KOBE KATSU
KOBE KATSUとは神戸市の中学生が
放課後・休日に校区の枠を越えて
さまざまなスポーツ・文化芸術活動に参加できる新しい仕組みです
というのが神戸市の説明です
そしてその背景には学校教育におけるクラブ活動の問題点がありまして
今、問題となっているのはクラブの顧問が教員による
無償の残業により成り立っているということ
働き方が問われる現代においてこのような現実が各自治体で議論されています
しかも責任者として生徒を指導する立場の教員が
それぞれのスポーツの経験者であるとは限らないという問題点もあります
いわば名ばかり責任者みたいな立ち位置で顧問をされている教員もいるということ
私も中学の時顧問の先生はインカレにでたこともあったバスケットボールの経験者でしたので
顧問の先生の指導で活動させていただいたのですが
卒業後未経験の国語の先生が顧問をされて
OBの私が引っ張り出された経験もあります
私らのようにクラブ活動が学業よりも優先していた人にとっては
学校からクラブ活動がなくなることに反対されるだろうという推察もできますが
世界を見渡しても学校で日本のようなクラブ活動が行われている国は稀で
むしろ神戸市が提案しているスポーツ活動の方がほとんどだと聞きます
正直どちらにしても問題点はあると思いますので
簡単にどちらがいいのかはわかりません
ただアメリカなどは競技の経験者が指導して
お金の面は地域が寄付をして地域の大人たちが見守るというシステムも悪くはないと思います
神戸市の提案は日本の少年少女のスポーツ活動の根底を揺るがす提案になることは間違いなく
具合の悪い学校や団体もありそうなので
この制度が広まるかどうかは微妙なところですが
一部の私立学校や有名選手にとっての利害関係と
ごく普通の生徒や学校にとっての利害関係がぶつかり合うのは予想できますが
当分見守っていきたいと思います
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