脊柱管狭窄症いろいろ
(画像:図解 腰痛学級より)
腰痛のなかでもわりと名前を知られているものに
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症があります
この図は脊柱管狭窄症のMRI画像ですが
ご覧の通り白く映っている脊髄が砂時計のように搾られた箇所があります
読んで字のごとく脊柱管が狭く窄(つぼま)れたようになる障害です
それでも様々なパターンがありますのでご紹介してみます
まず加齢により黄色靭帯が肥厚して神経を圧迫する場合
これは椎間板の水分の減少により椎間板腔が不安定になり
それを補強するために肥厚すると考えられています
そして椎間板ヘルニアとの併合型もあります
また椎間板が薄くなったり変形したりで脊柱管のみならず
神経根の出口である椎間孔を圧迫するものもあるそうです
今回、いくつかのパターンを紹介したのは
「脊柱管狭窄症」という一つの障害でもいくつものパターンや原因が存在するということで
まずこれらの見極めが最優先だということです
こういった場合画像所見が一番わかりやすいのは言うまでもありませんが
どうやって治すか以前の問題として
現状分析が正確に行われることが大切だということです
私が施術を断って病院で受診することをお勧めしているのは
こういうことがわからない状況で施術することの危うさを危惧しているからです
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