連携
我々整体師というのは民間療法とも呼ばれます
一番の特徴といえば医師でいうところの標準治療的なものがなく
一定の基準がが定められていないところかもしれません
当然施術も考え方もすべてバラバラで統一感もなく
人によって言ってることが違い
何を信じていいのかわからないという面があります
同業者同士が話をしてもまったく交わるところがない方もいるのは事実
みんな自分が正しいと思ってやってるから始末に負えないという一面もあります
逆に接点を感じたり、納得できる考え方にであったら
すごく嬉しくなるくらいですから逆にそれだけ様々な考え方に基づく整体があるというわけです
ただ私自身オステオパシーを学んでそれだけでやってきたかといえば
これまで出会った様々な考え方や方法論に影響され
20年以上やってきた中で変わったもの事実
いいと思ったものは積極的に取り入れ
結果が出れば自分のやり方に組み込んで
そうでなければ捨ててしまうという取捨選択を繰り返し今日があります
私の師匠が「治してなんぼ」というのが基本でしたので
どんなに優れた理論でも、エビデンスがあろうがなかろうが
結果がすべてという基準をお持ちでした
事実、師匠はいいと思ったらその場でやり方を変えられることがしばしばで
教わることもその時々で異なり
弟子の立場では混乱させられたものです
結局私が教わったのは結果が第一ということだったのかもしれません
そんな感じでいいと思ったらやってみる
面白いと思ったら話を聞いてみる
そんな感じでアップデートを繰り返して今の形になったのです
そんなときに邪魔をするのが考え方の違いかもしれません
今までやってきたことに自信があるからこそそこに固執し
他者を排除してしまいがちなんですが
それをやると変わることはできません
かといって何でもかんでも取り入れるととんでもないことになってしまいます
一番大事なことは全く異質なものを自分に取り入れられるように変換する力かもしれません
スマホのアプリでもアップルしか使えないものもあれば
androidしか使えないものもあります
多分我々も似たような感じかもしれません
そこで互換性を持たせるような柔軟な発想というやつで
自分の知識と連携がとることができればシステムの中に組み込むことも可能になります
この間YouTubeで同業者の動画を見ているとき
意識することなく話されている内容の自分の言葉に置き換える作業をしていることに気づきました
場合によっては大事なことが欠落することも考えられますが
こういったやり方が難なく人の意見を聞ける方法だと思います
素直さがないことは承知していますが
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