筋肉の萎縮
この夏はコロナウィルスの第七波でかなりの感染者が出たようです
従来と対応も変わったせいか感染者の数も数倍に跳ね上がったせいで
さすがに周りで何人もの人が感染されました
その時々のウィルスの特徴も違うのでしょうが
よく聞いたのは治ったあとの身体の辛さ
それが今回の特徴だと報道されているらしいのですが
中にはずっと家で寝ていたことで筋肉の萎縮が起きた可能性も感じています
まったく運動習慣がなくて高齢になると筋肉が萎縮してしまうことは
一般的にも知られているのですが
ほとんど動くことなく寝ていると
だいたい三日目くらいから委縮が始まることはあまり知られていません
難しい言い回しになると「タンパク質合成の低下」というそうですが
「不活動」が原因となります
たった3日でと驚かれるかもしれませんが
少しずつ蝕むように筋肉は委縮していき
1∼2か月も不活動が続けば正常の二分の一程度まで委縮すると言われています
現実問題として現役世代だとなかなか長期間の不活動はそうそうないので
まさか?って感じになるでしょうが
高齢者が病気などで入院してそのまま寝たきりになるというケースは稀ではありません
「動かない」ということの怖さは三日目くらいで体感できるのです
「病み上がり」で思うように身体が動かないという経験は
一度や二度はあると思いますが
軽度ではありますがあれも筋肉の萎縮のスタートだとすれば
実は多くの方が経験済みだと思います
報道で先日のコロナウィルスの特徴として言われていましたが
現実問題として数日間とこに臥せっていたことで
筋肉が萎縮していた人もある程度おられたんじゃないかと想像する次第です
もっとも軽度なものは何日か活動していていれば元に戻りますので
その段階では大した心配す必要ありませんが
私が知っている方でも「不要不急の外出」を徹底して避けることで
活動量が極端に減り筋肉の萎縮が進行したご高齢の方がいます
コロナウィルスを避けるために歩くことがままならなくなってしまっては本末転倒というもの
病気の時は安静は大切ではありますが
何事にも程度が大事だと思いました
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