めざせ!外来診療の達人
我ながら子供みたいなところがあって
誰かが美味しいものを食べていると自分も食べたくなります
同様に誰かが面白そうな本を読んでいると読んでしまいたくなります
けっこう前に買ってそのまま放置していたのですが
今となっては誰がお読みになっていたかも思い出せないのです
「外来カンファレンスで学ぶ診断推論」というサブタイトルがありますが
「診断」は医師の専権事項であって国家資格があろうとなかろうと
医師以外には「診断」は下せません
だから我々ごときが本書を読んで評価・評論すること自体憚られるわけです
ただ常々繰り広げられる思考過程にはとても興味があります
その部分を覗いてみたいというのが購入動機と言えます
「達人」と銘打つだけに診断に至るプロセスは「スゴイ」の一言に尽きます
相応の教育を受けたことを前提としたのは当然のこととしても
診断に限らず何かの判断に迫られたとき
本書で繰り広げられるプロセスは真似ができないレベル
だからこそ高いところを見上げて「スゴイ」というフレーズでしか表現できないのです
私にとって一つ教訓が残ったとすれば
安易な判断はすべきではないということ
知らないことが山ほどあるということを知った上で考えないといけません
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