菱形筋はまさにひし形の筋肉で小菱形筋と大菱形筋の2種類があります
頸椎の6番から胸椎の4番が起始で肩甲骨内側縁が停止です
僧帽筋の下にあり大雑把に「肩こり」のとき
僧帽筋と並んで菱形筋もよくこっています
むかしの人は「けんびき」という名称を使うこともありましたが
私なりにけんびきがこるときって菱形筋の拘縮だと勝手に思ってます
主な仕事は肩甲骨を背骨の方に引き寄せる作用がありますが
だいたい肩がこるような仕事って手を前方に出して行う作業がほとんどですが
手を前に出す姿勢は肩甲骨は外転し
菱形筋は引っ張られた状態となり
その姿勢が長時間に及ぶと引っ張られ続けた菱形筋が血行不良になり
ダルさを覚えるのが肩こりの一つのパターンだと思います
そして何年もそういう状態が続くと
菱形筋が弱体化し肩甲骨が常に外転した状態になり
いわゆる「猫背」の姿勢が定着します
たまに見かけるのは菱形筋が激しい筋拘縮をしている場合
胸椎を下に引っりさげる力が働き
胸椎由来の神経痛を発症していたケースもありました
忘れてはいけないのは菱形筋は肩甲骨内側縁に付着していますが
同じ場所から前鋸筋も走行するので施術の際にはワンセットとして見ています
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