腰の回転
会社員時代はよくゴルフコンペに参加しました
っていうかほぼ強制的に参加させられました
「コンペに来なかったらワシにも考えがある」
と幹部役員に言われたら
「喜んで参加させていただきます」
と答えるしかありません
その当時はパワハラとかコンプライアンスなんて言葉もない時代でしたから
これも宮仕えの悲しさよとばかりにゴルフをたしなんでいました
ところが肝心のスコアが壊滅的
見るに見かねた役員が特訓だとばかりに
練習場に連れていってもらいました
よく言われたのは「もっと腰を回転させて」というアドバイス
ゴルフに限らず上手いといっても素人のアドバイスはけっこうデタラメだったりします
この仕事をやりだして腰がどれくらい回転するかがわかったら
上司のアドバイスが間違っていたことに気がつきました
上の図は左から腰椎・胸椎・頸椎の回旋角度
5つの腰椎合わせても5度しか回りません
元々腰椎は安定性を担保する部位なので
あまり動けない構造になっています
多くのスポーツで腰の回転って思われているのは
実は股関節で体をねじるというのが真実
それに腰を回旋させる筋肉よりも
股関節を捻転する筋肉の方がパワーがダントツに強いです
いろんなスポーツで専門家でない人が技術的な意見を言うことがありますが
たいていどこかの解説者の受け売りであったり
雰囲気でなんとなく論評してる人を見かけますが
正解かどうかはわからないものです
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