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2022/10/26

クシャミとギックリ腰

秋口にときどき見かけるパターンが

クシャミをした拍子にギックリ腰になってしまったケース

一般の方からするとその関連性が見えてこないのですが

解剖学を知っていれば大きな関連性があります

 

またきっかけではなくても

腰痛の人がクシャミをすると痛くなるのもよくあるパターンだといえます

 

クシャミには鼻腔内の体温が著しく下がったとき

体を振動させて体温を上げるためにするクシャミと

鼻腔内の埃、異物を体外に排出するための噴出機能としてのクシャミがあります

 

クシャミは不随意運動といい自らの意思でコントロールできないのは

皆さんご承知だと思いますが

横隔筋、肋間筋などの呼吸筋に延髄のクシャミ中枢から指令が下り行います

クシャミの風速は驚くなかれ時速約320kmと言われており

それだけ呼吸筋は激しい動きを強いられるわけです

 

Gikkurigosi

上の図は主な腰痛関連の筋肉が記されていますが

大腰筋は胸椎12番から肋骨12番

腰方形筋も肋骨12番に付着しています

同じ場所に呼吸筋の横隔膜や肋間筋が付着しており

クシャミによる激しい衝撃は大腰筋や腰方形筋にも伝わります

 

普段だったらこれらの激しい衝撃が伝わっても

大腰筋や腰方形筋に柔軟性があるときだったら吸収してくれるんですが

これからの時期は冷えやすくなるので

腰回りの筋肉も冷えていることが多く

運悪く柔軟性を失っているときのクシャミをすれば

とんでもないことになる場合もあるということです

 

酷い腰痛の人は喋るのもつらいときがありますが

これも横隔膜や呼吸筋が動くことで

腰の筋肉に響くからです

 

私の経験上身体が冷えている午前中に起こりやすく

ある程度動いて身体が温まった午後にはなりにくいという傾向もあります

いつも運動をオススメする理由の一つに

一日の早い時間に身体を動かして

血液の循環を促進することで

冷えている状態からいち早く抜け出すという目的もあります

 

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

 

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