原因は一つとは限らない
同業者の方でカッコイイと思うのは
きちっと検査法をやり原因を特定してから
短時間であっさり治してしまう先生もおられて
すごくあこがれてはいるんですが
私の場合それをやっても結果が出ないケースが何度もあったので
原因として考えられるものを
第一候補、第二候補、第三候補くらい考え
ひと通りやってみるスタイルです
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」方式で時間もかかり
自分でも泥臭いと自覚はしていますが
ひとつ思うのは身体の不調は決して一箇所だけに起こるのではなく
全身に広がるものと認識しています
ましてや関連性のある部位は全部悪くなることもあり
可能性が一番高いところだけアプローチして良くなったとしても
二番手、三番手の良くない部位が後々悪さをする可能性を考えています
先日膝の内側に変な痛みが出る方がいて
鵞足炎を疑ったのですが
お話を聞くと炎症からくる痛みといいよりも
神経の問題ではないかと考えました
レアケースではありますが伏在神経に問題があるのだと推測しました
こういうケースではハンター管という
内側広筋と大内転筋のところにある内転筋管がこれらの筋肉に絞扼される場合が多く
アプローチしたのですがイマイチ上手くいかなかった感じがしたので
鼠径靭帯のところと大腰筋にもアプローチしてみたところ
なんとなく上手くいったみたいです
伏在神経の走行を考えると鼠径靭帯と腸腰筋の部分や
腰椎の4番5番の可能性も考えられると思い
ひと通りやってみたら何とか良くなったようです
私の師匠が「治してなんぼ」とよく申しておりましたが
結果がでないければ消えてなくなるのがギョーカイの掟
土台私らレベルが格好良さを求めるよりも
結果を出す可能性を追求した方が得策だと思います
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