僕は君たちに武器を配りたい
これから就職活動をしようとする甥っ子にあげようかと思って購入
なかなか攻めた表紙です
「はじめに」の文章をそのまま表紙に持ってきています
アイキャッチになることだけではなく
文章そのもの挑発的でターゲットを絞り込んでいます
実はこの表紙の発想も本書らしさが出ているように思います
今の30代前半以下の若者はバブル期が吹っ飛んだあとに育ち
夢も希望もあった私たちの世代とは違い
困難な時代に生まれたのですから
既成のルートを歩めばそこそこの成功は約束されるというわけでもなく
サバイバルともいえる生存競争勝ち抜かないとそこそこの成功すらありつけない環境を歩まねばなりません
本書はインパクトのあるタイトルの通り「武器」となりうる思考や生き方を提案したものです
その内容はネタバレもありますので触れませんが
ビジネスパーソンとして今の社会を生き抜くために必要な考え方を示しています
スキルはいわば道具であり道具の使う場面や使い方を知っておかなければ無意味であることもわかります
便宜上、本書の対象はこれから社会に出ようとする
あるいは出て間もない若者となっていますが
若いころの社会の道理が染みついて
今の時代を把握しきれていない私らの世代にも刺さる内容です
まだもうしばらく社会の片隅で活動したい私にもとても大事なことを教えてくれました
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