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2023/01/30

道具と使い手

Dsc_0328

物置をゴソゴソしているとこんなものが見つかりました

「吸玉」といって絵のようにカップを背中に当てて

ポンプ式で中の空気を抜き真空とまではいきませんが

気圧を下げることで悪い血を集める器械です

 

20年近く昔の話ですが

当時行きつけの中国整体があって

本格的な吸玉をよく受けたものでした

これがすごく効果的で

調子の悪い箇所だけ皮膚が黒ずみ

いいところは赤くなってもすぐに元に戻ります

黒ずんだところは悪い血が集められ

一週間ほどで痣が消えたら身体が爽快になるという説明を受け

驚いたのは初期の風邪だったら吸玉で治してもらったこともありました

 

中国人の店長とは仲良くなり

やり方を教わり本格的なものとは全然違いますが

これを買って家でやってみました

 

ところが結果は全く効果はありません

その話を店長にしたら術者によって効果はまちまちなんだとか

実際にその中国整体でも店長以外にやってもらうと

ほとんど効果はなくて

吸玉はすぐれた方法であると同時に

使い手の技術が効果を左右するというのがポイントのようです

 

これって整体あるあるなんですが

特定の技術がいいか悪いかではなくて

上手い人がやればいい結果が出るし

そうでない人がやればいい結果は期待できないということ

 

同じ食材を使ってもプロのシェフが作れば美味しいものができても

私が調理すればそんなに旨いものができないのと同じことのようです

 

ほこりをかぶった吸玉は使い手の技術こそに価値がある

それを知るための授業料だったのかもしれません

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

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