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2023/05/01

困ったときには相反抑制

多くの手技療法の技には機序というものがあります

ことが起こるメカニズムであって

多少難しくはありますが、身体の機能というか法則みたいなものに則っています

中にはその人だけの世界で通じる理屈もあったりしますが

基本的には身体のお勉強をした人ならだれでも知っているような原理原則の裏付けがあります

私も一度「愛のパワー」みたいなもので治してみたいとは思うのですが

そういった選ばれし者でしか使えない技ではなく

ちょっと理屈がわかればだれでも使えるような技を使用します

 

もちろんタネも仕掛けもある手品でさえ

誰でもできそうに思えてもそれなりの修練は必要です

 

長いことこの仕事をやってきて思うのは

手詰まりになれば相反抑制という脊髄反射を利用するパターンが多いということ

相反抑制のきちんとした説明は難しいので誰にでもわかるお話で進めますが

例えば肘を曲げるときは上腕二頭筋という力こぶの筋肉を収縮させます

その反対にあるのが上腕三頭筋という肘を伸ばす筋肉

お互いに反対の動きをする筋肉なんで拮抗筋と呼ばれますが

肘を曲げるとき上腕二頭筋が収縮するのですが

もしも上腕三頭筋にも力が入っていると邪魔になるので

自然に力が抜けるように命令を送る神経反射を相反抑制といいます

もちろん選択的に同時に両者に力を籠めることも可能ですが

そのことはなかったことにして話を進めます

 

私が「困ったとき」というのは刺激を入れたい筋肉が痛すぎてアプローチできないケース

もつれた紐を一つずつほどくようなイメージで施術を進めるのですが

主要な筋肉が痛すぎて刺激を入れられないというのはたまにあります

もちろん悪いところを順に正常化するのがセオリーなんですが

やろうとすると拒絶されることもあり

それがメインの筋肉であることがよくあるので

スルーできない場合にはこの相反抑制を利用すれば

痛くない拮抗筋にアプローチすれば

なんとなく目標にしていた部分も弛緩するという理屈です

正直教科書通りに、理論通りにバッチリ決まるって感じではありませんが

ちょっとずつ加えていけば次第に何とかなることもあるので

困ったときは相反抑制に頼ることが多いです

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

 

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