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2026/07/31

一勝九敗

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一勝九敗 柳井正

ユニクロの服に身を包み本書を読むのは感慨深いものがあります

筆者は言わずと知れたユニクロ(ファーストリテーリング)の創業者

私個人としては大阪にユニクロがお目見えしたのは30数年前だったと思います

当時はまだ仕入れた製品を売られてて

とにかく安さがウリで車で八尾のお店まで出かけたのを懐かしく思います

そのころは私もアパレルでしたが

百貨店勤めだった私はユニクロを軽く見ていた節はありましたが

いまや時価総額でいえばトヨタ・三菱UFJに次ぐ第三位の規模

「恐れ入りました」と土下座したい気持ちです

知らず知らずのうちに全身ユニクロコーデが日常となり

世界中でユニクロが標準服のような大きな話になったからすごいもの

 

本書を読んで驚いたのは

元々、父親が経営するアパレル販売店で

70年代には「御三家」と称されるところのVANを扱っておられたのが始まり

私もかつてはその御三家のうちのブランドにいたので

妙に親近感を覚えました

さらに会社員をされていたときはジャスコ(現イオン)だったそうですが

当時の社長岡田卓也氏の姉上と一緒に仕事をなさってたとか

私も学生のころはジャスコでアルバイトしてましたが

何度か岡田社長の姉上に命じられてほうきとちりとりを持って

あとをついて回ったことがありました

それなのに現在のこの差は才覚と努力に大きな違いがあったからに他なりません

 

どーでもエエ話はおいといて

本書を読んで感じたのは非常に淡々とした進め方が印象的

この手の本はほとばしるパッションというのが通り相場なんですが

とてもクールな印象を受けたのは

筆者が基本的に「理」の人だからかもしれません

最終章にこれでもかというくらいの基本理念が書かれていましたが

情熱が先行する気配は感じられません

すごくドライな印象が強いです

 

タイトルの「一勝九敗」に感じるところがあって

本書を購入しましたが

経営は10回戦ったら9回は負けるという前提

つまり失敗でいちいち滅入ってたら一勝すらできないという状況において

失敗しても淡々と次善策を考える

そして次の行動に移すためには

感情に左右されない鋼のメンタルが必要なんだというメッセージだと受けとめました

だからいい時も悪い時も一喜一憂することなく

今すべきことをしっかり取り組むことの大切さを教わったような気がします

 

 

 

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