食えなんだら食うな
ずっと前から読んでみたかった本です
中古市場でもけっこう高値で二の足ふんでいたのですが
たまたまブックオフで見つけた時割引クーポンがあったので購入
言いたいことは値段の話より
買った人があまり売りに出さない本だから中古市場も高いのでしょう
その読みが正しかったことが本書を読んでみて感じたわけです
上っ面だけを評価するなら時代錯誤の古い考えともいえなくはないのですが
明治生まれの僧侶の話が様々な問題の芯を捉えているという印象が強く残りました
私が生まれ育った昭和の時代と比べてもかなり価値観は変わりました
もちろんよくなったと思うことも多いのですが
すべてが正解か?と聞かれると答えはNo
本書に書かれたことを受け売りで話せば炎上は必至
しかし真実を真正面からとらえているのは間違ありません
「子供をぶん殴る」と一言いえば目を吊り上げて怒る人が多いのもわかってはいますが
しっかりとした信念、子供の将来、深い愛情が理解できれば
必ずしも否定的にはなれないのです
「禅」という徹底的に真実を追求する修行によって得られた価値観のゆるぎなさを
そこらへんの凡人の価値観と照らし合わせてどちらが正しいのか問うこと自体恥ずかしくなりそうです
久々に力強い本を読んだ気がします
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