石井直方の筋肉の科学
20年くらい前になると思いますが
石井先生が野球のバッティングのメカニクスを解説された記事をネットで見つけ
その記事を印刷したものを何度も何度も読んだのがスポーツ医科学との出会いでした
それまでバッティングは腰を回して打つくらいに思ってたのが
バッティングに必要な筋肉は回旋運動ではなく
縦方向の筋肉を巧みに使って強い力を生み出すことを知りました
その動きのスターターとして梨状筋という外旋筋を組み合わせることで
縦方向の力を回旋運動に変えるというのを知ってメチャクチャ感動したのを今でも覚えています
20年たった今でもたまにその記事を読んだりすることがあるのですが
いろんなところでお見掛けする石井先生の解説は奥が深いのにわかりやすく
何十年たっても目新しい身体の知識を与えてくださいます
月刊トレーニングジャーナルの4月号でも
ピリオダイゼーションの知見を述べられており
感銘を受けて本書を購入した次第です
本来ならば最新本を買うべきなんですが
ひとつ飛ばしてしまうのももったいないと思い
第一巻という位置づけの本書にしました
同じ月刊トレーニングジャーナルの紙面で
石井先生の記事と私の記事が一つになるというのは恐れ多いことではありますが素直にうれしかったです
さて肝心の本書のレビューですが
私も長いことこういう世界で仕事をしてきましたが
いまだに石井先生の話題には知らないことがいっぱいで
水戸黄門に印籠をだされた悪代官のようにひれ伏すばかりです
「もっと勉強しろよ」という受け止め方をするしかありません
「面白い本」というのは適切な表現ではありませんが
率直な私の感想です
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