サルコリピン
たまたま興味深い論文をみつけ読んでいると
65歳以上になると罹患する疾病の上位に
筋骨格系が入ることを知りました
1位は循環器系、2位は腫瘍、3位が筋骨格系となってました
脳卒中やガンは皆さんご存じだと思いますが
筋骨格系の疾患が3位というのは意外でした
しかも筋骨格系疾患は65歳未満では
あまり多くないというのも厳しい現実を見せられたわけです
私自身も来年で65歳になりますが
ここから先は筋肉や骨を大切に生きていかないと
ハッピーな老後は期待できそうにありません
この結果からも顕著なのは高齢になればなるほど
筋肉の萎縮が大きな問題となっているというご指摘もありました
そして最も気になったのは筋肉にあるサルコピリンというたんぱく質の存在
筋肉が身体の器官の中で最も熱産生が多いことは知られています
そしてこのサルコピリンは運動時でなくても熱を産生するタンパク質なんだそうです
我々は寝ているときでも体温があります
これは安静時でもサルコピリンが熱産生をしているからなんだそうです
問題は筋肉量が減ってサルコピリンも減ると代謝が低下し
冷え性、肥満、糖尿病などのリスクが上がります
体温が下がることは免疫力全体の低下も考えられます
筋骨格系の問題は運動能力だけにとどまらず
様々なところに影響をもたらすことがわかりました
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