使用頻度
オステオパシーを習い始めた時は
その技法の多さに困惑したものです
技術の精度よりもまずは覚えること
記憶すべきことが多く受験勉強みたいな感じでやってたこともありました
それでもなんとか年数を重ねるごとに
教わった技法も当たり前のように使えるようになると
今度はまた新し技法習得しようと努力したものです
「引き出しは多い方がいい」
その一念でいろんなところに顔を出し手を出していったものです
しかし最近仕事の時に一番よく使っているのは
最初のころに授業で習った「基本手技」
その理由は手技療法は人の身体を触って情報収集をします
効果的に施術をするにはまず正確な情報が必須です
身体で何が起きているか正確につかめないまま
「なんとなく」で施術しても一番大切な問題点にジャストミートすることはありえません
野球で言えばどこに投球が来るかを把握せず力いっぱいバットを振っても空振りが関の山
対象となるクライアントの身体を知ることなしに高度なテクニックをしても
空振りでは何もしてないのと変わりません
結局、身体を触っていて感じられるものが多い基本的な技が
身体を知るための唯一の手段であり
施術の前提と言っても差し支えないかもしれません
その流れの中で有効な技法を選択してこそ
高度な技法が高度足り得るものだと思います
「下手な鉄砲数うちゃ当たる」といいますが
人の身体に対して適切な言葉だとは思いません
的確に的を射抜くには、まず的がどこにありこういう状況なのかを理解しておかないといけません
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