行動科学の展開
以前に読んだ「1分間リーダーシップ」の元ネタみたいな本です
先日発売の月刊トレーニングジャーナルのコラムのネタにするため「1分間」を読んだら
深掘りしたくなって本書を購入
そこまではよかったんですが
思いのほか分厚い本で内容も濃かったので時間がかかりました
「1分間」は本書の冒頭の部分を切り取ったダイジェスト版みたいな感じだったことに驚きました
むしろ「リーダーシップ」を発揮する前提として
組織のメンバーをどう見るかというところから話が進みます
マルローの欲求の説やらやたらと難しい話がいっぱいなんで
読む方もいっぱいいっぱいでした
やはり本書で一番残った部分は
「メンバーの関心の管理」「意味の管理とその伝達」「メンバー間の信頼の管理」
そして「自己の管理」と押さえておかなければならない要素が記されているところ
きっとそれぞれの項目が一冊の本になってもいいくらいの要素であり
それを意識できるリーダーってどれくらいいるのでしょう
本書の行き着く先はリーダーシップとは
状況に対応して変化するものと
「1分間」と同様の帰結になりますが
本書はそのプロセスが重厚です
正直お腹いっぱいすぎて消化できそうにないのですが
この先リーダーシップには縁がなさそうなので
何が何でもという感じはありません
でも興味深い内容ではありました
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