間欠歩行と脊柱管狭窄症
もう20年近く前の話なんですが
自転車で走っていたら交差点の真ん中でお年寄りが転がっていました
どうして転んだのかはわかりませんでしたが
ジタバタ動いていたので起き上がることができないとわかり
即座に自転車を止めてその人を起こしました
交差点を渡ってからも歩けないので
話を聞いてみるとコンビニにタバコを買いに行って
急に歩けなくなったそうです
家はすぐ近所だったので送っていこうと思ったのですが
少し歩くとまた歩けなくなって
結局救急車を呼んで自宅まで送り届けるようにお願いしました
臨機応変な救急隊のご対応がありがたかったです
たぶんこの方脊柱管狭窄症なんだろうと思いました
後日でもご家族と一緒に病因に行くように申し上げましたが
フツウに歩いていても急に動けなくなるのは間欠歩行といって
脊柱管狭窄症の特徴的な症状ともいわれます
(図:運動器・整形外科の基本より)
背骨の後方に脊髄が通る脊柱管という管があるのですが
その管が狭くなり(狭窄)脊髄が圧迫されることで様々な症状を引き起こします
特に歩行時は安静時よりもはるかに多くの血液を必要としますが
狭窄による圧迫により血液が十分に供給できなくなることから
歩いている途中で動けなくなったりするそうです
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