臍曲がり
月刊トレーニングジャーナル2022年12月号に掲載された
「身体言葉に学ぶ知恵」を朗読していただきました
テーマは「臍曲がり」です
あらためて聞いてみると活字を読むのと
朗読を聞くのでは随分世界観が変わるもんだなと思います
朗読でも読み手によって変わるのは昔に体験していますが
いざ自分の原稿を朗読していただくと感動もんです
月刊トレーニングジャーナル2022年12月号に掲載された
「身体言葉に学ぶ知恵」を朗読していただきました
テーマは「臍曲がり」です
あらためて聞いてみると活字を読むのと
朗読を聞くのでは随分世界観が変わるもんだなと思います
朗読でも読み手によって変わるのは昔に体験していますが
いざ自分の原稿を朗読していただくと感動もんです
物置をゴソゴソしているとこんなものが見つかりました
「吸玉」といって絵のようにカップを背中に当てて
ポンプ式で中の空気を抜き真空とまではいきませんが
気圧を下げることで悪い血を集める器械です
20年近く昔の話ですが
当時行きつけの中国整体があって
本格的な吸玉をよく受けたものでした
これがすごく効果的で
調子の悪い箇所だけ皮膚が黒ずみ
いいところは赤くなってもすぐに元に戻ります
黒ずんだところは悪い血が集められ
一週間ほどで痣が消えたら身体が爽快になるという説明を受け
驚いたのは初期の風邪だったら吸玉で治してもらったこともありました
中国人の店長とは仲良くなり
やり方を教わり本格的なものとは全然違いますが
これを買って家でやってみました
ところが結果は全く効果はありません
その話を店長にしたら術者によって効果はまちまちなんだとか
実際にその中国整体でも店長以外にやってもらうと
ほとんど効果はなくて
吸玉はすぐれた方法であると同時に
使い手の技術が効果を左右するというのがポイントのようです
これって整体あるあるなんですが
特定の技術がいいか悪いかではなくて
上手い人がやればいい結果が出るし
そうでない人がやればいい結果は期待できないということ
同じ食材を使ってもプロのシェフが作れば美味しいものができても
私が調理すればそんなに旨いものができないのと同じことのようです
ほこりをかぶった吸玉は使い手の技術こそに価値がある
それを知るための授業料だったのかもしれません
このところジェフ・ベックに続き高橋幸宏さんと
我々の世代を担った大物アーティストの訃報が続きますが
高橋幸宏さんが参加していたYMOは大学時代に
音楽のムーブメントを作ったグループで
猫も杓子も「テクノ」って時代でした
最近でもテクノが復活しているようですが
アンダーワールドもエレクトロニックミュージックで
80年代以降の一端を担ったグループです
たまたま中古CDを漁っているとき出会ったアルバム
中心世代の私らからすると
今聞いても「ナウい」音楽です
おでんに使ったジャガイモが2個余りました
それで試しに作ったのがスェーデンの芋料理ハッセルバックポテト
割りばしで挟み込むように芋を置いて
下だけ切らないように薄切りにします
本当はオーブンで焼き上げるのですが
オーブンがないので電子レンジを加熱してから
スキマにバターとニンニクと塩を熱したソースをかけていき
オーブントースターで3分加熱
バジルの粉を振って完成
スキマにベーコンを挟むレシピもあったり
いろいろ工夫できそうなのですが
シンプルな今回のレシピもアリです
ある専門書を買いました
そこそこ高額な本なのでもちろん中古です
出版からそんなに年月も経ってないものなので
半額で手に入ったのはラッキーです
購入から翌々日届いたので開封してみると
古本といえどとてもきれいだったのでラッキーです
専門書はしっかり読み込まれているものも多いので珍しいパターンでした
しかも期待していなかったんですが付属のDVDもありました
これも異例中の異例
しかしよく見ればDVDの封は開けられていない状態
ここまでくれば不思議な感じがしました
読まれた形跡も全くなく新品同様
こんな高額な書籍を買ってDVDも開けることなく
読むこともなく中古市場に売りに出すなんて…
そんな疑問も挟まれていた一通の手紙を読んで謎が解けました
その手紙は執筆者に宛てたものでした
どうやら送った主は出版社の人のようです
きっと献呈本を読むこともなくブック〇フに直行したんですね
ラッキーといえばあまりにラッキー
しかし手紙くらいは読んであげてもよかったと思うんですが…
読んでいると別のページから校正の確認まで挟まっていたから驚き
こういう舞台裏は読者に知られることはないんですけどね
ありがたく拝読させていただきます
このところ寒波のニュースがいっぱい
とりわけ昨日の未明から朝にかけては最も気温が下がるという予報でした
10年ほど前にキッチンの水道が凍結しエライ目にあいました
その後毎年大寒波がやってくるたびに経験したのは
最低気温が-2℃以下で水道が凍り付くという基準が自分の中でできました
寒い地方とは違い寒さに対する対策はもともととられていないので
自分たちで管理しないといけないわけです
ウチの水道は3つのルートがあり
三か所蛇口を緩めて少しだけ水を流し続ければ難を逃れることができます
何度かチェックしつつ朝を迎えたのですが
何とか無事に朝を迎えることができました
でもやっぱり屋外の蛇口は凍結していました
全国でもこの寒波で被害にあわれた方も多いと聞きます
謹んでお見舞い申し上げます
むかしむかし学校で二宮金次郎の歌を習ったと
私の母親が言ってましたが
昭和の初期は「勤勉」「親孝行」など
道徳教育の鑑として学校に銅像が置かれていたものでした
その像が薪を背中にしょって歩きながら本を読むというスタイル
今の時代で言う「歩きスマホ」と似たようなものですが
時代が変わればそれが政府が推奨するというわけです
私としては二宮金次郎はそのイメージしかなかったのですが
成人してからの二宮金次郎は百姓でありながら
藩の財政や農業政策を依頼されるという抜擢を受け
明治維新の直前までは飢饉や財政破綻に陥る諸国を立て直した人物
維新にかかわった人物や明治天皇の絶賛を受けて
昭和の初期から中期にかけて学校に銅像が建てられたのです
私が大阪市立鴫野小学校に入学したときは
取り壊されゴミ焼き場に捨てられた無残な姿しか見てないのですが
二宮金次郎の名はずっと頭の片隅にありました
前置きが長すぎですが還暦を超え一度しっかり向き合ってみたいと思い本書を購入
読めば読むほど素晴らしい人物で
明治天皇でなくても感銘を受けるのは当然
むしろ戦後「古きものは悪しきもの」とばかり
金次郎の銅像を廃棄したのは愚策だと言わざるを得ません
来年から一万円札の顔となる渋沢栄一は
金次郎の思想を受け継いだ人物
日本の歴史において戦国武将や剣豪ら戦にかかわる人物が高い評価を受ける中
人格者という点で二宮金次郎が注目されないのが不思議で仕方ありません
いいことをいう偉人はいくらでもいますが
それを自ら実行し民を救済するという結果を出しています
いわば自身の知恵を行動に変換する力を持っていた人物です
あ、本は難しかったです
オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ
新しいパソコンに買い替えひと月あまり
快適に使っていたんですが突然モニターが緑色になって全く操作ができなくなります
何せ表示がないもんだから電源ボタンを長押ししてシャットダウンしか方法が思い浮かびません
モニターの問題かと思ったら再起動すればきちんと表示されるので問題はなさそう
きっかけはマウスでクリックしたとき
それ以外でこんなになることはなかったです
電源の問題かもしれないと思ってアダプターの位置を変えてみたりしたんですが
しばらく問題なく使えていたのが
ここにきてまたおかしくなってます
気温が下がるとおかしくなるのかもと考えてみたりしますが
どうも原因がわかりません
うっすら「中国製」というのが浮かんではきますが
具体的にはわかりません
誰か教えていただけませんか?
アタックネットでブックレビューが掲載されました
こちらをご覧くださいませ
長時間座ることが様々な問題を引き起こすことは
各所で指摘されていますが
どう対処すべきかについても多くの意見があります
その中でこれほど問題点を整理したうえで
きめ細かい対処法や予防法を紹介された書籍はお目にかかった記憶がありません
特筆すべきは現実問題に即した具体的な方法論の多さは秀逸
どこかで聞いたことのある方法論だけではなく
「こんなやり方もあるのか」と驚くほどのアイデアの豊富さは本書の真骨頂といえるかもしれません
現実に腰痛館にお越しになられた方に対し
本書をお見せして目からうろこともいえる方法を示したところ
「やってみます」という反応もありました
学術書としても側面と取り入れやすい方法論を紹介したHow to本としての側面を併せ持ち
読み手によって食いつく箇所は変わってくるかもしれません
イギリスの有名なボーカリストなんだそうですが
全く知らずにこのアルバムを買いました
適当に選んだCDではありますが
こんなにじっくり聞かせる音楽は久しぶりかも
本当はギターの方が本職なんですが
このアルバムに関してはピアノで作った作品が多いんだとか
雰囲気はクリスマスの夜に聞いてみたい
大人の音楽って感じです
小麦粉からホワイトソースを作るのが苦手でしたが
最近は裏技を使うことで失敗なく作れるようになりました
電子レンジでバターを加熱し液体にしたところに少しずつ小麦子を加えて練っていくやり方を覚えました
後半はゆで汁で伸ばしながら小麦粉を加えていけば
ダマになることなくホワイトソースを作れます
味付けは塩とコンソメ
白ワインも入れて煮込めば暖かいシチューの完成
ベランダのイタリアンパセリを刻んでトッピング
いい香りがします
ここ何年間かで増えつつあるのが肩甲骨はがしのご要望
ちまたで「肩甲骨はがし」を謳っている所を見かけることが多くなったのですが
メディアやネットで取り上げられる機会が増えつつあるのかもしれません
私も「スカピュラー」という技で肩甲骨をはがすのですが
scapularという単語が肩甲骨という意味ですから
そのまんまのネーミングです
この技を受けた方はお分かりなんですが
結構気持ちがよく肩から腕の動きが軽快になるので
何を置いてもこの技だけはしてほしいという方もおられます
ただ施術する側からすれば
肩甲骨をはがせばそれでいいという発想ではいけません
というのは肩や腕を動かすにあたって
肩甲骨がどういうメカニクスでかかわっているのかを理解したうえでやらないと
効果が半減するのは目に見えていますので
肩甲骨の動きを理解しておくというのは大前提となります
(挙上にかかわる筋肉)
(下制にかかわる筋肉)
(肩甲骨の外転にかかわる筋肉)
(肩甲骨の内転にかかわる筋肉)
(画像:徒手筋力検査ビジュアルガイドより)
肩甲骨は胸郭とは関節しておらず
上記の筋肉がそれぞれの方向から引っ張り合うことで
そのポジショニングが決まり
同時に体幹との関節がないことから
動きの自由度が大きいのが特徴です
「肩甲骨はがし」なんて言う前に
元々どこにも引っ付いていないということを忘れてはいけません
それをわざわざ「はがす」ということをするのは
組織の癒着で動きが制限されるからなんです
動かしているようでごく限られた範囲でしか動かしていないのが肩甲骨の日常です
私がラジオ体操を繰り返しオススメしているのは
腕を大きく様々な方向に動かすことは
とりもなおさず肩甲骨の動きを伴うからです
ご存じない方は肩関節の動きだと思ってらっしゃるでしょうが
肩の動きや腕の動きに肩甲骨の動きが大きくかかわっているからです
難しい説明は抜きにしていうと
肩甲骨をはがす以前に図に記された様々な筋肉の状態を見極め
正常な状態にしておくことが必要です
さらに申し上げるとその前段階で胸郭(肋骨)の動きも十分に確保しておく必要があるのです
「肩甲骨はがし」というのが注目されているようですが
肩甲骨の動きに関連する箇所も大事であることは申し上げておきます
(画像:理学療法評価法より)
椎間板ヘルニアに対する疼痛誘発試験として有名なSLRテストといいます
仰向けに寝て膝を伸ばしたまま持ち上げると30度くらいで坐骨神経痛による疼痛がでれば陽性となる
そんな風に教わりましたが
現実的には椎間板ヘルニア以外でも陽性兆候を示す場合もあり
このテストをもって直ちに椎間板ヘルニアとは断定できないともいわれます
結局このテストはハムストリングの緊張が腰椎にまで及ぶことを示しており
椎間板ヘルニアに限らず坐骨神経痛を発症するような病態の場合
ハムストリングと腰痛との因果関係があるということになります
腰痛に対するアプローチは疼痛の発生する部位に目がとらわれがちではありますが
むしろハムストリングなどの緊張が腰痛の原因の一つとなりうるという発想は
ある程度経験をお持ちの方でしたらご存じだとは思います
その関連性は筋膜が連続しているということになるのですが
具体的にはハムストリングが付着する坐骨結節から
仙結節靭帯、そして梨状筋から仙骨
仙骨から体幹を走行する脊柱起立筋にまでリレー形式で
その緊張が伝わるものと言われています
むかしからある検査法ではありますが
けっこう最近の理論を当てはめてみると納得がいきます
ここのところ暖かい日が続いたので
今回の寒さは堪えます
ひと冬に数日はエアコンを入れても
部屋が十分の温まらない日があります
そんなときのためにオイルヒーターを併用したり
治療用テーブルに電気毛布を引いたりして対応はできますが
できれば部屋が冷えなければ理想的ともいえます
数年前に一つの窓にはプチプチ緩衝材を貼り付けたのですが
そこそこ効果はあるようです
もう一つの窓はサイズが大きくてそのままにしてました
先日大きなプチプチ緩衝材が手に入ったので
両面テープも買ってきました
ちょっと今は忙しくて手が回りませんが
寒いうちに貼ってみたいと思います
今月の特集は「下肢の障害予防トピック」
中足骨の骨折が多いのは知っていましたが
最近ではjones骨折と呼ばれる特殊な骨折が増えているそうです
その原因は人工芝
人工芝がアスリートの下肢に及ぼす影響あっても
具体的に紹介された事例にそのメカニズムと合わせて
これからの課題が鮮明になってきます
連載コラム『身体言葉に学ぶ知恵』
今回のテーマは「咀嚼」
身体の動きとしての咀嚼も
物事を理解する咀嚼も
その方法によって取り入れられるものが変わります
オステオパシーを学び始めたころは
初めて触れる世界に驚き
今までできなかったようなことができる喜び
新鮮な感覚に満ち溢れ人生最良の期間だったかもしれません
とりわけインターンとして師匠の下で仕事しながら学んだ時期は
弟子の中ではエース格みたいな扱いをしてもらい
独立開業するにあたって「これはいける」みたいな自信もついてきたころです
「全能感」に近い何でもできそうな気持もありました
ところがいざ開業してみるともろくも自信は崩れ去り
逆に落ち込んだ時期もありました
「廃業」という言葉もちらつきだし
次の準備を考えるようになりました
幸いなことに2年目くらいからブレイクして
飯も食えるようになり
少しずつではありますが
できなかったこともひとつづつ解決していき
今に至ります
認知心理学では「ダニングクルーガー効果」というのがあります
少しの経験を積んだだけで、自分は優秀だと感じてしまう現象は「馬鹿の山」というそうで
その反動みたいに落ち込んでしまうのは「絶望の谷」というそうです
成長過程にある認知バイアスであり
まんまと私は認知バイアスの罠にはまっただけのことでした
自己評価でいえば「啓蒙の坂」を上りつつあるように感じていますが
人の心理って面白いもので自分で自分が見えていないんでしょうね
もっとも過信すらできない程度であったならば
早くに消えていたのではないかと思う次第です
今日は法事があるのでお休みをいただきます
母親の一周忌ですが
去年の今頃は大変でしたが
これでひと段落
それと年賀状をいただいた方
ありがとうございました
そんなこんなで年賀状がだせず
失礼したことをお詫び申し上げます
今年は平穏な一年でありますように
子供が大きくなって以来クリスマスなんてものは関係なくなってしまったので
年末に鶏肉を食べることがなくなりました
食べたとしても鍋料理でしょう
で、年明けにから揚げが食べたくなったのですが
そのきっかけがYouTube動画でKFCに似たフライドチキンのレシピを見たこと
通常の鶏からはいつでも食べられますが
KFCとなると話は別
ここ何十年かは10年に何回食べるかという頻度ですから
ずいぶん遠ざかっています
醤油・酒・黒コショウ・クレイジーハーブ・オレガノ・ニンニク・ショウガに味の素
あるもん全部入れた感じで味付け
卵を混ぜ合わせ小麦粉と片栗粉をいれ
鶏肉を一晩漬けておきます
あとは揚げるだけですが
3分揚げて3分休ませて
再び2分と二度揚げでカラッと仕上げました
手間暇はかかりますが
市販の唐揚げ粉とは全く違う味
いざというとき使えそうなレシピです
食べ過ぎて胃もたれしたのが唯一の反省点
この年末年始は久しぶりに忙しかったんですが
傾向として歩けない・動けないというレベルの腰痛が多かったです
正直申し上げて難儀したというのが実感です
楽になって喜んでいただけたケースもありますが
結果的にほとんど効果がでないケースもありました
考えられる可能性はすべて試してみたつもりなんですが
いくらやってもダメなときもあります
本来は整形外科で受診するのが一番先であってほしいのですが
あいにく年末年始は病院がお休みというのもあって
選択肢がなく腰痛館に来られる場合もありました
同門の先生もまず病院で診てもらうことをブログで勧めておられますが
病院にあって腰痛館にないもの(漫才ではありません)は
画像による診断という要素が大きいです
一番わかりやすい方法で身体を調べるのはセオリーだといえます
とりわけ私たち手技療法は身体に物理的な欠損などの問題がある器質的障害には適さず
機能障害といってレントゲンやMRIなどでまったく問題が見られないような
機能面のみの問題のときにこそ有効です
実際に先日施術して効果がなかったら
休み明けに病院で調べてほしいと申し上げています
私の推測にしかすぎませんが機能面の問題ではなく
器質的障害の可能性が高いのではないかと考えているからです
つまり痛みの原因が元々手技療法に適さないものではないかと感じたのです
基本的に治っていただけるのなら
腰痛館でなくてもどこでもいいわけですから
一番治る可能性が高いところに行ってもらうのが
最優先事項なんです
ミシン針を買いました
ジーンズの裾上げをするための16号という太い針です
もう10年以上昔のことですが
両親が縫製工場を営んでおりましたので
本縫いとオーバーロックミシンだけは残っています
むかしはよく仕事に駆り出されたもので
子供のころから工業用のミシンを使ってました
ところがプロの目から見れば私の縫製は雑だと厳しい評価をされたものです
そんな私がこの仕事にはいって
修行中に師匠から「アンタは器用だ」と何度か言われたことがありました
私の人生の中で手が器用だと言われたのは初めてでした
そのおかげで20年以上この世界でメシを食ってこれたのかもしれません
さて購入したジーンズ用のミシン針
付け替えるところから目が怪しくて何度も失敗
縫ってみるとかなりブランクもあったせいか
ジーンズの裾が一直線になってません
久しぶりに自分自身が不器用であったことを思い出させる一幕でした
裾上げだけでもよそに持っていったら高くつきますからね
せめて整体だけは器用に施術したいものです
関節の動きは筋肉が作用することによって起こります
筋肉の作用とは伸縮なんですが
能動的には縮めることであり
伸びるのは受動的な動きということになります
だから関節には主に曲げるための筋肉と伸ばすための筋肉が存在します
「拮抗筋」と呼ばれるそれぞれ反対の働きをする筋肉が対(つい)になっていることがフツウです
今日のテーマは「対(つい)」ということなんですが
拮抗関係だけではなく身体には対になって存在するものがあり
右手に対し左手があり、右足に対し左足があるように
ワンセットになって存在するものが少なからずあります
拡大解釈すれば上半身に対する下半身なんかも
「対」とはいえませんがワンセットともいえるかもしれません
科学的・医学的というのとはちょっと違いますが
こういうセットになった身体の部位は
それぞれが大きく関係することがあり
施術する際には必ず対になるところを気にしています
屈筋と伸筋の拮抗関係にある場合
悪くない方の筋肉にアプローチして悪い方の筋肉を弛めるなんてやり方もあります
難しい言い方をすれば相反抑制というもの利用するのですが
「押してもダメなら引いてみな」という昭和歌謡さながらの手法も有効です
私が憧れた鍼灸師の先生はむこうずねをぶつけて腫れていたら
金槌で反対のむこうずねを叩くという荒業をされていたと聞きます
どうしても痛いところに目が奪われがちになりますが
必ず対になる部分とか対称になる部分とかに目付をしておくと
けっこういろんなヒントが見つかることもあります
そしてそういったつながりを何パターンも準備しておくと
結局全身を見ていないといけないことになったりもするのですが
肝要なのは漠然と全身をみるということではなく
そういった様々なつながりの中みることで解き明かせることも増えてくるのだろうと思います
年末にパソコンを買い替えて3週間ほどになります
そこそこ快適ではありますが
Windows11に変わったことでいろいろ困ったことがあります
ツールの仕様や呼び出し方が10とは異なり
戸惑いが多い今日この頃です
Windowsツールもホームボタンから
慣れた方法で出せたのですが
そもそもそこから仕様が変わっています
そのたびにググって調べるという
面倒なことになっています
慣れたらどうってことはないのでしょうが
長年慣れた方法が突然変わると途方に暮れることもしばしば
「めんどくさいヤツ」それが11の第一印象です
今月の特集は「長距離、持久系選手のコンディショニング」
スポーツ科学の進歩は目覚ましいもので
イマドキは汗で血中乳酸を測定し有酸素負荷の適正が判断できる機械があるそうです
「疲れる」ということを数値化するなんて考えられないことですが
スポーツの世界ではそれが可能になり
心臓のリハビリにも流用することも可能なんだそうです
客観的な判断が難しいものに対し
新しい基準ができつつあるようです
腰痛館でもパラリンピックを目指したチームの方がお見えになり
身体の使い方が違うので
施術やトレーニングの組み立てを考えたことがありますが
一人一人の個性が違うので
オーダーメイド的な発想で取り組んだ記憶があります
かなり頭を使いますが選手とディスカッションしながら
構築していく面白さがありました
そのころにこの記事を読んでいたら
もっといろんなことができたかもしれません
たまたまYouTubeで見つけた動画が気に入り
そのままAmazonに直行して買ったこのアルバム
クラシックCDのそれとは思えないジャケットが印象的
しかし中身はごくオーソドックスというか
サティの定番曲がたっぷり収録
1976年の演奏と知ってビックリ
奏者は現在80歳を超えてらっしゃるそうです
私がまだ未成年のころの演奏ですから
音色が弾んでいます
やっぱりサティは好きです
荒巻鮭をいただきました
そこそこの塩分を利用して炊き込みご飯にしました
先に焼いておいてほぐした身をいれました
自家製の小松菜を刈り取ってきて薄揚げと一緒に煮びたしにしました
ストウブ鍋に一杯あった小松菜も
無水調理で三分の一ほどの量になりましたが
その分たっぷり水分が出ました
お酒とみりんと小さじ一杯のお塩
それだけでおいしい煮物が完成しました
何年ぶりかで忙しい年末年始でした
コロナウィルスの影響もあったかもしれませんが
静かな年末年始でしたが
久しぶりに腰痛の方が多かったです
それでも今日くらいからお仕事の戻られる方も多いようで
今のところ電話もかかってきていません
妙にほっとしています
この仕事はやればやるほど知らないことわからないことが増えてきます
先日も大腿部外側に痛みを訴えた方が来られて
全体的に痛みは軽減したんですが
ちょうど大腿二頭筋当たりの痛みだけが残ります
ずっと気になって調べてみれば
外側大腿皮神経障害というのがドンピシャリのようです
上の図で青色の神経が外側大腿皮神経です
あまり数としては多くないケースのようですが
私自身は初めてでした
たまたま見たこの動画で
外側大腿皮神が大腰筋の中を通り
大腰筋が拘縮することで絞扼され
神経痛を起こすことがあるといわれていました
スポーツメディスン244『大腰筋のはたらき』得原藍さんの記事の朗読ですが
読んですごくためになったと喜んでいたのに
数か月でキレイさっぱりわすれていたようです
それで偶然この朗読を聞いて思い出してバックナンバーを引っ張り出してきてもう一度調べなおしました
長いことやっていてもこんなもんなんですね
新年の初反省です
「痛みの原因」これは我々の永遠のテーマかもしれません
私がギョーカイに足を踏み入れた時
「骨格のズレがすべての病気の原因だ」という考え方が多かったように記憶しています
そののち筋肉の拘縮であったり筋膜の連続性に原因を求めたりする考えも台頭してきました
どれが正解でどれが間違っているという単純な図式ではなく
治すためのの指標だととらえた方がいいのかもしれません
ここ十数年程は組織の癒着や滑走性に注目している私ではありますが
だからといって今まで考えてきた現象面を否定するつもりはなく
むしろ体の中で起こっている事態のどの面を見るかだけの問題だと考えています
身体の中には骨・筋肉・皮膚・神経・内臓などいろんな組織が所狭しと詰まっています
機械の部品ならこんなに密接したらダメだろうと思うほど隙間なく引っ付いています
長期間動きがなかったら、疲れたら、病気をしたら、加齢でと
様々な原因で滑走性が悪くなり、癒着するケースさえあります
その結果筋拘縮が起こったり、そこから関節可動域が減少したり骨格のズレが起きたりと様々な現象が起きます
先日、そんな話をしているとき
その方がむかし焼き鳥屋で働いてらっしゃったので
焼き鳥のねぎまになぞらえてお話をしました
お肉を串にさし、ねぎをさして、別のものを順々にさしているのに
焼いて食べるときに一つずつ串から抜けずに
引っ付いてひと塊になっていることがありますが
あんな感じの事が体の中で起こってますと説明しました
さすがにその道のプロですから
ねぎまの例えがすごく刺さったようで
イメージしやすいとご納得いただきました
食い意地はってる私ならではの説明だったかもしれません
毎年この時期は元日よりも贅沢な食事になりがちです
十数名が集まるのでそれなりの食材を多い目に用意します
足りなかったというのはホストとして寂しいですので
こうなることを承知の上で買い出しにいきました
本マグロの中トロが切ることなく余ったのでカツレツにしました
たまたま見たYouTube動画でイタリア風のカツレツを紹介されていましたので
めったにない機会なんでさっそく真似をしました
マグロは塩を振って水気と臭みを取るためキッチンペーパーでふき取りました
小麦粉をまぶして卵を絡めて衣をつけるのですがこの衣がポイント
イタリアンパセリ・ブラジルナッツを細かく刻み
オレガノ・粉チーズ・パン粉を混ぜ合わせ香草の衣にしました
中身はレアで揚げました
ナッツの触感やチーズの味が程よく
無茶苦茶贅沢な昼食になりました
もちろん夜は残り物で済ませます
昨日は元日ということで
家族が集まり食事をしました
にぎやかに過ごしたわけですが
本日より通常通り営業をいたします
なんやかんやで大晦日まで
忙しくしておりましたが
気持ちを切り替え2023年の営業をスタートいたします
最近のコメント