた活性酸素が遺伝子に傷をつけ、糖尿病や認知症、がんといった重い病気のリスクが増すこともあります」(青柳氏)

 もちろん「運動をしないほど健康になる」ということではない。

 中之条研究で蓄積された膨大なデータから明らかになったのは、「歩く“量”だけでなく“質”にも注意を払うべき」ということであり、「歩数が多いほどいい、運動は激しいほどいい、という考えは誤り」だという新常識である。

以前にも65歳以上の人が1日1時間歩くと血管系の病気のリスクが高くなるというニュースを耳にしたことがありますが
同じような研究が日本でも行われているそうです

それにしても20分で8000歩ってどんな歩き方なんでしょうね
ちょっと想像もつきません

私個人の理想で言えば20分程度のウォーキングを推奨していますが
モデルのように颯爽と少し大股くらいで歩くのがいいと思っています
またできれば一歩一歩股関節の動きを感じながら
しっかりと丁寧に歩くようなイメージでとお伝えしています

ここでも言われているように高齢になると
あまりハードなのも逆効果になりますので
運動強度についての程度も緩すぎずきつすぎず
程度を考えながら続けていただきたいと思います

いずれにしても最近はやみくもに運動をするのではなく
効率のいい安全な運動がいろいろなところで提唱されています

毎日でなくても休み休みでも年数をかけて
じっくりマイペースで取り組んでいただきたいものです

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2017/03/01

原則と例外

死迫る患者に好きなたばこを…全面禁煙除外要望

 死が迫る患者に好きなたばこを楽しむ時間を――。

 政府が今国会に提出を予定している健康増進法改正案で、医療機関の敷地内が全面禁煙となる方針であるのに対して、がん患者が最期の時を過ごす緩和ケア病棟での喫煙を例外的に容認するよう、緩和ケア医らが求めている。同法改正案は、非喫煙者がたばこの煙を吸い込む受動喫煙を防ぐのが目的。厚生労働省は「患者が集まる医療機関は配慮が特に必要」と説明する。

 これに対して、緩和ケア病棟を持つ病院などで作る日本ホスピス緩和ケア協会は、敷地内禁煙によって喫煙者が同病棟への入院を断られたり、退院を迫られたりする事態を懸念。全面禁煙の対象から除外するよう求めている。

 同協会の約200施設が答えた調査では16%の施設が病棟に喫煙所を設けていた。他に、玄関横やベランダでの喫煙を認める施設もある。志真泰夫・同協会理事長は、「残り時間の少ない人を追い詰めるのはいかがなものか」と訴える。

今日から3月
早いものですね

実は今日で禁煙してからまる9年になります
正式には2月29日なんですが
今年はうるう年ではありませんので3月1日

あれからタバコを取り巻く環境がずいぶん変わりました
ちょうどタスポというカードを申請するために写真を撮りに行った日に
気が変わって禁煙したというのも私らしいです
絵にかいたような朝令暮改

以来タバコの値段もスゴイことになって
ヨーロッパ並みの金額になりました

挙句の果てに世間は喫煙者に厳しくなりました
元々マナーの悪い人もいましたけど
正しく喫煙している人にも厳しい目が注がれます
国も健康のためとかいいつつ
それでいて税収は欲しいもんだから禁止にはしないというのは
健康よりも金が欲しいという下心が垣間見えます

命にかかわる病気になってもタバコをやめられないのは
意思が強いとか弱いとかの次元ではありません
あれってフツウに薬物中毒なんです
喫煙者がタバコをやめたときに身体に起きる現象は
禁煙した人間しか味わえるものではありません

病院で喫煙というのも褒められたものではありませんが
余命いくばくもない患者さんにまで
「健康」の常識を振りかざすのも
ちょっと融通が利かないような感じがします
目的と効果を考えても合理性に欠けます

世の中には原則もあれば
例外もあると思います

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2016/12/27

運動の効果

“心臓にいい”スポーツは?目からウロコの健康と運動の最新研究


 健康のためにスポーツを行なっている人は多いが、具体的にどのように心身の健康に資しているのか。スポーツの具体的な“効能”について、昨今いくつかの研究が報告されている。

■運動がメンタルに及ぼす6つの効能

 WHOは成人および中高年に対して、週に少なくとも150分の運動を推奨している。毎日するなら20分程度、週5日なら1日30分といった具合になる。

 運動は心とカラダの健康に欠かせないものということになるが、健康情報サイト「The Active Times」では、運動がメンタルの健康に寄与している6つのポイントを紹介している。

○ストレスの低減
 健康調査研究NPOの「ADAA」によれば、継続的な運動がストレスの解消に繋がることが証明されているという。さらに運動は疲労感の低減と、全体的な認知機能の向上をもたらすためのきわめて有効な手段であるという。

○脳機能の向上
 運動は脳の機能を直接活性化し、能力が最大限発揮できる状態にする。また運動を日課にすることで認知症やアルツハイマーの発症リスクを下げる。

○疲労回復
 継続的な運動は筋力と持久力を高めると共にカラダのエネルギーレベルを上げて疲れにくい体質を形成する。米メイヨークリニックによれば、運動によって酸素と栄養素が体組織へ効果的に運搬され、循環器系(特に心臓と肺)の働きが良好になり、日々の活動のためのエネルギーを増やしてくれるということだ。

○不安障害とうつの症状を和らげる
 気分がすぐれない時に部屋でジッとしているのは最悪の選択であり、そういうときほど運動をすべきであるという。運動でうつが緩和されることは科学的に証明されており、その鍵を握っているのが幸福感に関係があるといわれている神経伝達物質・エンドルフィンだ。運動によって脳内でエンドルフィンの分泌が盛んになることでメンタルの健康に保つことができる。

○集中力の増進
 運動は生産性の向上と集中力の増進をもたらす。継続的な運動によって脳内神経伝達物質の分泌が活性化し記憶力、集中力、明晰さといった脳機能が高まる。

○自信の高まり
 運動で得られる充実感や達成感、さらにはダイエットの成功などを体験することで、自分の意志や能力への自信を深められる。さらに運動を続けるモチベーションにもなり、正のサイクルが形成される。

 以上が運動がもたらす具体的なメンタルヘルスへの効能だ。何を期待して運動を続けるのか明確にしてみることで、運動が継続しやすいものになるかもしれない。

■ランナーの脳は“高速”

 最新の研究では、ランニングが脳内の情報伝達能力を向上させていることが指摘されている。楽器を演奏するのと同じくらい、走ることで脳内の各機能の接続を太く早くするということだ。

 アリゾナ大学の人類学研究チームが先頃、神経科学系学術誌「Frontiers in Human Neuroscience」で発表した研究は、ランニングなどの繰り返し運動(repetitive task)は、脳の各部位の結合をより密接にし、より同調した動きを可能にすることを指摘している。これは楽器を演奏するミュージシャンにも見られる特徴であるということだ。

 研究チームは、クロスカントリーのランナー11人の脳と非アスリート11人の脳をMRI(磁気共鳴画像撮影)を使って比較分析した。より正確な比較ができるよう、どちらのグループも年齢は18~25歳に限定し、体型のBMI値もほぼ同じで教育水準も同程度の者を揃えた。

 安静時において何らの課題も行なわない状態で2グループの脳の活動と構造を分析したところ、ランナーの脳は機能的接続性(functional connectivity)に優れていることが判明した。たとえば、計画立案や意思決定、マルチタスクの能力と深い関係にあるとされている前頭皮質の機能的接続性がランナーの脳ではきわめて高かったのだ。

 これまでの研究で、脳の機能的接続性と楽器演奏などの複雑な動きを伴う運動の関係性は指摘されていたのだが、それと同じようにランニングなどの繰り返し運動でも機能的接続性を向上させられることが示唆されることになった。

 機能的接続性のメカニズムはまだよくわかっていないのだが、脳震盪や脳梗塞などの脳へのダメージでその機能が損なわれることが確かめられており、また加齢による認知機能の低下やアルツハイマー病などでも機能的接続性の機能が低下することがわかっている。

 したがって中高年以降も運動の習慣を持つことで、認知機能の衰えをなるべく食い止められることが指摘されてくる。運動の習慣を持つことは心身のためのみならず、脳のためでもあったのだ。

■“心臓に良い”スポーツ種目は?

 メンタルヘルスのための運動、脳のためのランニングと、最新の研究で具体的な示唆が得られることになった。では、アメリカ人の死因の1位であり、日本でもがんに次いで2位の心臓疾患のリスクを低減する具体的なスポーツ種目はどれか? 新たな研究で、心筋梗塞などの心疾患リスクを大幅に下げるスポーツが特定されている。恐らく多くの人にとっては意外な競技種目が挙げられたのだ。

 英・エディンバラ大学、豪・シドニー大学をはじめとする国際的な合同研究チームによって先頃「British Journal of Sports Medicine」で発表された研究では、スポーツ競技を6種類のカテゴリに分け、それぞれの健康への影響を分析している。

 6つのカテゴリとはそれぞれ、エアロビクス、サイクリング、フットボール、ラケット競技、ランニング、水泳である。そしてこれらのスポーツのどれかをある程度本格的に続けている平均年齢52歳のイギリス人8万306人(男性46%、女性54%)の9年間に及ぶ健康データを分析した。ちなみにこの9年間の間に8790人が亡くなっており、そのうち1909人が心筋梗塞などの循環器系疾病が死因であった。

 そしてそれら循環器系疾病で亡くなった人々が行なっていたスポーツ種目を分析することで、逆に“心臓に良い”スポーツ種目が浮き彫りになったのだ。どのスポーツが心疾患リスクを下げるのか、研究の結果は以下の通りである。

●心疾患リスク低減率57%:ラケット競技(テニス、バドミントン、卓球など)

●心疾患リスク低減率41%:水泳

●心疾患リスク低減率36%:エアロビクス

 サイクリング、フットボール、ランニングについては有意な心疾患リスク低減は認められなかったということだ。そして何はともあれ、心疾患と循環器系疾患のリスクを低減するスポーツとしてラケット競技が頭ひとつ抜きん出ているという、なかなか意外(!?)な結果が今回判明したのである。

 今年のリオ五輪での日本人選手の活躍も後押ししてか、日本でテニスやバドミントン、卓球の人気はかつてないほどの盛り上がりを見せている。人気にあやかって将来の健康のために“便乗”してみても良いのかもしれない。

この記事では心臓の機能に着目していますが
運動することのメリットが紹介されています

私個人としてはスポーツには効果の裏に
リスクもあると考えていますので
単に健康のためだけならスポーツでない運動をお勧めしています

いずれにしても運動することでこれだけ多くの利点を得ることができます
新年から何かやってみようとお考えの方
これを参考にして身体を動かしてみてはいかがでしょう

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2016/12/13

睡眠習慣

「眠育」学校に広がる…遅刻・欠席減、学力向上

 スマートフォンの普及などで寝不足になりがちな子どもたちに睡眠の大切さを伝え、生活習慣を改善させる「睡眠教育」(眠育)が各地の学校で広がっている。

 眠りが子どもの体の成長に重要なのはもちろん、学習などの意欲にも大きく関わる。家庭や地域も巻き込んで遅刻や欠席が減り、学力アップの効果も出始めた。 

 「朝は午前7時までに起きましょう。1、2年生は夜9時までに寝ましょう」

 大阪市淀川区の市立三国小で10月の朝、保健委員の児童が正門前に立ち、登校中の児童らに呼びかけた。

 同校は年に3度、「生活点検週間」を設け、児童が就寝や起床の時刻などを毎日記録して提出。目標の時間までに寝た児童を表彰してきた。

 遅刻の多さから7年前に始め、大幅に改善した。全国学力テストの成績も向上。府の平均以下だったが、平均以上となり、その上の全国平均を超える科目も出てきた。

人間の能力を最大限に発揮できるって
相当限られた条件の中でしかできないんじゃないかと思います
栄養が不足していたらもちろんのこと
普段から身体を鍛えてなければ力が出るはずもありません

これは運動だけの問題ではなく
仕事や日常生活を円滑に行うためにも
重要なことだと思います

その重要な要素のひとつとして
「睡眠」が大きなカギを握ることが証明されたわけです

何も長時間寝ることが大事なわけではなく
睡眠という身体の疲れをいやし機能を整える機構を
普段の生活習慣の中できちんと管理することの重要性をあらためて感じる次第です

子供のころから睡眠が不規則であれば
学業に支障をきたすということがはっきりしました
これは何も小学校低学年のお子さんだけに限られたことではないでしょう

睡眠の環境を整えるのに一番支障が少ない年代に絞ったから
こういった結果が目に見えて現れたと考えます

もし大人でもきちんとした睡眠習慣が構築できたならば
普段の仕事にも影響するだろうと予測します
ただその妨げになるものがありすぎて
自ら放棄してしまっている人も少なくはないでしょう
ただ睡眠の重要性を認識し努力する姿勢は捨てるべきではないと思います

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2016/11/04

低体温

平熱が35度台、増える「低体温」

 平熱が35度台の「低体温」の子どもが増えている。体力や集中力の低下などの悪影響も指摘される。多くは生活習慣を見直すことで改善できるという。

 「低体温」とは、1日を通じて体温がおおむね35度台と低めにとどまっている状態のこと。最近はそうした子どもが珍しくないという。全国の小児科医107人を対象に2012年、飲料販売のキリンMCダノンウォーターズ(東京)が行ったアンケート調査では「低体温の子どもが増えている」との回答が8割近くを占めた。

 調査を監修した奈良県大和高田市立病院の小児科部長、清益功浩さんは「低体温は代謝が低下している状態でもあるため、疲れがたまったり風邪をひきやすくなったりします」と話す。

 人間の平熱は、生まれた直後は37度以上で、生後100日で37度ほど、2歳頃で36度台に落ち着く。夜眠っている時は低く、日中活動している時は高く、という規則的な体温リズムで生活するようになる=イメージ図=。

 低体温は、このリズムが崩れた状態だ。早稲田大教授の前橋明さん(子どもの健康福祉学)は「自律神経の働きが乱れ、体温調節がうまくいかなくなると、低体温になる」と話す。日中の運動不足で体温を上げる機会が少ないことも原因になるという。「低体温になると、登校・登園してげた箱の所でぼんやりと座り込んでいたり、午前中の授業が頭に入らなかったりといったことが起こってきます」と話す。


自律神経のバランス回復を
 低体温を解消するには、自律神経のバランスを回復すること。そのためには、規則正しい生活が最も大切だ。

 まずは遅寝遅起きの改善から。小学生ぐらいなら、午後8時、遅くとも9時には寝るようにする。メラトニンというホルモンが分泌のピークを迎える午前3~4時に体温は最も低くなる。明け方にはコルチゾールなどのホルモンが出て体温が上がり、目覚めの準備が始まる。朝食時には体温がある程度上がっている状態になる。

 ところが、寝るのが午後11時になると、体温の低い時間帯が午前5~6時にずれ、朝食の時間に体温が上がっておらず、食欲がわかない。朝食を抜けば、熱量摂取がないため、さらに体温は上がりにくいという悪循環に陥る。

 運動も大切だ。3歳児までは午前中に思い切り体を動かす。ある程度体力がついた4~6歳なら、午後も汗をかく運動をすれば、夕食をしっかり食べられ午後8時頃には眠くなる。

 午後にテレビゲームなどで遊んで体力を使わずにいると体が疲れず、夕食時に小食になったりする。活動的な時間帯が午後8時過ぎにずれ、眠くなるのは午後10時を過ぎてしまう。

 日中にしっかり活動して体力を使うことが大事だ。前橋さんは、幼児期なら親子でふれあう体操、小学生になったら鬼ごっこやドッジボールなどの運動を薦めている。

私も毎朝体温を測りだして久しいのですが
体温が気になりだしたのは体調が優れなかったことが原因
30代後半から体温が35.8℃くらいまで落ち込み
腰痛になるわ、アレルギーが出だすわ、風邪や肺炎にかかるわで
ずいぶんひどい目にあいました

以来体温を上げるためにあれこれ試してみましたが
数年後に36.5℃平均に戻れば
腰痛も改善して、悩まされた花粉症もなくなりました
以降8年間風邪もひかなくなり
体温がどれほど大事か思い知りました

今ではさらにアップして
平均で36.8℃くらいまで上昇
すると疲れもあまり感じなくなり
一晩寝たらスッキリ疲れもとれる身体になりました

体温が身体にどれほどの影響を与えるか
身をもって経験したわけです

この記事には運動することで体温の上昇を図るよう書かれていますが
体温を生み出す器官で最も重要なのが筋肉
全体の40%の熱を生み出すといわれています
2位の肝臓で20%程度だそうですが
悲しいかな肝臓はなかなか鍛えることもできません
それなら運動で筋肉を鍛えた方が効果的なわけです

ちなみに身体全体の筋肉の中で
腰から下にある筋肉が70%を占めているそうです
だから上半身を鍛えるのも悪くはありませんが
お子さんたちにはぜひ走り回って遊んでいただきたい

ゲーム機に遊びを占領されてしまった子供たちには
身体を動かして遊んでいただきたいものです

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2016/09/30

食欲の秋に

空腹でないのに何か食べたくなる ニセ食欲を撃退する3つのコツ

空腹でないのにお腹がすくニセ食欲は、“お疲れ脳”のせい?!空腹とは関係なくお腹がすいたり、口さびしいのは自律神経やホルモンバランスの乱れが影響。撃退法を紹介します。 食事の時間や量に関係なくお腹がすくのはなぜ? 旬の果物に脂ののった魚、新米など、ただでさえ食欲をそそる食材が店頭や食卓に並ぶ“食欲の秋”の到来です。ただ、お腹いっぱい食べても、食事時間でなくても、「やたらお腹がすいて、たくさん食べてしまう」「口さびしくて、つい間食してしまう」というのは正常な食欲ではありません。年齢とともに代謝が下がっていく中、こうした食欲にまかせて食べていては、あっという間に体重が増加。生活習慣病の原因にもなります。特にアラフォー以降に再び“食べ盛り”を迎える人が多いよう。なぜでしょうか。

「このナゾの食欲の原因は、自律神経の乱れとホルモンバランスの乱れにあります」と言うのは、かたやま内科クリニック院長の片山隆司先生。「空腹だから食べなさい」と指令を出す“摂食中枢”と、「満腹だから食べるのをやめなさい」と指令を出す“満腹中枢”を管理して、食欲をコントロールするのは脳の視床下部です。この視床下部は、自律神経の働きを調節し、ホルモン分泌をつかさどるところ。自律神経やホルモンバランスが乱れている時は、視床下部がオーバーワークになり、食欲コントロールがおろそかに。その結果、本当は空腹ではないのにお腹がすくという“ニセ食欲”が発生するのです。
食べ方で、ニセ食欲は撃退できる
ニセ食欲を撃退するには、食欲に影響を及ぼすホルモンバランスを整え、満腹中枢をしっかり刺激することが大切です。それには、食べ方に注意するのがコツ。
「ゆっくり食べたり、血糖値の上昇を抑える食べ方を取り入れましょう。それだけでも、かなり効果的です」(片山先生)

具体的には、「野菜から食べること」「よく噛むこと」「スパイシーなものはひかえめにする」3つのポイントを心掛けること。野菜から食べると、豊富な食物繊維が糖の吸収を抑え、血糖値の急上昇を防ぐことでホルモンバランスを整えてくれます。また、満腹ホルモンのレプチンが満腹中枢を刺激するには、食べ始めてから約20分かかるため、早食いは禁物。食べ物を口に入れたらよく噛んで、レプチンが効いてくるのを待ちましょう。また、日常的にスパイシーなものをたくさん食べると、空腹ホルモンが分泌されやすくなるので控えめにしましょう。

そして、心掛けたいのが規則正しい生活です。ホルモンバランスは、規則正しい生活、十分な睡眠、運動習慣によっても整えることができます。ニセの食欲撃退のためにも、できるだけ人間本来のリズムで生活するようにしましょう。

涼しくなると美味しいものがたくさん出回ります
暑さで食欲不振に陥っていた人も美味しくいただけるようになるこの季節
それでもこんな落とし穴もあるということは知っておきたいです

胃酸過多と空腹を混同してしまい
食べすぎてしまう人もけっこういますからね
自律神経の乱れで消化器系の動きが鈍っているところに
たくさん食べてしまうと悪循環に陥る危険性もでてきます

こんな時は逆に一食抜いてしまうくらいの方が回復が早いかもしれません

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2016/07/04

小顔矯正

根拠なし「小顔矯正」広告にNo! 消費者庁、9業者に措置命令

若い女性らをターゲットに、小顔効果を訴える一部の広告に、「No」が突きつけられた。頭蓋骨の矯正に、小顔効果は認められないというものだった。

エステサロンのウェブサイトで見かける、「戻らない小顔矯正」、「骨格矯正で頬骨を正しい位置に整えます」という、うたい文句。

これらのうたい文句に、今回、待ったがかかった。

消費者庁は、会見で「表示を裏づける合理的な根拠が示されなかったことから、措置命令を行ったものであります」と話した。

消費者庁は30日、頭蓋骨の矯正で小顔になり、それが持続するかのような広告について、「根拠がない」と指摘。
そうしたうたい文句をウェブサイト上に掲載し、数千万円を売り上げていた9つの業者に、再発防止を求める措置命令を行った。

これを受けて、消費者庁の指摘には、あてはまらない店で話を聞いた。
メディケア治療院・中村嘉宏代表は「『骨を押して小さくしてください』と、(お客さん)がよく来ますけど、骨なんか動いたら、脳を守れなくなるし、骨は絶対に動かないです」と話した。

では、この店で行う小顔矯正とは、どのようなものなのか。

実際に記者が体験した。

メディケア治療院・中村嘉宏代表は「(痛くないですね?)痛くする必要、全くないです。(顔は)細かい筋肉が繊細にあるから、強くやると痛めてしまう」と話した。

1時間ほど施術を受けて、その前後を比べてみると、左が施術前、右が施術後。

皆さんの目にはどう映るのか。

メディケア治療院・中村嘉宏代表は「普段、使わない筋肉を使って、細かい筋肉もアップしている。ただ、今は感じられるけど、長くは続かないです。(ずっと続くものではない?)すぐに体が引き締まらないのと一緒で、顔の筋肉の筋トレは持続させることが必要」と話した。

「美は一日にして成らず」、甘すぎる言葉の誘惑には、注意が必要。

世間ではこういう商売が多いのは承知しています
オステオパシーでもクラニオワークなど
顔面・頭蓋にアプローチする技法がありますが
小顔にすることはできません
目的が全く違うからです

以前、ウチで頭蓋矯正をすると聞いてこられ
小顔にしてほしいというご要望がありましたが
ちゃんと説明してお帰り願いました

クラニオワークは頭蓋骨のリズムを整えることで
脳脊髄液の循環を正常化しようとする技法であり
小顔になんてできるはずがないからです

フツウに考えて硬い骨をどうやって小さくするのか?
そんなこと不可能に決まってるじゃないですか
せいぜいむくみをとるだけのことぐらいしかできないはずです
申し訳ないけどニュースで登場してた施術の効果も
何の変化があったのかわからないほどです
まあ、あんなもんですわ

それでもこういう商売が多いのはニーズが多く儲かるからに他なりません
批判も覚悟で言えば大半のダイエットやO脚矯正も似たり寄ったり
今までダイエット目的の骨盤矯正の方が何人お越しになったか
そのたびに説明して運動と食事のバランス以外に有効な方法はないといってます
もちろん施術は絶対にしませんからお金はいただきません

O脚だって矯正することで多少はマシになるかもしれませんが
本質的な問題は歩き方や筋力バランスですから
矯正したあとに同じことを繰り返してたらいつまでたっても解決するはずがありません

でも言葉巧みに説明されたら飛びつく人が多いのも承知しています
だからこういう商売がいつの時代も多いわけです

手技療法にはいろんな可能性があると思っています
しかしできないことはできないんですよ

理屈の上ではなんとなくできそうな気がする
ただ現実問題として臨んだ効果を得られる人がどれだけいるのでしょうか?
手技療法だけでできることは限られています
机上の空論を振りかざして現実的に不可能なことを謳う
それだけはしたくありません

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2016/03/21

大きな効果 小さな効果

>ヨーグルトでカゼを予防できるって本当?

 カルシウムが豊富でお腹の調子を整える効果も期待できるなど、なにかと健康に良さそうなイメージのあるヨーグルト。牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう人にも勧めやすいので、何かと重宝する食品です。最近は栄養や整腸作用の他にもカゼの予防効果があると話題のようで、身近にもインフルエンザ予防のために免疫力を高めるといわれているヨーグルトを毎日飲んでいる人もおります。 健康のためにとヨーグルトを毎日飲んでいるような人が期待するようなカゼの予防効果はあるのでしょうか、検証をしてみたいと思います。 ■ヨーグルトの機能性 食品は医薬品ではありませんので、医薬品のような効能や効果をうたって販売することはできません。例えば、がんが治る、高血圧が改善する、細胞を活性化するというような表現です。例外として、特定保健用食品(以下特保)や栄養機能食品として認められている効果効能については表示や広告にうたうことは可能です。この決まりを守らなければ無承認無許可医薬品として取り締まりの対象となってしまいます。 なるほど、特保ならば効果や効能を認められている範囲で宣伝してもかまわないわけですね。カゼの予防が期待されるヨーグルトも特保として許可を得ているのでしょうか。特保には期待される健康増進効果によっていくつかの機能性を表示出来るのですが、ヨーグルトなどの発酵乳では、有用微生物によるおなかの調子を整える効果、食物繊維による血糖上昇の緩和、機能性ペプチドの血圧が高めの人に向いている旨の表示が認められています。 というわけで、今回のテーマであるカゼの予防であったり話題の花粉症予防効果は、特保として認証されているものではありません。当然、効果効能をうたえませんので、企業の宣伝ページを見てもこれを食べるとカゼが予防できるとかインフルエンザに効くというような表現はなく、体に良いというイメージで商品が紹介されていることがわかります。

■誰が効くといっているの?
では、効果があるといっているのは誰なのでしょうか。テレビ番組や雑誌の健康特集などで特定の食べものが良いとされると、次の日売り場からその商品がなくなってしまうという話がありますが、ヨーグルトや乳酸菌飲料を飲むとインフルエンザに効くのでは?と話題になったのもテレビのワイドショーが発端だったようです。
こうした番組では、効果の実証として実験・研究結果などを紹介し、専門家とされる人が登場しお墨付きを与える形式が一般的なのですが、それらの実験結果や専門家とされる人の発言が妥当なものであることが保証されていないのが問題です。
ヨーグルトを販売している企業はカゼに効果がありますとはいっていない、といことは押さえておきたいところです。
■効果があるというためには
医薬品であっても食品であっても、効果があるというためにはしっかりとした研究デザインをたて、検証をして効果を実証する必要があります。しかし、現状ではヨーグルトなどのプロバイオティクス食品を食べてインフルエンザなどの深刻な感染症を予防できるといえるような知見は十分とはいえません。
ところで、しっかりとした研究デザインとはどのようなものでしょうか?
人間は心理的なものが体にも影響をおよぼすことがあり、実際には有効成分が入っていなくても何か特別なものだと思って食べたりすると、体が反応をしてしまうこともあります。こうした反応は、日常生活ではあまり問題になりませんが、薬や栄養成分の効果を調べる上では邪魔になってしまうため、その影響を取り除いた実験方法を考えなければなりません。具体的には、効果をみたいヨーグルトと外見上の区別がつかないヨーグルト(プラシーボヨーグルト)を用意し、それぞれを飲んだグループの比較をします。また、利害関係も実験結果に影響があらわれることもわかっているので、研究参加者の利益相反なども問題になります。実験対象者も偏らないような配慮も必要ですし、飲ませる側も参加者がどちらを飲んでいるのかが分からないようにすることが求められます。
ヨーグルトの効果を実証したとされる報告をいくつか読みましたが、スポンサーが特定企業であったり、参加者が無作為に割り付けられていなかったり、プラシーボヨーグルトが用意されていなかったりと不備が多いものばかりでした。
もしかすると、ヨーグルトにはカゼを予防する効果があるのかもしれませんが、現時点ではあるとはいえない、というのが科学的な態度といえるでしょう。

■免疫力
こうした商品の宣伝によくあるのが、免疫力アップという言葉です。ヨーグルトを食べると免疫力が上がりカゼに強い体が出来るという理屈ですね。ところが、免疫力という言葉は専門用語ではありません。
生理学や免疫学の教科書を開いてもそのような言葉は通常出てきません。免疫力というもの自体が存在しないので、なにがどうアップしたのかを計測することもできないのです。免疫力という単語がでてきたら眉にツバをするぐらいで良いと思います。

■ナチュラルキラー細胞活性は免疫の指標?
免疫力のように曖昧なものではなく、ヨーグルトを食べると体内のナチュラルキラー細胞活性が高くなるから良いという主張はどうなのでしょうか。特定の指標であり、体外から侵入した異物に素早く対応する免疫系の大事な細胞です。
しかしよく考えるとこれもオカシナ話のように思えます。そもそも、健康な人のナチュラルキラー細胞の活性が高いのが良いことなのかどうかも微妙な話です。免疫というのは一つの細胞や物質だけで機能しているわけではなく、様々な免疫系が相互作用をして体の恒常性を保つとても複雑なシステムです。なので、一つの値だけ取り出して、高くなったから良い、低くなったから悪いと断定されるようなものではありません。あくまで指標の一つにすぎません。

■おまけとして期待するのはアリ?
色々と面倒なお話をしましたが、ヨーグルトが美味しくて栄養価も比較的高い有用な食品であることはまちがいないでしょう。さらに特保で認められているお腹の調子を整える作用や糞便の臭いを改善する効果は期待してもよさそうです。普段あまり食べない人がカゼの流行シーズンになんとなくヨーグルトを手に取ったり、整腸目的に食べたときちょっぴりカゼ予防の効果を期待するのは悪い事ではないと思います。
問題とされるのは、実際にあるかないのか分からない効果を実際に期待される以上に広めることでしょう。企業がいくら効果をうたっていませんといっても、カゼを予防できると思って購入している消費者が実際にいるのです。
何度も繰り返しますが、ヨーグルトはあくまで食品であって医薬品ではないのです。

「健康にいい」こんな単純な言葉で特定の食品をもてはやすことがあります
10年ほど前には「これを食べたら健康になる」って番組がずいぶんありました
結局やらせやデータの改ざん挙句の果てに健康被害もあったりして
そういったテレビ番組ってずいぶん少なくなったように思います

それらの食品が悪かったのかといえばそうではないように感じています
テレビの一番の目的は視聴者が健康になることではなく
視聴率を上げて宣伝効果を高めスポンサーから多額のお金が入ること
だからどの程度効果があるのか?
健康被害は出ないのか?
反対意見の有無などを検証することなく
大げさに吹聴するような傾向が強かったように思います
あまり話題にもなりませんが
当時の某人気司会者が健康被害が出たということで
今頃になって訴訟を提起されているという事実もあります

あんまりこういう情報に踊らされて
スーパーの売り上げに寄与するのも
賢い行動とはいえなかったんじゃないでしょうか?

さてこの記事はとても冷静にヨーグルトの良さを説き
そしてあまり過大評価してもだめだという警鐘を鳴らします
物事にはメリットもあればデメリットもあります
「効果」といっても大きな効果もあれば小さな効果もあります
しかしそれを長く続けることで少しずつ体質を改善することってあると思うんです

私も5年ほど前から毎朝ヨーグルトを食べ続けています
実はそれまでは乳製品を取らず避けていました

しかしヨーグルトの整腸作用で代謝が上がるという研究データがあることを教えていただき
以来けっこう真面目に食べ続けています

しかしちょうど食べ始めたころは平均体温も下がり気味で
逆に食べ始めたころから毎年風邪をひくようになりました
だから食べてすぐに風邪をひかないという効果があるとは思えないんです

それから次第に体温は上昇し
5年たった今年はまだ風邪をひいていません
もちろんヨーグルトだけのおかげだとは思ってもいません
そのころからヨガも始めましたし
去年からジョギングを始めたので
体温が上がったのは実際どれが原因かよくわからないのです

でもいろんなことを試していくうちに
いい結果が出だしたというのは紛れもない事実
「健康」でいるということはこんなことだと思うんです
何か一つのことをすれば健康になれるとは思いません

人間の身体と心は実に多くの要素に左右されるということを実感しています
しかもそれに時間という軸があり
その要素が長期的に身体に影響すればより効果も大きくなるんだろうと思います

老化するのだって一朝一夕にはいきません
同じように若返るのだって一か月や二か月でどうこうできるもんではありません

ヨーグルトだって美味しいからなんとなく毎日食べてたら
いい感じになってきたというだけのこと
100円かそこらのヨーグルトに
身体の願いのすべてを託すわけにもいかんでしょう
それこそ虫のいい話ですよね

そういう考えだと「健康」という言葉を巧みに使う商売のいいお客さんになるだけかもしれませんよ

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2016/03/03

気象病

白内障や脳卒中は「気象病」 気象に影響される病 防ぐには

 大阪・梅田の暴走事故は、運転者の体調の急変が原因だった。気温差の激しいこの時期、血圧変動も起こりやすい。天気と病気の関係に注目が集まっている。

 頭痛、関節痛、花粉症、白内障、脳卒中、心筋梗塞……。一見何の関係もないように思えるこれらの症状の共通点は「気象病」。「気象の変化と関係があると考えられる種々の病症」(『広辞苑』)だ。

「気象病は、命に関わるものから日常的な痛みまで、幅広くあります」

 そう言うのは『その症状は天気のせいかもしれません』(医道の日本社)の著者・福永篤志さん(49)。脳神経外科専門医である一方、気象予報士の資格を持つ。

 確かに晴天の日は気持ちがいいし、寒いと家にこもりがちになる。そういう気分的な問題だけではなく、人間はもっと直接的に天気の影響を受けているという。その最大の理由は人間が恒温動物であり、気温が激しく変動しても主に自律神経を駆使して体温を一定に保とうとするためだ。

 福永さんは、20年ほど前、脳卒中の発生頻度と月別平均気温との関係に注目した。すると、平均気温が高い8月の発症率は低く、逆に平均気温が低い2月の、気温が低下した日の1~2日後に起こりやすいという結果だった。

「脳卒中は一度患うと回復するのが非常に難しいので、何とか予防できないかと思ったのが原点です。その後、天気に注目しました。特に気温差が激しい日と最低気温が低い日に要注意です」 通常、気温差が激しいと、手足の血管は収縮・拡張し血圧も変動する。

しかし、高齢者や動脈硬化が進行している人は、急激な血圧上昇を抑えきれず脳内の細かい動脈が切れて脳出血を起こす可能性がある。それを防ぐには、血圧の変動を抑えるよう、起床後すぐに上着を着、靴下をはいたり、冷水で食器洗いや洗車はしないなど生活習慣が重要だ。

「今後は生活指導や病気の予防としても、天気予報は注目されていくのではないでしょうか」

 毎日の天気予報の見方も気象病対策の鍵になる。

「気温と気圧の急な変化に注意が必要です」と説明するのはライフビジネスウェザー所属の気象予報士・健康気象アドバイザーの小越久美さん(37)だ。

 気温に加え、気圧の変化も体に影響を及ぼす。気圧が低下すると交感神経が高まり、血管を縮小させ血圧が上昇。関節痛や頭痛、古傷が痛む原因の一つとなる。

「その日の気温をチェックした上で、翌日の最高・最低気温予想を確認することが大切。前日と当日の温度差と、1日の中での気温差も見てほしいです」

 気温差が大きいほど自律神経の調整が難しく、体への負担がかかる。東京の場合は10度の差が目安だ。春と秋は日中の外気温の差が大きい一方で、夏と冬では室内と外気との温度差が激しくなる。対策のポイントは、服装選びとエアコンでの温度調整。また2週間先の大まかな気温変動の可能性を知ることができる「異常天候早期警戒情報」も気象庁のサイトで確認できるので早めの気象対策も可能だ。

私も気候・天候と体調を関連付けて考えるんですが
多くの人をみていると気温の変化が激しいと
気圧の変化が激しいときはたいてい忙しくなります

医師であり気象予報士である福永さんがそういう考えをお持ちで
さらにデータをとっておられるならその信ぴょう性は高いと言えます

さすがに白内障や脳卒中なんかは私の守備範囲外ですが
腰痛や頭痛なんかにとどまらず幅広い症状の原因となりうるということが分かります

むしろ人それぞれ、身体に持つ弱点は違いますので
発症する症状は異なるでしょうが
体調が悪くなり元々持っていた持病なり傾向などが顕在化すると考えた方が正解だと思います

これから先三寒四温で変化の大きさやリズムも激しくなると予想されます
また一日のうちでも最高気温と最低気温の差が10℃を超える日が増えてくるはずです

「気を付けましょう」といっても具体的にどう気を付けるかが問題です
長期的には運動習慣をつけて自ら体温を上げ下げしておくと
外気温の上下動にも慣れると思いますし
血管の柔軟性もマシになるでしょう

しかし昨日運動して今日効果が出るはずもないので
やはりそういう身体づくりは2~3年かけてやるべきです

短期的には着るものや暖房で小まめに対応しないといけません
どうしても厚着しがちですが
暖かい日には積極的に一枚脱ぐ
それで寒ければまた着るといった具合に
一日に何度も着たり脱いだりして対応していかないといけないと考えています

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2014/12/12

エルニーニョ

5年ぶりエルニーニョ現象 暖冬の可能性

 気象庁は、世界各地で異常気象が起こりやすいとされる「エルニーニョ現象」が5年ぶりに発生していると発表した。北日本を除いてこの冬は暖冬になる可能性が高いという。

 「エルニーニョ現象」は南米沖の太平洋の海面の水温が平年よりも高くなる現象で、世界各地で異常気象が起こりやすくなるとされている。

 気象庁によると、この海域では今年6月以降、海面の水温が平年よりも0.5℃以上高くなっていることから、2009年以来5年ぶりに「エルニーニョ現象」が発生していると発表した。「エルニーニョ現象」が発生すると、日本では暖冬や冷夏になる傾向がある。このため、気象庁は北日本を除いてこの冬は暖冬になる可能性が高いとしている。

5年ぶりのエルニーニョだそうですが
本格的な暖冬ももう少し前だったように記憶しています
「暖冬」と聞けば暖かい冬と書きますが
そんなに甘いものではありません
とびきり寒い時期と妙に暖かい時期が入り混じり
体温調節が難しくなるわけですから
楽というよりも体調管理に気を使うことになります

実際に11月後半に20℃を超えていたのに
ちょうど一週間ほど前は寒波が到来しすごく寒かったです
週明けくらいから気温が上がりだし穏やかな気候になったかと思えば
来週は冷え込むという予報が出ています

これでは身体もたまったものではありません
12月に入って十日余りですが
過去最高の来院者数でてんてこ舞いしています
多くの方は気候の変動に翻弄され
自律神経系の乱れが目立ちます

この忙しさのまま終わるとは思えませんが
例年の12月に比べると忙しくなるのは間違いなさそうです

こういうことを知っていればあらかじめ防ぐこともできます
変化を先読みし先手を打つ
それができるただ一つのこと
言ってる私自身があまり調子がよくないのですが
なんとかダウンするのだけは避けたいところです

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