梨状筋
(画像:オステオパシーアトラス)
このごろ多いのはお尻が突っ張る感じがするという訴え
幸いに痛みまで出ていないので
単なる筋拘縮という段階なんですが
けっこう梨状筋のトラブルは次の段階でさらに大きなトラブルを招くので要注意
仙骨の前方から大腿骨大転子まで走行する梨状筋は
仙骨と大腿骨を結ぶ唯一の筋肉で
仙結節靭帯を介してハムストリングと連携するので
私はペアとして扱っています
梨状筋が緊張すると足が外旋しますので
つま先を見れば外側により開いているので判断がつけやすいです
歩き方でもわかりますし
靴のかかとの減り具合でも梨状筋の様子はうかがえます
で、梨状筋の緊張は仙骨を引っ張ることから第5腰椎や腸骨との関節にストレスを生みます
つまりは腰痛の原因の一つとなりうるので
腰痛を扱うときは必ず梨状筋のチェックをします
また梨状筋の形状は何通りかあるそうで
走行次第で坐骨神経を絞扼することもあります
坐骨神経痛だと腰椎が疑うのですが
梨状筋に問題があって症状を引き起こすことも少なくないので
梨状筋の存在は常に意識しています
私自身何度か梨状筋の拘縮で痛い目にあっておりますので
その痛みやダルさは多少はわかるつもりなんですが
ごくまれに歩けなくなるほどの痛みもあったりしました
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