痛みと冷え
毎年のことで驚きもしませんが
この時期が半期に一度のピークといえそうです
意外かもしれませんが真冬の一番寒いころ
1月とか2月になるとむしろ閑散期に入ります
その理由は「冷える」という現象にあると考えます
痛みには多くの原因がありますので「冷え」一択で論じるべきではありませんが
腰痛館のクライアントの環境に限った話で言えば
いくつもある要素の中で「冷え」はかなり上位にくるのです
そして「冷え」が「痛み」の引き金となっていることはほぼ間違いないといえるでしょう
あくまでも「引き金」であり「火薬」とは限らない点は留保させていただきます
その辺は安直な考え方に陥らず
ザックリとした大きな視点でとらえた上でのお話となり
個別のケースでは当てはまらないこともあります
閑話休題
「冷え」とは温度的に下がった事を言いますが
私の発想では「身体が冷える」とは血液の循環が悪くなったことを一番に考えます
血液の役割の一つに体温の一定化というのがあります
つまり体中温かい血液が流れることにより36℃ならば36℃という体温を維持することができます
ところが潤沢に血液が回ってこないとそこの部位に関して体温を維持できません
これが「冷える」という状態になります
血液には必要な酸素,栄養素を運びし,二酸化炭素や老廃物を運び出す「運搬」機能がありますが
「冷える」とその役割も果たされずその部位の機能が低下します
プロセスの重要な話をすっとばせば「悪い」状況となり
その部位や関連部位に痛みを生じさせることもあります
ものすごく単純な説明で止めておきますが
「冷え」と「痛み」との関連がそこにあります
そこにまつわるとても大事な話もすっ飛ばしますが
私にとって「痛み」を取るということと「冷え」を改善するということは
直結しているくらいのイメージを持っているといえます
だからこの時期の施術の大部分を痛みを取ることよりも
「冷え」と何とかすることに時間と労力を割くようにしています
例外も含めて言いたいことは山ほどありますが
この時期の施術方針というか重点ポイントが
まず「冷え」をどうにかすることにあると言っておきます
| 固定リンク
コメント