« Music Box | トップページ | 誤嚥性肺炎 »

2025/04/28

いくら頑張っても

常々運動習慣の重要性をお伝えしています

私が見ている限り一つの傾向として

いくら言っても運動をやらない人はやらないし

逆に健康のためにと運動を頑張ってやるのはいいけど

やりすぎてしまう方も一定数いらっしゃいます

意外に過不足なく適切な運動を実践する方の少なさを感じています

 

とりわけ男性の方に多いのですが

学生のころからスポーツをなさってて

その当時の感覚ややり方がベースとして運動なさる方もいます

そういった方の考え方として共通するのは

「衰えるのがイヤ」というのが根底にあるようです

 

わからないわけではありません

人がなぜ努力をするのかというと

成長することを期待しているわけですから

成長するどころか衰えるなんて受け入れがたい話です

せめて成長はしなくても必死で頑張って衰えるのだけは食い止めたいという

信念ともいえる強い気持ちで激しい運動を毎日のようにされる方もいるわけです

 

そういう人は大好きです

努力もしないでいい結果だけを欲する人も少なくない中で

黙々と努力を重ねる姿は尊敬に値します

 

しかしちょっと待ってください

若いころとは身体も違えば運動の目的も違うはず

学生時代のクラブ活動なら大会に出場して上位を目指すのが目的かもしれませんが

高齢者の運動は健康維持、体力維持が目的であって

高校生のクラブ活動のノリで運動することは

健康どころかケガが病気のリスクも高くなります

「過ぎたるは及ばざるがごとし」の言葉通り

激しい運動を続けてアキレス腱を切った方も見ましたし

体力を消耗すると病気に罹りやすい身体になることさえあることに

気づいていない方が多いのも事実

 

体力は、文部科学省の定義によると

「運動をするための体力(行動体力)」と「健康に生活するための体力(防衛体力)」があり

 体力測定で評価する瞬発力や調整力、持久力が行動体力にあたります

一方、感染症などに対する抵抗力(免疫力)などが防衛体力にあたります

毎年冬になると本格的にやっているスポーツ選手の間では

風邪やインフルエンザなど感染症の対策が話題になります

つまり行動体力に全フリしているスポーツ選手は防衛体力が弱いというわけです

数年前にコロナウィルスが流行ったとき

意外とスポーツ選手が感染し

世間は身体を鍛えているのにコロナウィルスに感染するんだと

驚きの声もありましたが

知っている人から見れば防衛体力が弱点であることは明白です

 

だから運動をすればするほど強くなるのは競技能力だけで

意外と健康からは遠ざかるのは知っておくべきです

私の感覚で言えば

90歳を過ぎても健康で普段の生活にも支障をきたさない人は

30分程度のウォーキングとラジオ体操くらいしかしていないものです

スポーツ選手とは真逆なんですが防衛体力に特化した運動を続けられた結果なんですね

 

何事も目的に合った努力をすることで

望んだ結果が得られると思います

やみくもに頑張ることが得策ではありません

 

私がいつも思うのは

いくら頑張ってもあと100年は生きられないし

何をやっても病気になるときはなりますし

死ぬときは死にます

それを踏まえながら最適解を模索する方がよろしいかと…

Achilles_old_man

(フリー素材:いらすとや)

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

noteで読む「身体言葉に学ぶ知恵」

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」1-10

Kindleで読む「身体言葉に学ぶ知恵」11-20

 

|

« Music Box | トップページ | 誤嚥性肺炎 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« Music Box | トップページ | 誤嚥性肺炎 »