ねぎま
「痛みの原因」これは我々の永遠のテーマかもしれません
私がギョーカイに足を踏み入れた時
「骨格のズレがすべての病気の原因だ」という考え方が多かったように記憶しています
そののち筋肉の拘縮であったり筋膜の連続性に原因を求めたりする考えも台頭してきました
どれが正解でどれが間違っているという単純な図式ではなく
治すためのの指標だととらえた方がいいのかもしれません
ここ十数年程は組織の癒着や滑走性に注目している私ではありますが
だからといって今まで考えてきた現象面を否定するつもりはなく
むしろ体の中で起こっている事態のどの面を見るかだけの問題だと考えています
身体の中には骨・筋肉・皮膚・神経・内臓などいろんな組織が所狭しと詰まっています
機械の部品ならこんなに密接したらダメだろうと思うほど隙間なく引っ付いています
長期間動きがなかったら、疲れたら、病気をしたら、加齢でと
様々な原因で滑走性が悪くなり、癒着するケースさえあります
その結果筋拘縮が起こったり、そこから関節可動域が減少したり骨格のズレが起きたりと様々な現象が起きます
先日、そんな話をしているとき
その方がむかし焼き鳥屋で働いてらっしゃったので
焼き鳥のねぎまになぞらえてお話をしました
お肉を串にさし、ねぎをさして、別のものを順々にさしているのに
焼いて食べるときに一つずつ串から抜けずに
引っ付いてひと塊になっていることがありますが
あんな感じの事が体の中で起こってますと説明しました
さすがにその道のプロですから
ねぎまの例えがすごく刺さったようで
イメージしやすいとご納得いただきました
食い意地はってる私ならではの説明だったかもしれません
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