
なぜかうまくいく人の「秘密の習慣」 佐藤伝
MLBで活躍中の大谷選手がこの本の筆者が提唱するメソッドで
彼自身の夢をかなえたということを聞き読んでみました
どちらかといえば小難しい本ではなくて
イラストを交えながらわかりやすく読める本です
悪い言い方をすればそこらへんにある安っぽいHow to本っぽい体裁ともいえます
ところが読んでみるとライト感覚で書かれた内容がかなり奥深いというか
軽い見た目とは裏腹にすごく深遠な内容であることに驚きました
大谷選手が実践したマトリックス形式の日記にはなるほどと思いましたが
むしろ本書の肝は一番最初に書かれた
「もし、象を一頭完食しなければいけないとしたら、どうやって食べればいいでしょうか?」
という問いかけにこそ真の秘密というか秘訣があると感じました
なんとその答えは「一口ずつ食べる」ということ
まったく肩透かしもいいとこですが
いくら考えても「裏技」的なものもあるわけがなく
要は筆者の言いたいことはほんの小さなことでもやるかやらないかという
ごく当たり前の真実にあるようです
人は夢を見ます
可能か不可能かはわかりません
しかし夢を現実のものにするためには
その時にできることを実行する以外に道はないということ
いきなり大きな夢をもっても何もないところから達成できるわけがありません
遠くはるかな見えない道程を想像して行動を起こさない人が圧倒的に多いのかもしれません
行動を起こしたからと言って皆が成功するわけではありません
むしろ行動を起こしても叶わないことの方が多いのは
挫折経験では右に出るものがいないという私が言うんだから間違いありません
ところがたまにとてつもない夢をかなえる人がいるから人生捨てたものではありません
そういった人たちがたまたま運よく成功を掴んだのかといえばそうではなく
その時にできることを一つずつ積み上げた結果成功したわけです
ついでに言っておくと行動を起こした人にだけ運・不運は左右します
「何一つリスクなど背負わないままで何かが叶うなど暗愚の想定、ただの幻影」
と歌の文句にもありますが
成功の大前提として今やれることを一つずつ積み重ねることこそが本書の主旨だと確信します
そして大谷選手が実践したマトリックス形式の日記は
毎日行動を起こすことを確認するためのわかりやすいメソッドだと言えます
私としてはこの年になって夢なんてものもないわけですが
行動を起こすという習慣は昔と変わらずあったりします
酒を飲んだ時にだけ大いなる夢を語られる御仁にはぜひお読みいただきたい一冊です
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