アスリートにできること
どういうわけか同じような方が集中してこられることが多いです
ぎっくり腰の方が数人来られだすと連続しますし
肩が痛い人の重なることがよくあります
今回のケースは症状ではなくアスリートが集まられます
長年「月刊トレーニングジャーナル」で連載はさせていただいていますが
アスリートの割合はさほど多くはありません
ところが先週くらいからアスリートの割合が著しくアップ
多少なりとも普段からそっち方面のお勉強もしておりますので
私個人としては喜んでおります
アスリート側からすれば整体を受けに来る目的は
身体の疲労を取り除いたり、痛みを取ってほしいということになりますが
私としてはそれ以外のお手伝いもできると考えています
まず将来のリスクの軽減
これは痛みを取るということと同じ線上にあるのですが
痛みというものどこかに何らかの問題があることの延長線上と考えれば
まだ痛くなってないだけの話になります
アスリートにとって潜在的なリスクは本来大問題なんですが
それを事前に無くしてしまえば一番いいわけです
昔から定期的に来られる方は試合の前に
そういった問題点があるかないかを確認して
もしトラブルがあった場合どう対処すればいいかを話し合います
それと私は専門家ではありませんのでテクニカルな問題はわかりませんが
身体を触って機能的に問題があれば
そこから推測しうるテクニカルな問題に対するアドバイスは多少できます
具体的なことはチームの専門家と相談してもらいますが
逆にフィジカル的な角度からの意見は役に立つとの声もうかがっております
トレーニングに関しても
競技の技術の前提として体力の向上を目的としたトレーニングを皆さんなさっているのですが
安定性、速さ、力、持久力、俊敏性など現代では明確な目的もありますし
その順序もあります
けっこうありがちなのは安定性がない身体に速さを求めても
脳は安全第一なのでストップを強制的にかけます
何もない地面の上で飛び跳ねることはできても
崩れそうな崖の先っちょで飛び跳ねることができるかといえば
自然と身がすくんでしまいます
これが脳の賢さなんです
だから速く走りたい、高く飛びたい、俊敏に動きたいと願っても祈っても
前提条件が整わないうちは自分の脳がストップをかけてしまうのです
まあ、この手のお話をしだすといつも長くなるので
手短にとは思うのですが
私自身こういう会話が好きなのでついついいろいろしゃべってしまいます
最近はアスリートの来院が急増しているので
私としてはすごくやりがいがあるのですが
そんなこんなでアスリートの来院をお待ちしております
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