脊柱起立筋
昨日、固有背筋のお話をしましたが
今日はそのうちの脊柱起立筋について思うところを述べます
修行時代は師匠から脊柱起立筋を緩めるように言われ続けました
基本的に私も同じ考えです
脊柱起立筋はその名の通り脊柱、つまり背骨を立たせる筋肉であり
姿勢維持に関して最も重要な筋肉の一つで
腰痛関連でも必ずかかわってくるという認識です
脊柱起立筋は最長筋(間違って右だけ消してしまいました)と
腸肋筋と棘筋の三つの筋肉の総称です
開業当初は師匠の教えに従って
これらの筋肉を緩めることを最重要だと考えていました
それ自体は悪くはないのですが
私の勉強不足で下部腰椎付近の脊柱起立筋を一生懸命にやってました
今から考えれば笑い話みたいで
上の図を見たら素人でもわかりそうなもんですが
下部腰椎のあたりの脊柱起立筋はほとんど腱で
一生懸命に腱を緩めようとしてたわけです
うん!緩むはずがありません
位置的には上部腰椎から上が筋肉の部分であり
解剖学の勉強をちゃんとしていればわかりそうなもんですが
今でもすごく恥ずかしい思い出の一つだったりします
それと最近の解剖学の書籍やアプリなどは昔より細かいところまで見ることができますので
一見縦方向の走行だと勘違いしやすいのですが
細い筋肉の集合体で斜めの走行であることがわかります
特に3Dのアプリはいろんな角度から見ることもできるし
細かいところまでピンチアウトできるのでありがたいです
まだ使いこなせていないのでいったん消してしまったらどうしていいかわからなかったりもします
| 固定リンク
« 固有背筋 | トップページ | ニーズを把握する »
コメント