« 忘れかけたころに | トップページ | 納豆パスタ »

2024/12/13

背中がはる

Screenshot_20241211073748

毎度毎度思うのは同じような症状の方が

時期によって偏るという傾向があること

11月はぎっくり腰など歩けないほどの腰痛の方が多かったのですが

12月に入って多いのは背中のハリを訴える人

今月になって急激に気温が下がったのが引き金かなと思っています

 

背中のハリというのは激しい痛みを伴うわけでもないのですが

なんとなく苦しくて重だるくて

気持ちよく過ごせないという

かなりあいまいな表現になってしまいます

この辛さはご本人にしかわからないものですが

人によって訴える部位もことなるので

聴いている方も正確な状況をつかむことが難しいです

 

結論からいうとそのあたり全部が悪いと考えています

というのは外傷のようにどこかにぶつけたわけではないので

一箇所だけ悪いというのも考えづらく

関わり合いのある部位は全部悪いとみて施術した方が上手くいく確率が高いというわけです

 

ただやみくもに全部アプローチしても時間がいくらあっても足りないので

ある程度可能性の高い部位に目星をつけて施術して

その中で私にとって特殊なケースがみつかれば

アプローチを変えてみるという流れで施術します

 

まあ、一般的なところで背骨の付近が硬いので

多裂筋や脊柱起立筋は必須なんですが

そこから肋間筋などにも緊張が連鎖するのはありえるのですが

肋間筋の緊張は一番下でつながる横隔膜の緊張は見逃せません

また横隔膜の下には多くの内臓があります

背中のハリの好発条件は気温や気圧など天候の大きな変化にあると睨んでいますので

自律神経系の不調はセットで捉えるべきだと考えています

 

「つながり」という点で見過ごせないものは他にもあります

脊柱起立筋は筋膜の連鎖でハムストリングと関係しています

前屈のストレッチでハムストリングが硬い人は背中も曲がりません

それと腰痛関連で大腰筋や腰方形筋って主役になりうる筋肉ですが

大腰筋は胸椎の12番、腰方形筋は肋骨の12番に付着しますが

ここでも横隔膜との連鎖が考えられます

 

このように言い出したらキリがないほど

いろんな要素が次から次へと出てくるわけですが

「そのへん全部が悪い」と考えた方がいいという

極めてアバウトな物言いにはこういった理由があります

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

|

« 忘れかけたころに | トップページ | 納豆パスタ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 忘れかけたころに | トップページ | 納豆パスタ »