仙腸関節の痛み
腰痛とひと言でいっても体の中で起きている現象は様々
ある程度お話をしているうちに可能性のある部分をいくつか考えるのですが
それがピタッと当たればそれなりに結果は出るのですが
何せクライアントご本人は何が起こっているのかわからないから来られているわけだし
伝える言葉によっても悩んでしまうのが実情です
先日久しぶりに仙腸関節に問題がある方を施術しましたが
最初は見当違いなところにアプローチしていたため
当然のことながら結果は芳しくなく
消去法で仙腸関節の問題を疑って
なんとか上手くいったのですが
仙腸関節の痛みは私にとってけっこう厄介だったりします
仙腸関節そのものに主な痛みがある場合って
仙骨と腸骨をつなげる靭帯にストレスがかかり痛み出すので
骨盤帯のアライメントを取り戻す作業と
後仙腸靭帯と仙結節靭帯の両方を視野に入れながら
痛みが出ないようにアプローチしないといけないのでデリケートな作業が必要です
アプローチの手段を(私が)持たない前仙腸靭帯もあったりします
癒着などがある場合カウンターストレインでは厳しいし
マッスルエナジーテクニックでは痛みが出たりもします
対象物にお伺いを立てるようにソロソロとしないといけないような場合もあるので
すごく気を使って時間も使って、さらには術後の痛みを予見しながら施術しないといけないのでけっこう難しいのですが
その割に全体のバランスが整っていないと痛みが増したりすることもあるので
苦労する施術の一つだともいえます
| 固定リンク
« どっきりパソコン | トップページ | 白い麻婆豆腐 »
コメント