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2022/10/25

論語と算盤

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現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一

幼いころから聖徳太子や福沢諭吉とも縁遠く

渋沢栄一とは縁を持ちたいと願い本書を購入

明治時代の実業家で「日本の資本主義の父」という二つ名もあります

 

実業家もやはり商売人という括りになるので

そろばん勘定は本分かもしれませんが

ただ儲けるだけではなく根底に論語の考え方に基づく思想を提唱したのが本書

経済活動の中にも哲学を根底に据えるという発想は

8月にお亡くなりになられた稲盛和夫氏にも共通するところです

 

フツウに論語を解説した書物はいくらでもありますが

水と油みたいな関係にも見える二つの立場を結び付ける発想は

過去も現代も存在する行き過ぎた経済活動の問題点を

あらためて考えるには打ってつけの考え方かもしれません

 

欲や利益という甘美な香りに

それ以外の人間として大切な考えや心は切り捨ててもいいと

誰が言ったというのでしょう

相反するような考え方が共存することの困難さから逃げるための言い訳でしかないようにも思います

 

本書を読んで自分なりに考える事も見つかりました

それと自己啓発的な書物に関して気づいたのは

近年の本はわかりやすく具体的なことを提供されているのに対し

むかしの本は根底に眠る心とか魂という部分に重点を置き

具体的なことよりも抽象的な考え方しか示さないという特徴があるのではないかと思います

 

先日読んだ「食えなんだら食うな」に関しても

具体的な例は筆者の体験談しかなく

具体的に読者が何をすればいいのかは書かれていません

その代わり何度も何度も根っこの部分を説かれているように思います

 

読む方には現代の本の方が理解しやすく丁寧にも思うのですが

意外と数年たって心に残っているとか影響を受けたということは少なく思います

ひょっとしたら繰り返し繰り返し基本を身体にしみ込ませ

あとは自分で考えてそれぞれの状況に合わせて応用せよということかもしれません

 

読んで「なるほど!」と納得することは大切なんでしょうが

現実的に実行できるかは考え方を咀嚼して自分の身につく栄養素に変換しないといけないのかもしれません

本書を読んでその内容もさることながら

どのように自分に反映していくかを考えさせられました

 

 

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