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2024/02/23

仙腸関節に思う

むかしから仙腸関節が動くか動かないかで論争がありました

詳しい理屈は置いといてあんまり動かないけどちょっとは動く

そんなところで落ち着いているようです

 

考えてみれば四足歩行の哺乳類でいえば

後足と関節しているのが腸骨(寛骨)であり

前足と関節しているのが肩甲骨ですから

脊柱に対して肩甲骨が自由自在に動くわけですから

(そもそも関節してない)

腸骨が仙骨(脊柱)に対して不動というのもピンとこない話であり

そこは大人の事情ってやつで

推進力のトレードオフで安定性を要求されるがゆえに

可動性を失ったものと推測されます

 

Photo_20240219145401 Photo_20240219145402

青色で描かれた後仙腸靭帯や前仙腸靭帯をはじめとする

さまざまな頑強な靭帯で固められ

がんじがらめにされているようです

かつては「不動関節」との烙印を押されるほどの

動きの小ささはわずか数ミリ程度だと言われています

 

現実に戻って腰痛がらみで

仙骨に痛みを訴える人が少なからずおられます

この痛みも仙腸関節に絡む数多くの組織が関係していると考えますが

ときおりダイレクトに仙腸関節に痛みを感じている人がいます

なかなか識別が難しいのですが(わかる人にはあっさりわかるんでしょうね)

きっとそうだと感じる時にはこれらの靭帯が関係しているのではないかと考えます

ただ靭帯はもともと硬いので主体的に靭帯が硬くなっているというより

これらの靭帯にかぶさるように存在する筋肉の緊張が原因ではないかという仮説を立てています

 

 Photo_20240219150501

この図のように後仙腸靭帯の上にあるのが多裂筋であり

さらにその上には脊柱起立筋が走行します

腰痛の人はたいてい脊柱起立筋が硬くなっているのですが

仙腸関節の痛みを生じさせているのは多裂筋の仕業ではないかと考えるのです

これらの筋肉は大きな一枚の筋肉ではなく

細かい筋肉の集まりであり

その役割も動きよりも安定性(姿勢維持)の役割を担います

 

最初に申し上げた通り

まったくの固定であれば筋肉ではなく靭帯だけでもいいわけですから

こういった筋肉が存在する理由は安定を確保しつつも多少の可動性を残しておきたかったからではないでしょうか?

 

 

 

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