全か無かの法則
こんな法則は耳なじみがないでしょうね
考えようによっては実に哲学的ともいえる法則なんですが
「全か無かの法則」は刺激の強さと反応の大きさに関する法則をいい
筋線維や神経線維に見られる現象で
刺激の強さがある限界値(閾値(いきち))以下では反応がなく、それ以上では刺激の強さに関係なくつねに最大の反応を示します
つまり刺激の強さが一定量(閾値)以上・以下でAll or Nothingの反応をします
具体的に言えば私が施術中身体を触っていて悪いと感じても
その刺激が閾値を超えなければ痛みは感じず
閾値を超えれば激しく痛むことになります
本人さんの感覚と私が触った感覚に乖離があっても
それは閾値を超えるか超えないの問題ということになります
たいていの場合痛みはある日突然やってきます
思い当たることがなかったとしても
体の中では刺激が閾値を超えた瞬間から痛み出しますが
それまでは何もないくらいに思ってらっしゃる方がほとんどです
身体にはこのような法則性があり
気が付かないうちに日に日に悪くなって
ある日突然痛み出すのはこのような法則があるからです
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