一般論と個別論
30代くらいから私を悩ませるんが皮膚のトラブル
その時々によって違うんですが
肘あたりの痒みが酷くそれがだんだんひどくなると
両腕から鎖骨あたりや首周りまでつながる有様
夜中寝ているときについ搔きむしってしまい
傷だらけになることもしょっちゅう
その年々によっても出たり出なかったするのですが
たいてい夏場にそうなります
何度も皮膚科に通い薬も飲んだり塗り薬も使いましたが
その時はよくてもまた夏場になれば痒くなります
皮膚が弱い
そうに違いないとワセリンを買い込んで
患部に塗ると痒みはマシになりました
先日いつもお世話になっている薬剤師の先生がお越しになられたとき
世間話的にそんな話をしたら
夏場になるんだったら「汗」が原因かもしれないという話をされました
やっぱり専門家の視点は我々とは違います
私自身は皮膚が弱いという発想に固着していたようですが
あせもに似たことになっているかもしれないという着想は私も初めてでした
皮膚科ではかゆみを取るということにどう対処するかという話をしていましたが
このような見方をされたのは初めてでした
昼間はさほど気にならなくても寝ている間にかゆみが増すというのも
寝汗が原因だとすれば腑に落ちます
本当に何が正解なのかはまた来年の夏になってみないとわからないので
薬剤師の先生の意見が正解かどうかは何とも言えませんが
私が感心したのは薬の専門家として
様々なケースを想定しつつ
私の具体的かつ特有の要素を拾い上げ
一つの意見を提示されたことです
正しいか間違っているかという結果論よりも
多く並べた一般論の中から
私の条件に合う個別のフィルターをかけたことで
残る選択肢を示されたという思考プロセスに感じるものがあったわけです
私のような素人が手に入れられるのは
得てして一般論であり多くの人に当てはまるかもしれませんが
個別のケースにおいて正解にたどり着くかどうかの判断基準を持ち合わせていません
しかし専門家の専門家たる所以は
個別のケースにおいて有する条件をフィルターとして
ふるいにかけることができるということこもしれませんね
| 固定リンク
コメント