施術の流儀
「人間の体は一つのユニットであり、構造と機能とは相互に関係を持ち、自らを防御し、自らを修復しようとする能力(自然治癒力)を備えている。 」
オステオパシーの創始者であるA.T.スティル 医学博士の言葉です
19世紀というからずいぶん昔のことなんですが
今も昔もオステオパシーの基礎はこの言葉にあると考えています
一つ一つの技法は多岐にわたり
スピンオフの手技療法も多いようですが
上記のオステオパシーの理念であるこの言葉に由来する以上
やり方の違いはあれどオステオパシーであることには変わりはないと考えます
ご大層なお話になりましたが
身体全体を知ることで特定部位の問題点に縛られることなく
身体全体の機能の問題として捉えそれを改善すれば
自然治癒力が自らの身体を修復する
そんな捉え方で施術をしています
だからこそ施術の半分は人の身体をどのようにとらえるかに時間をかけ
機能改善のための施術はそれがまとまってからということになります
長年この仕事をやりつづけ
それが私の身体に染みついた流儀とでもいうべきなんでしょうか?
逆にチョイチョイと痛いところだけにアプローチすることに違和感を覚え
理念の範囲外の状況は自分の仕事ではないと考えています
普段あまり意識してなかったことなんですが
いつの間にかそういったことを当然のこととして施術するようになってました
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