一生、山に登るための体づくり
アタックネットにブックレビューが掲載されました
こちらをご覧くださいませ
「年寄りの冷や水」という言葉が似合うようになってきました
江戸時代には隅田川の水を飲み水として売っていたそうです
いくら昔の川はきれいとはいえ
生活排水も流されていたそうなので
年寄りがその水を飲むとお腹を壊すことがあったことから生まれた言葉だそうです
若いころはこれくらいは平気でやっていたという
数十年前の記憶で無理をすると痛い目に合うわけですが
山登りともなると命にかかわるケースもありますので
標高が低い山でも油断は禁物
適切な準備があってこそ自然を楽しめるのであって
自然をなめていると牙をむき出しにして襲い掛かってくることも知っておくべきです
本書の特徴は体力づくりの前提として
問題点やリスクをきちんと示したうえで
それらに備えるための準備を書かれている点でしょう
だからその必要性がしっかり認識してからの運動ですから
運動をしながらもう一度リスクを具体的に認識できるのは大きな意味があります
「登山のための体力づくり」と漠然としないのは
学者としての矜持を感じます
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