有斐閣ストゥディア 会社法
何を隠そう私は大学時代は法学部で
商法を専門的に勉強していました
ゼミは手形・小切手を専攻したいましたが
時代は流れもうすぐ手形や小切手がなくなるということ
ゼミ以外で主に勉強していた会社法も何度も改正され
もはや私が学んだものとはずいぶん変わってしまったようです
学生時代学んだものが全部なくなるのももったいないと感じ
アップデートもしたいし忘れてしまったものを取り戻したいと思い本書を購入
このシリーズは基本書とは違い初心者むけに全体像をわかりやすく解説したものですが
読んでみて思ったのは私にとって一番足りなかったのは初歩的な全体像ということに気づきました
大学のころは条文解釈、論点・争点の整理、判例読解とゴリゴリの学問をしていたのですが
社会に存在する会社の実態と日常の営みという点が全く抜けていました
ま、いわば九九を覚えずに三角関数をやっていたくらいのことでしょうか
たぶん学生時代だったらこんな本を読むことはなかったでしょうが
現実にある問題点や実際の運営など
理論とは離れた「よくあること」がしっかりと示されています
もちろん改正されたポイントも判例もぬかりはありません
覚えていた判例もありましたし新しい争点もサラッと触れられています
今度は民法も読んでみたいです
| 固定リンク
コメント