胸腰筋膜
昨日、筋・筋膜性腰痛について私が思うところをお話しましたが
結局、私もあまりよくわからないという結論を申し上げたのは
胸腰筋膜があまりにも複雑すぎて
筋・筋膜性腰痛に関係する要素を整理してたら
多くの部位が胸腰筋膜に付着し
それぞれのテンションのかかり方によりバランスを崩すと考えているからです
胸腰筋膜は背中から腰にかけての筋膜で
浅層と深層とがあり
浅層には大殿筋、中殿筋、外腹斜筋、広背筋などと連続し
深層には仙結節靭帯、上後腸骨筋、内腹斜筋、脊柱起立筋、下後鋸筋
らと連続性を有する
つまりは腰の部分の筋膜は上から下から横から斜めから
引っ張られるわけで
これらの張力バランスが正常に保たれることで
体幹・足・手・頭部の動きを連結することで
各自バラバラのデタラメな動きではなく
統率の取れた連携が可能になるものとみています
ならばこれらの活動において不活性が生じ
一部テンションがかかりっぱなしだったり
不活性で血液やリンパの流れが悪くなることで
癒着が生じた場合腰背筋膜に痛みが走るのも容易に想像がつきます
それも一つの筋・筋膜性腰痛の病態と考えうるんじゃないでしょうか?
むかしはスポーツなんかで急激に腰をひねって痛くなるというイメージが先行しすぎてましたが
筋膜の研究が進んで腰痛に対する見方も変わってきたのかもしれません
(画像については1番目のは昔どこかから拾ってきてプリントアウトしたものなんで出処不明です。2番目3番目は「筋・筋膜 最新知見と治療アプローチより)
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