オープンウィンドウ説
いつも運動することで免疫力も高くなると申し上げています
運動習慣がない高齢者は体力が低下しますが
この「体力」という言葉には行動体力と防衛体力という分類があります
行動体力というのは筋力や持久力など行動の基礎となる身体能力で
防衛体力というのは病気やストレスに対する免疫力や抵抗力のことを言います
高齢者が運動能力が落ちていくのはみなさんご存じでしょうが
同時に免疫力なども落ちていきます
体力低下を防ぐために運動習慣は必要なわけですが
たまに聞かれるのはスポーツ選手が感染症に罹ると
どうして体力があるのに病気になるのかということ
コロナウィルスの時もそうだったんですが
スポーツ選手が感染したというニュースが流れ
どうして普段から鍛えて体力がある人が感染するんだという疑問ももっともです
ペダーセンによって提唱された「オープンウィンドウ説」という学説があり
激運動後に一時的な免疫抑制状態が生じるというものです
激しい運動した後はリンパ球の減少などの免疫低下の傾向があったりするそうです
学術的な研究ではそういうことになるみたいですが
体力を運動に全フリしているんだから免疫など防衛体力が残ってないとすれば
なんとなくわかるような気がします
体力のかたまりみたいなスポーツ選手が感染症に罹るというのはピンとこないことですが
毎年スポーツ選手の間ではインフルエンザなどの予防に気を配っているのが実際のところです
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