加齢と筋線維
今さらではありますがずいぶん体系が変わり果てました
学生の頃はよく運動もしてましたので
太ももやお尻はしっかり筋肉がついていて
逆にウエストは細かったものです
二十歳のころは68㎝のウエストサイズに合わせてパンツを買うと
腿回りやお尻はピチピチで
座ったときにセンタークリースから割けたこともありました
衰えというものはすさまじいもので
10㎝以上大きくなったウエストと引き換えに
腿回りの筋肉は痩せこけてしまいました
もちろん圧倒的な運動量の違いもありますが
加齢とともに個々の筋線維が細くなると同時に
筋線維の数も減っていきます
さらに筋線維も遅筋線維と速筋繊維に分かれますが
それぞれ持久系と瞬発系の繊維なんですが
速筋繊維の割合が次第に減っていきます
だから年を取ると瞬発系の動きができなくなるのは
全体の筋線維が減少しているのと速筋繊維の割合が落ちているのと
両方で動きが鈍くなっているわけです
なんでも速筋繊維の方が大きなエネルギーを必要とするから
エネルギー自体が減少している高齢者としては
省エネ目的で速筋繊維の割合を減らしているそうです
考えてみれば持久系の遅筋線維は
姿勢維持のための筋肉でもあるわけですから
遅筋線維が少なくなると立つことさえままならなくなりますから
どっちかを選ぶとすれば最低限遅筋線維だけは絶対に必要なわけです
ここ数年軽い筋トレ程度のことはやっていますが
筋肉が増えるということはありません
運動量も負荷もさほどでもないから当然のことではありますが
ダッシュする必要もないし、むしろ普通に立てて普通に歩けてを
20年先、30年先まで維持するのが一番の目的ですから
これはこれで致し方のないことです
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