内腹斜筋
内腹斜筋は大雑把に説明すると
骨盤から肋骨と腹直筋まで走行する腹筋の一つで
主に体幹部の回旋、屈曲、側屈するのが仕事です
また胸郭を下げる作用もあることから呼吸にもかかわる筋肉です
そして最近は腸骨を引き上げつつ仙骨に対して締め付ける役割もあることが言われています
骨盤は中央に仙骨があり、包み込む形で寛骨(腸骨・座骨・恥骨)が存在するのですが
仙腸関節が腰痛関連でも重要な部位であることは
広く知られています
仙骨の上には背骨があり
上半身のほとんどの重量が仙骨に乗ることになります
この図のように仙腸関節は仙骨を挟み込んで
その重量を支える役割も担うわけですが
一番右の図のように腸骨が仙骨を挟み込み
下に落ちないように頑張っているのが内腹斜筋だと言われています
骨盤ベルトと似たような機序ですね
正直、私自身も「そんな話聞いてませんけど」って状態なんですが
そういう新たな役割も指摘されているって話です
このような聞きかじりの知識をご披露したのは
筋肉って教科書通りの作用だけではなく
けっこう裏ミッションが多いってことです
それだけ単品の筋肉の研究から
全体を考えたときの役割に視点が変わってきたのがわかります
もう一つ面白いのは
この図やこの話題が変形性膝関節症に関する本に書いてあったということ
膝にもかかわる問題のようです
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