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2022/06/23

効果

最近は父親の介護をしながら生活しています

まあ、典型的な老々介護といったところですが

病院に行く機会が増えてきました

 

先日、待合室で順番待ちをしていると

前に座っていた方が文句を言ってるのが耳に入りました

ある投薬治療をなさっておられるようですが

その効果を医師に問いかけると

「投薬治療をやめますか?」と答えられたということで

憤慨されていました

患者側からいえばキツイ副作用があるけど

辛抱して投薬治療をしているけどその効果があるのかを問えば

期待していた答えではなく「やめますか?」という言葉

 

あまり聞きたくもない話ではありますが

多少興奮気味で「説明責任を果たしていない」と声高に繰り返されるもんで

否が応でもことの詳細まで伝わってくるのです

 

たぶん「今は辛いけどこの治療をすれば治る」という明確な返事が欲しかったんだろうなと推測します

ただ医師の立場からすれば「絶対に治る」とうことは口が裂けても言えないでしょうね

あくまでも確率のお話で何%は治って何%は治らないというのが現実で

副作用や治療費など患者側にかかる負担と治癒確率を天秤にかけて

続けるかやめるかを判断するのがフツウなんでしょうが

そこに「治りますか?」的な質問をされると困ってしまうのも無理はないところ

もうちょっともののいい方もあるだろうなとは感じたものの

患者側が100%を期待されているのを察知して

いい方をミスったのかもしれませんね

 

病院と整体院ではまったく異質なものなので

わかったような顔をしてこうだろうと私の考えを述べるのも憚られますが

それでも似たような受け答えは頻繁にあります

っていうか私の場合こちらから積極的に

メリット・デメリットを挙げて説明してご納得いただいた上で施術をします

こういった要素はやる側とやられる側にとって最も重要な部分であり

信頼関係を構築するのもぶち壊すのもこういった要素からだと思っているので

いささかご期待とは正反対のことをハッキリと申し上げたうえで

ご納得いただけない場合はお帰りいただくこともたまにあります

そのは私の性格のキツさはありますが

こちらとしても施術をしてお金を頂戴して生活をしております以上

わざわざお越しいただいた方の耳障りのいい言葉をかけることもなく

場合によっては気分を害されることもあることを承知の上で

伝えるべきことはしっかりとお伝えするのが私なりの誠意だと思っています

 

誰もが専門家に診てもらう以上「治る」ことを期待しておられるのですが

世の中なんでも都合よくいくとは限りません

さすがに説明もなく「やめますか?」とは言えませんが

しっかりとご説明した上でご理解いただけない場合

「やめますか?」ではなく「やめときましょう」と

強めのセリフを口にするあたりは

まだまだ人間ができていないと感じるのですが

ウソをついたりごまかしたりはしたくないので自分では納得しております

 

 

 

オステオパシー整体院 腰痛館 ホームページ

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