誰でもわかる動作解析
日常の動作に対して意識を向けることはありません
「当たり前」だと感じているからです
むしろそんなことを考えだしたら実に煩雑で難しいことだから
無意識に動作をしている方がいいのです
ところが病気やケガで当たり前の動作ができなくなった辛さは当事者だけが知るところとなります
私自身も以前入院していたころ
自分の力で起き上がることさえできず難儀して
目的の動作の分析をする羽目になったことがあります
本書は作業療法士の筆者が
「歩く」「起きる」など何気なくしている動作を解析し
そのメカニクスや法則性を解説したものとなります
動作が困難になるポイント
リハビリをするときに気をつける動きなど
わかりやすく解説されています
まさに「誰でもわかる」具体性のある分析はとてもありがたいです
もうずいぶん前に続編のⅡを購入しましたが
読み直す回数というか何かの時の調べ物に活用しています
ⅠとⅡでは専門性という点では違いがありますが
むしろ私らだと基本編を先に読んでおいた方がⅡの理解も深まります
Ⅲも出ているのですが機械を見て読んでみたいと思います
とても初歩的な内容ですが
少なくとも私にとっては新鮮でした
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