2024/09/13

廃止

みずほ銀行、手形・小切手の発行終了発表 25年度末

こんなニュースがありました

手形小切手が26年度末に廃止になるそうです

今の私にとって何の関係も何の問題もありません

ただ学生時代のゼミが手形小切手法だったので

多少寂しい気がするだけのことです

 

「歌は世につれ、世は歌につれ」という名セリフも昭和の話

法律も世の中の変化に対応するのは当然のこと

学生時代は商法を中心に勉強しましたが

私らが習った会社法もずいぶん変わりました

時間があればその辺の知識もアップデートしたいものです

 

 

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2024/05/22

1週間の歩行パターンと死亡リスク

週末にまとめてウォーキングでも死亡率減 毎日歩く人とそう変わらず

 

週に1、2日だけでも8千歩(約6キロ)以上歩くことで死亡リスクを下げられるかもしれないことを京都大などのチームが突き止めた。忙しかったり、めんどくさかったりして毎日は無理でも、週に数日のウォーキングをとり入れることで健康増進につなげられるという。

 ウォーキングは手軽に取り組める健康づくりの一つだ。これまでの研究で毎日8千歩以上歩くと死亡リスクが低減できるとわかっていた。ただ、週末だけ歩く人など、週に数日のみのウォーキングによる効果はわかっていなかった。

 チームは、米国の20歳以上の男女3101人(平均年齢50・5歳)を対象にした2005~06年の調査結果から、1週間の歩数と10年後の死亡リスクの関係を調べた。

 その結果、8千歩以上歩いた日が週にゼロの人に比べて、1~2日の人は14・9%、3~7日の人は16・5%、リスクが低下していた。歩く日数が多いほどリスクは下がったが、週に1~2日しか歩かなくても、3~7日歩く人と同じくらい、死亡リスクを低減できる可能性が示された。

 また、歩数を1日あたり6千~1万歩に変えた場合も調べた。その結果、いずれの歩数でも、歩いた日数がゼロの人に比べて、1~2日歩くだけで死亡リスクは大きく下がったという。

 チームの井上浩輔・助教は「週に1、2日歩くだけでも十分に死亡リスクを減らすことができる。毎日歩くということを気負わずに、まずは1、2日歩いてみることが健康につながる」と話す。

 

こんなニュースがありました

私自身も毎日のようにウォーキングをお勧めしていますが

正直言って具体的なデータをもっているわけではありませんので

あまりハードルを上げることなく

それぞれの人が長年続けられる程度にとどめておくことが大切だと申しあげています

現実問題、その気になって歩き出しても

最初から1万歩なんて張り切ってやる人に限って

ひと月も立たないうちにやめてしまわれるのを何度も見ていますので

言い訳できないくらいハードルを下げて

とにかく10年続けることだけ意識して歩いてくださいと言ってます

 

この研究でも毎日歩かなくても死亡リスクはさがると言われています

8000歩が本研究の基準ではありますが

たぶん歩数に関してもいろいろ変化は予想できますが

「歩く」ということを実行するのとしないのでは

大きな差はあるだろうと考えています

 

私としてももっといろんな条件で研究してくださることを願います

 

 

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2024/03/22

幸せは歩いてこない

100歳まで生きたい? 日本人は後ろ向き 幸福度も低く

 国連が定めた20日の「国際幸福デー」を前に、博報堂DYホールディングス傘下のシンクタンク「100年生活者研究所」が、国内と海外5カ国の市民を対象に、100歳まで生きたいかや幸福度について調査したところ、日本が最も低い結果となった。

 3月にインターネットで20~70代の男女を対象に調査した。日本は2800人、海外は米国、中国、韓国、ドイツ、フィンランドの計2840人に、人生100年時代の意識を尋ねた。

 「100歳まで生きたいか」と聞いたところ、「とてもそう思う」「そう思う」と肯定的に回答した日本人は3割未満で、対象6カ国で最も低かった。幸福度も最も低かった。

 100歳までの人生について「大変そう」「迷惑をかけたくない」との否定的な回答の割合は、各国で顕著な差はなかった。一方、日本では「幸せそうに見える」「チャンスが増える」といった前向きな回答の割合が各国より低かった。経済成長など未来への期待についても、日本は否定的な回答が目立った。

 100年生活者研究所の担当者は「他の国では人生100年時代に対し、ポジティブな側面にも意識が向けられている。日本でもポジティブな側面への社会的な注目度を高めていくことが課題」としている。

 国際幸福デーはブータンが提唱。2012年に幸福が世界中の人々の共通の目標となることを目指して国連で採択された。

こんなニュースを見たのですが

好むと好まざるにかかわらず

我々の世代の平均寿命は100才を超えると言われています

2人に1人は100才を超えることになります

否定的な意見には「大変そう」「迷惑をかけたくない」というのがありますが

これは私も同意見です

ただ自分で寿命をを決められるわけでもなく

ましてや自殺するつもりもないので

100才まで生きることを前提に準備をしておく方が現実的かもしれません

 

大変だったり迷惑をかけるのって

だいたいお金の問題と身体の問題

お金は私自身どうにもならんのですが

せめて身体はできるだけ自分のことは自分でできるような

そんな体づくりを今から準備しています

何にもしないで100才まで元気でいたいというのは

「働かんで金くれ」というレベルのお話

私が知る限り90才を超えて元気で暮らしておられる方は

全員ずいぶん前から運動して体づくりをされています

 

「幸せは歩いてこない。だから歩いていくんだね。」

むかしそんな歌もありましたが

100才の幸せは歩いていかんと手に入れられません

もちろん3歩進んで2歩下がる必要はありません

 

 

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2024/01/12

共感疲労

いつもお世話になっています高澤昌宏さんのメルマガを読んでいると

「共感疲労」の記事が紹介されてましたので転用させていただきます

目に、耳に、心に飛び込む惨状…「自分は日常を送っていていいのか」 災害時の「共感疲労」に注意

 新年早々、能登半島地震や羽田空港で航空機同士の衝突炎上事故が発生し、悲惨な現場の様子が報道されインターネットで広がっている。衝撃的な映像や写真に触れると気持ちが沈む人は、こうした災害報道にどう向き合えばいいのか。一般社団法人「鹿児島県公認心理師・臨床心理士協会」理事で災害対策構想コーディネーターの松元理恵子さんに聞いた。

 -気持ちの落ち込みはなぜ起きるのか。

 「災害や事故などの衝撃的な映像に繰り返し接すると、不安や恐怖が強まると言われている。自分は日常を送っていていいのかと自責感や無力感を覚える人もいる」

 「自分の身に起こっていなくても、自分事と感じてしまい、精神的に疲れる『共感疲労』を起こす場合も見られる。災害経験者は当時の不安や恐怖がよみがえってしまうこともある」

 -こうした報道とどう付き合えばいいか。

 「災害時の情報はありのままの現実を知るために大事だ。ただ、しんどくなりやすい人は、自分を無意識に追い詰めずに目の前の暮らしを大切にしてほしい。感じ方は家族でも人によって違い、後から出る疲れもある」

 「繰り返しや長時間の視聴、家事や食事をしながらの『ながら見』に注意し、時間を決めるといった視聴の制限も方法の一つだ。小さな子供にはできるだけ怖い映像を見せない工夫も求められる。不安そうだったら、『大丈夫だよ』と優しく伝え、抱きしめるなど安心感を与えてほしい」

 -不調が現れたら。

 「不安やいらいらなどの不調がある時は、安心できる人に気持ちや思いを伝えたり、専門家のサポートを受けたりする選択肢がある。自分に合うリラックス法、十分な睡眠とバランスのよい食事をとるなど生活リズムを大事にしてほしい」

南日本新聞より

「共感疲労」とは他人の苦難や困難に対して

共感や思いやりを持つことによって

自分が経験したものでは無いにも関わらず

心理的な疲労やストレスが引き起こされる現象です

 

アメリカのチャールズ・フィグレーが提唱した概念だそうで

つらい話を繰り返し見たり聞かされたりすることで

いつしか自分の身に置き換えてしまい

精神を病むことで身体にも様々な症状がでることがあります

実際に私もそういったケースにかかわったことがありますが

かなり重篤な問題を引き起こすこともあります

 

情報を共有することは大切ですが

現状テレビでは競うように報道されています

ある程度意識的に報道とのスタンスを考えた方がいいかもしれません

 

 

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2021/09/17

体育座り

子どもの腰に悪い? 脱・体育座り、広がるか PTA巻き込む中学校

 山口県下関市の市立豊北中学校(生徒109人)が生徒に体育座りを極力させない取り組みを進めている。体育の授業や集会などでは当たり前になっている座り方だが、専門家からは「座骨にストレスがかかる」など健康面の問題も指摘されている。PTAも巻き込んだ「脱・体育座り」に生徒たちの反応も上々だ。

 きっかけは矢田部敏夫校長が4月ごろ、体育館で開かれた生徒会などで体育座りをしている生徒のつらそうな表情を目にしたことだった。生徒会や講演会、月1回の全校集会――。体育座りをする機会は月1~2回とはいえ、長い時は1時間に及ぶ。矢田部校長を含め教職員も体育座りをしていることもあり「無理な姿勢を長時間続けることは生徒の健康に関わる」と判断した。

 対応を協議した教職員らは、入学式や卒業式など特別な行事で使っていたパイプ椅子に目をつけた。使う場合は、床を傷めないよう幅約1・5メートル、長さ約20メートルのゴム製シートを数枚敷く手間がかかることが課題だったが、椅子につける傷防止用のゴム製カバーがあると分かった。費用は同校PTAに協力を求め約140脚分を購入した。岸田宏志PTA会長(44)は「体育座りは私たちのころでもきつかった」と振り返る。

 カバーを装着した椅子は6月29日の集会で初めて使用した。生徒たちは、事前に生徒会メンバーが出した椅子を自分の場所まで運ぶ。集会は通常より5~10分開始が遅れたが、矢田部校長は「慣れれば時間もそれほどかからなくなる。子どもの健康を考え、今後も椅子の使用を続けていきたい」と話す。

 集会後、生徒たちからは「お尻が痛くて話に集中できなかったので良かった」「スカートなので床に座るのが嫌だった。椅子はうれしい」などの声が上がった。校内で体育座りをするのは体育の授業での数分だけになったという矢田部校長は「学校現場は子どもたちに無理を強いている場面が多く、体育座りもその一つ。(全国的に)見直しの動きが進んでほしい」と話す。


旧文部省の「集団行動指導の手びき」に掲載された「体育座り」
旧文部省の「集団行動指導の手びき」に掲載された「体育座り」

 地域によっては「体操座り」「三角座り」などと称される座り方が、国の資料に初めて登場するのは1965(昭和40)年のことだ。文部省(現文部科学省)が出した「体育(保健体育)科における集団行動指導の手びき」に、「腰をおろして休む姿勢」として、両手でひざを抱えて腰を下ろす子どもの写真が掲載されている。

 スポーツ庁によると、「手びき」は学校生活を円滑に送るための参考資料という位置づけで、指導が義務づけられている学習指導要領とは異なるが多くの学校で定着している。スポーツ庁には「体育座りは体に悪いのでは」などの問い合わせもあり、担当者は「長時間、同じ体勢で座るのが子どもたちの体に負担をかけることは事実。体育座りだけでなく、適切な時間で座らせる指導が教育現場では重要ではないか」と話す。

 長年、姿勢などの研究を続けている武蔵野美術大の矢田部英正講師は「長時間の体育座りは、内臓を圧迫し座骨にもストレスがかかるなど、体には不合理な座り方。前屈をしている姿勢に近いため、成長期にあたる子どもたちには腰痛などの原因にもつながる」と指摘する。立て膝やあぐらなど、体育座りと比べ体に負担が少ない座り方はさまざまあるといい「一人一人に合った座り方を指導することが大切だ」と話した。【大坪菜々美】

 

「体育座り」は私が子供のころにもありましたが

確かに内臓を圧迫しますし

ハムストリングと脊柱起立筋が筋膜で連続しているので

両者に過緊張を強いるとも考えられます

ただよくない姿勢でも短時間であればさほど問題にはならないと思いますし

ましてや子供のことですから私らと違ってさほど影響はないかもしれません

腰痛の原因にもなりうるという見解は至極ごもっともで

私がやればかなりの確率で身体に異変がでそうです

ここでもう一つのキーワードは「長時間」になってくると見ています

個人差や周りの状況によっても変わるでしょうが

「長時間の同じ姿勢」はリスクを伴います

ここでは体育座りだけが問題として取り上げられていますが

座学で長時間椅子に座っているのも腰痛の原因になりえます

実際問題事務で長時間座っている人が腰痛になるのはよくある話

何しろ立っている姿勢よりも椅子に座っている姿勢の方が

腰椎にかかる負担は50%アップ

 

それから考えれば体育座りであろうが椅子に座っていようが

長時間同じ姿勢というのはよくないのは事実

どうもこの記事を読む限り「体育座り」が悪者扱いされているような伝わり方が気になるのですが

「長時間」という条件もしっかり見ておかないと

問題がずれるような気がします

 

普段私たちもつい「悪い姿勢」を取ってしまいがちです

しかしそれも短時間であれば許容範囲内だと考えます

寝そべってテレビを見るなんてありがちなことですが

1時間番組をずっとその姿勢で見ていたら身体が痛くいなってしまいます

それが習慣となり長年続けばいろんな可能性が考えられます

 

「悪い姿勢」は目の敵にされがちですが

単発的なものであれば気にする必要もありません

仮にいい姿勢でも長時間に及ぶと悪いこともあります

姿勢正しく石の上で3年間も座禅を組んでいたら足が壊死してしまった高僧もおられるくらいです

 

「体育座り」が良いとか悪いとかの論争ではなく

「こうでないとならない」という発想を見直した方がよさそうな気もするのですが…

 

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2020/10/19

テレワークで初経験?ぎっくり腰

テレワークで初経験? 腰に激痛「ぎっくり腰」の原因・治療・予防法


 突然、腰に強い痛みが起こる「ぎっくり腰」。重い荷物を持ち上げたときなどに起こりやすいイメージを持つ人も多いと思います。ネット上では、コロナ禍の影響で仕事をするデスク環境が変化し、腰の不調を感じている人もいるようですが、中には「テレワークになってから、人生初のぎっくり腰をやってしまった」「腰にだるさがあって、重いものを持ち上げるのが怖い」「ぎっくり腰予備軍かも」など、ぎっくり腰の恐怖におびえる人も少なくないようです。

 

 テレワークへの切り替えがもたらし得る「ぎっくり腰」のリスクについて、かわかみ整形外科クリニックの川上洋平院長に聞きました。

くしゃみがきっかけの場合も

Q.そもそも、ぎっくり腰とは何でしょうか。

 

川上さん「ぎっくり腰の正式名称は『急性腰痛症』といい、重いものを持ち上げたり、くしゃみをしたり、靴を履こうとしたりしたときや急な腰の反り返しなどによって起こることが多いです。腰椎(腰骨)は5個の椎骨(ついこつ)で構成されていますが、それを支えている椎間板や関節、筋肉(筋膜)や靱帯(じんたい)などに部分的な損傷が起こり、強い痛みを生じると考えられています」

 

Q.「ぎっくり腰予備軍」とは、どのような人・状態のことを指すのですか。

 

川上さん「ぎっくり腰を起こしやすい要因として、腰に大きい負担のかかる姿勢や動作(長時間の立ち仕事、中腰の姿勢、重いものを持つなど)▽疲労▽運動不足▽ストレス▽睡眠不足▽喫煙▽偏った食生活――が挙げられます。20歳以下の人にみられることはほとんどなく、椎間板や関節などの加齢現象が始まる30代以降の人や、過去に急性腰痛を経験した人は注意が必要です。また、明確な予兆はありませんが、腰に何となく違和感があったり、疲れがたまっていたりする場合も要注意です」

 

Q.テレワークへの切り替えなどによる作業環境の変化によって、腰痛を自覚する人や実際にぎっくり腰を起こしてしまった人が増えているのは事実でしょうか。

 

川上さん「事実です。実際に私どものクリニックでも、テレワークに伴って生じる腰痛やぎっくり腰で受診される患者さんが増えています。その要因として、テレワークによる運動不足やオフィスと異なる環境で長時間、普段と違う姿勢をとることが考えられます。

 

例えば、ダイニングテーブルで仕事をしたり、ワンルームマンションの場合はソファとローテーブルしかなく、床座りで作業せざるを得なかったりする人もいることでしょう。自宅はオフィスのように仕事をする環境が整っていないことが多いため、腰痛の要因になりやすいといえます」

 

Q.ぎっくり腰と「かなりひどい腰痛」はどう違うのですか。

 

川上さん「ぎっくり腰は寝返りや起き上がり動作、前かがみ姿勢などによる運動時の腰部痛が主な症状で、安静時の痛みは少なく、『いつから痛いのか』が明確なのが特徴です。

 

一方、『かなりひどい腰痛』という医学的な表現はないので、慢性腰痛について説明しますが、慢性腰痛は安静にしていても痛いことがあり、いつの間にか痛みがひどくなっているのが特徴です。慢性腰痛の原因となる疾患には、椎間板ヘルニアや骨粗しょう症などがあります。また、正しくない姿勢や蓄積された疲労、運動不足、肥満などから、慢性の腰痛が起きることもあります」

 

Q.ぎっくり腰を起こしてしまったときの対処法を教えてください。

 

川上さん「ぎっくり腰のほとんどは自然に症状がなくなっていくので、自然治癒を妨げないように過ごすことが大切です。無理をせず、安静にしてください。横になって、膝・股関節を軽く曲げた状態で休むのがよいでしょう。腰部を冷やすのも効果的ですし、痛み止めの服用も有効です。炎症が起こっているので、当日は入浴を避けた方がよいと思います。しばらくはマッサージなども控えましょう」

 

Q.医療機関を受診すべき目安はありますか。また、医療機関ではどのような検査・治療が行われるのでしょうか。

 

川上さん「多くは1~2週間程度で自然に回復していきますが、ぎっくり腰を繰り返していると椎間板ヘルニアを併発したり、慢性腰痛へ移行したりすることがあるため、正しい対処が大切です。特に、下半身に痛みやしびれの症状が出現した場合は、椎間板ヘルニアなどの病気が隠れていることがあるので、医療機関を受診しましょう。

 

検査では骨折の有無、神経を圧迫していないかなどを確認します。治療としては、解熱鎮痛薬や筋弛緩(しかん)薬などの消炎鎮痛剤を処方したり、神経の近くに局所麻酔薬を注射する『ブロック注射』をしたりして、痛みの軽減を図ります。また、症状に合わせたリハビリや電気刺激療法・けん引療法による筋肉の緊張緩和を行うほか、コルセットにより患部の安静を保つこともあります」

 

Q.ぎっくり腰は再発することも多いのでしょうか。

 

川上さん「一度、ぎっくり腰を経験すると、その後の1年間で約4分の1の患者さんが再発するといわれています。腰を支える筋肉が弱いままだったり、腰に負担をかける体の使い方をしていたりすると、ぎっくり腰を繰り返してしまうので注意が必要です」

 

Q.コロナ禍の影響で引き続き、テレワークをしている人も多いと思います。テレワークの環境下で、ぎっくり腰を予防するために心掛けるべきこととは。

 

川上さん「腰に負担がかかるような長時間の座位作業(座りっ放し)を避け、適度に体を動かしたり、ストレッチをしたりするようにしましょう。また、ストレスが続くと痛みに敏感になります。音楽や食べ物など自分の好きなものを生活に取り入れ、ストレスを軽減しましょう」

実際に腰痛館に来られた方にもそういう人は何人かいました

あまり気にしていないでしょうが

通勤って結構な運動になります

朝起きぬけで冷えた身体にはいいウォーミングアップになっているかもしれません

在宅勤務で血液の循環が悪いまま

長時間デスクワークを続ければ

ぎっくり腰になるのもわかるような気がします

 

運よくぎっくり腰になっていなくても

潜在的にはそのリスクはかなり高いだろうと予測します

フツウ仕事前に準備運動をすることはあまりありません

むかし勤務していたところで始業前にラジオ体操をしていたところもありましたが

なかなかそこまで意識できる人も少ないだろうと思います

 

今後在宅勤務を定着する職場もあるでしょう

そういった方はその問題点もある程度把握しておいた方がよさそうです

 

 

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2020/07/14

病は気から

「病は気から」の解明に注目 

前向き思考でアレルギー改善、山梨大グループが発表

 前向きな気持ちが花粉症などのアレルギー症状を改善させるという研究結果を山梨大の中尾篤人教授(免疫学)らの研究グループが発表し、欧州アレルギー学会誌「アレルギー」のオンライン版に掲載された。「病は気から」の科学的根拠をめぐっては、ストレスが体調不良につながるメカニズムは解明されつつあるが、逆にポジティブな思考が体にいいという結果は注目される。(渡辺浩)

 

 ■「世界初の知見」

 

 中尾教授によると、花粉症や気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などの新薬の臨床試験では、患者が偽薬が効いたと信じ込む「プラセボ効果」が他の疾患の薬より高く出ることが知られており、患者の気持ちがある程度影響するとみられていた。

 

 そこで研究グループは、マウスを使い、前向きな感情を脳内でつかさどるドーパミン報酬系と呼ばれる神経をさまざまな方法で活性化し、アレルギー反応の影響を解析。その結果、いずれも通常より2、3割程度症状が軽くなったという。

 

 中尾教授は「ポジティブな精神状態を生み出す特定の脳内ネットワークが、アレルギーを生じさせる免疫の仕組みと密接にリンクしていることを直接的に証明した世界で初めての知見」としている。

 

 ■研究者の後悔

 

 「アレルギー疾患の治療は、もちろん薬を適切に使うことが第一だが、患者さんが前向きな気持ちを保ち続けることも大事であることが研究で示された」と中尾教授は話す。

 

 今回の研究に携わり、この春から福島県立医大に移った中嶋正太郎講師は「私は高校生の頃から花粉症に悩まされてきた。学校の成績の落ち込みや失恋で精神的にかなり不安定な状態だった」と振り返る。

 

 研究結果を受けて「今思えば、もっと明るくポジティブに日々を送っていたら良い方向に進んでいたのではないかと思う。これからも、こうした体の仕組みを明らかにしていきたい」と語った。

 

 ■免疫力も向上か

 

 「病は気から」の研究では平成26年、大阪大のグループがストレスが免疫力を低下させるメカニズムを交感神経の働きから証明。29年には北海道大のグループが、ストレスで起こる脳内の炎症が胃腸の病気や突然死につながる仕組みを解明している。

 

 ストレスの反対である前向きな気持ちが体にいいという考えは、書店に並ぶ健康本や自己啓発本に目立つ。平成7年にはプラス思考で出る脳内ホルモンが心身の最良の薬だと主張する本がベストセラーになったが、学術的な研究はあまりなかった。

 

 中尾教授は「前向きな気持ちは、免疫の過剰な反応であるアレルギーを抑える一方、ウイルスへの正常な免疫の働きを高めると考えられるので、新型コロナウイルスなどへの抵抗力は上がるはずだ。脳と免疫の関係を今後も研究したい」と話している。

 

昨日ご紹介した「うつも肥満も腸内細菌に訊け!」という本では

ストレスが腸内細菌に大きな影響を与えると書かれていました

そして腸内細菌は免疫に対する役割を担っていることもいわれています

 

このニュースの因果関係に腸内細菌がかかわっているならば

すごく納得のいくことです

 

私自身会社勤めのころ複数のアレルギーで病院通いしていましたが

退社して数年でアレルギーが治りだし

一番困っていた花粉症も5年ほどで完治

きっとこの記事で書かれていることが私の身にも起きたんだと確信します

 

「病は気から」という言葉は

漠然と精神的な問題だと考えていましたが

科学的に解明されそうなところまで来ているようです

 

 

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2019/12/10

グルテンフリーダイエット

グルテンフリーに糖尿病、糖質制限に死亡率上昇のリスクも

 特定の食品を“食べない”ことが大きなリスクとなることがある。近年注目を集める「グルテンフリーダイエット」には「2型糖尿病」のリスクがあると報告されている。

 グルテンとは、小麦やライ麦などに含まれるたんぱく質のこと。グルテンの摂取を控えて免疫力向上やダイエット効果をめざす食事法がグルテンフリーだ。海外のセレブや、テニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチらのスポーツ選手が取り入れて、日本でも健康意識の高い人々から支持を得てきた。

 しかし米ハーバード大の研究チームが約20万人の患者の30年分のカルテを分析したところ、1日4g以下のグルテンしか摂取しなかった人は、12g以下の標準的な量のグルテンを摂取した人に比べて、2型糖尿病の発症リスクが13%上昇したのだ。健康検定協会理事長で管理栄養士の望月理恵子氏が指摘する。

「もともとこの食事法は、小麦アレルギーや、北欧や米国に患者の多い『セリアック病』(遺伝性のグルテン不耐症)のために治療法として開発されました。治療を必要としない一般の方が行なうと、食物繊維や微量栄養素が不足し、2型糖尿病のリスクが上昇すると考えられています」

 炭水化物の摂取を減らす「糖質制限ダイエット」も広く知られているが、こちらは死亡率を上げるとの研究がある。

 国立国際医療研究センターは2013年、糖質の摂取量が最も少ない「低糖質群」(食事全体の30~40%以下)と最も高い「高糖質群」(食事全体の60~70%)を比較解析した結果を発表。それによると、「低糖質群」の総死亡率は「高糖質群」の1.31倍高かった。

 米ハーバード大が約1万5000人を25年間追跡した調査でも、最も死亡率が高かったのは、食事に占める炭水化物の割合が3割以下の人だった。新潟大学医学部名誉教授の岡田正彦医師が解説する。

「糖質は体を動かすために必要不可欠なエネルギー源であり、長期にわたって不足すると様々な悪影響が生じます。とくに危険なのが、糖質を制限しながら、たんぱく質を多く摂取することです。

 2012年に米国、ギリシャなどの研究チームが4万人を15年間追跡した調査では、『炭水化物を20g減らしたうえでたんぱく質を増やす場合、たんぱく質が5g増えるごとに心筋梗塞と脳卒中を合わせた発病率が5%ずつ高まる』との結果が出ました。炭水化物を減らした代わりに、肉などのたんぱく質を多く摂るメニューは避けるべきでしょう」

 美味しい食事は人生の彩りになる一方で、摂取量や食べ方を間違えれば寿命を縮めかねない。健康寿命を延ばして食生活を楽しむために、正しい情報を知っておくことが肝要だ。

 

月刊トレーニングジャーナル12月号で栄養がテーマの記事で

間違ったダイエット法の危険性についての言及があり

糖質制限にも触れられていました

そこでの例えで「極端なダイエットは気にゴムをくくりつけて強く引っ張った状態であり、ダイエットをやめてゴムを離したら引っ張った分だけ元に戻る」とありました

それからその具体的な理由が挙げられていましたが

健康法も薬などと同様にメリットもあればデメリットもあるということなのでしょうか?

この記事では極端な間違った糖質制限をすることで

筋肉が減り脂肪は減らないという

望んでいることと逆の結果が出かねないということでしたが

このニュースでは糖質制限が糖尿病ののリスクを高めるということだそうです

 

何でもやればいいということではなく

その程度や方法を吟味したうえで行うことの必要性を改めて感じます

 

麺好きの私としてはホッとしたような気持ではありますが

もちろん食べ過ぎていいはずもありません

何事もほどほどが大事だということのようで…

 

 

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2019/11/12

サプリメント

DHA・EPAはサプリメントでの摂取は推奨できないと医師言及

 健康効果が証明されている栄養素であっても、食べ方次第で無駄になる場合がある。

 例えば青魚などに多く含まれる「DHA・EPA」。多価不飽和脂肪酸のうちオメガ3脂肪酸と呼ばれる栄養素の一種で、血液をサラサラにして血栓を予防する作用や、老化や発がんを抑える抗酸化作用がある。

 しかし、新潟大学医学部名誉教授の岡田正彦医師は「サプリメントでの摂取は推奨できない」と言う。

「DHAやEPAが体に良いことは間違いありませんが、サプリメントでは健康効果が得られないという論文があります。2009年に米国の研究者が医学論文10件を比較・分析した分析結果は、そのうち9件の調査で、DHAやEPAサプリを摂取した人としていない人で『健康状態に差がなかった』と結論づけた」

 それどころか、EPAの過剰摂取は死亡率を上げる可能性があるという。

「2007年に医学誌『ランセット』で発表された国内の共同研究によると、EPA成分を大量に含む医薬品を服用した人の死亡率は3.1%で、飲まなかった人の2.8%に比べて少し高くなっていました。血液がサラサラになりすぎてしまい、脳出血などを起こしたのだと考えられます。

 体に良い栄養素でも、高濃度で摂取しすぎると、マイナスの影響を及ぼすことがあるのです」(岡田医師)

私は基本的にサプリメントを摂りません

むかし知人がサプリメントを売るネットワークビジネスをやっていて

いろいろ世話にもなりましたので購入しました

それが値段は高いのに全く効果を感じられず

最後にはその人自体も全く信用できなくなって以来サプリメント全体が信用できなくなりました

 

それはそうとサプリメントは自然の食品とは異なり

目的の成分を抽出してあるので

希望の栄養素をとる効率がよさそうに感じます

逆に言うと自然界で存在するバランスは損なわれているとも言えます

人間にとって都合のいい事のすべてがいい結果を招くとも限りません

往々にして後から健康被害が出たりするケースも何度か見てきました

売る側にすれば表向きの目的は利用者の健康かもしれませんが

一番追及したいのは営利目的であるのはどんな企業でも当たり前のことです

毎日メリットばかりを並べた宣伝を目にしますが

健康被害などのデメリットはよほど大きな問題でも発生しない限り

伏せておくのは企業としてよくあることだと考えています

 

DHA・EPAはだれでも知る栄養素ではありますが

血液サラサラとか記憶力がよくなるとか

まあ、これだけよくもメリットばかりを集めてきたものだと思うほど

針小棒大ともいえる宣伝文句が並んだ広告を毎日のように見ています

 

ところが世の中いいこともあれば悪いこともあるものです

今更ではありますがこういう研究結果が出てきました

おそらく企業は黙殺するだろうと予測します

あんまり人の話を素直に聞きづらい世の中です

この先このお話がどう展開していくのか見守りたいです

 

 

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2019/06/28

座りすぎ

日本人は世界一「座りすぎ」? 

糖尿病や認知症のリスク…仕事見直す企業も

 職場では長時間のデスクワーク、自宅ではテレビやスマートフォン…。

 現代人は1日の約60%を座って過ごすとされ、なかでも日本人が座っている時間は世界トップクラスだというデータも。近年、そんな「座りすぎ」が健康に悪影響を及ぼす恐れがあるとの研究結果が明らかになった。肥満、糖尿病、脳血管疾患、認知症などに罹患(りかん)するリスクが高まり、寿命が縮まる可能性を指摘する専門家もいる。こうした現状に対し、オフィスワーカーにとって当たり前の「座りながら仕事」を見直す企業も出てきた。

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 1日11時間以上座る人は4時間未満の人と比べ、死亡リスクが40%アップする-。豪シドニー大学などが2012年に発表した調査結果は世界に衝撃を与えた。

 また、明治安田厚生事業団体力医学研究所の調査(平成30年)によると、1日9時間以上座っている成人は、7時間未満と比べて糖尿病をわずらう可能性が2・5倍高くなるとの結果が出た。

 なぜ「座る」という日常では当たり前の行動が健康へ悪影響を与え、死亡リスクを高めるのか。

 血流の悪化招く

 座りすぎが健康に及ぼす影響について研究している同研究所の甲斐裕子主任研究員(人間環境学)は「座りすぎのライフスタイルは筋肉の代謝や血流の悪化を招く」と指摘する。

 甲斐主任研究員は「人間の体で一番大きい『大腿(たい)四頭筋(太ももの前側部分)などの下半身の筋肉は、座っている状態だとほとんど稼働せず、筋肉への刺激が少ない」と説明、「この状態が続くとブドウ糖の吸収を促すインスリンの効きが悪くなる『インスリン抵抗性』が起こり、血糖値が上昇するため、糖尿病となるリスクがある」と話す。

 その上で、こうした生活習慣が長期にわたれば、糖尿病だけではなく、肥満、がん、認知症などの健康リスクを引き起こし、寿命が縮まる可能性にも言及する。

 メンタルヘルスにも影響するといい、1日12時間以上座っている人は、6時間未満の人と比べて、抑鬱や心理的ストレスなどを抱える人が3倍近く多いという。

 対策について、甲斐主任研究員は「30分以上座っていると代謝が落ちてくるため、定期的に筋肉に刺激を与えることが重要。高さを変えて、立った状態でも仕事ができる昇降式デスクの導入などで座っている時間を短くすることが効果的だが、一定時間ごとに業務を中断し、椅子から立ち上がり、数分でも歩いたり体を動かしたりすることも有効」と話す。

 「健活☆タイム」

 企業の取り組みも進む。実験的に「座りすぎ中断プログラム」を導入したのが、企業の事務代行サービスを手がける「MYJ」(東京都江東区)。1日に3回、3分間の「健活☆タイム」を設けている。

 席を立って自由に活動できるもので、健康器具の利用やストレッチなど、従業員にプログラムを提供することで、起立プラスアルファの運動を促している。

 先行部署での取り組みの結果、「肩こりが改善された」「眠気がとれた」といった好意的な社員の声が多数あり、今年2月から全社的に導入が開始された。

 企業の健康づくりなどを支援する明治安田健康開発財団の塙智史課長は、座りすぎ防止取り組みの普及に期待を込める。

 「健康面以外でも、上下関係を気にせず気軽に話し合えたりするなどのメリットがあり、生産性向上にもつながる」と話している。

 

腰痛館には座り仕事の方がよくお越しになります

座っていると一見楽そうに見えますが

足の筋肉を使わないせいで血流が悪くなり

足が冷えたりまたそこから腰痛などの症状を引き起こすこともあります

 

ところがこの記事によると腰痛だけではなく

糖尿病や認知症のリスクも上がるというから驚きです

 

私も施術しているとき以外は座ってますから

合計すると4~5時間くらいは座っているかもしれません

 

実際冬場なんかはずっと座っていると足が冷えることもありますから

そのたびに運動をして足の血行を良くするようにはしています

 

仕事ですからそんなに立ったり運動も頻繁にできるわけでもないでしょう

でもこういう事実をちょっと意識するだけでも

何かの時に足の筋肉を使う機会は増えそうです

 

 

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