生きる力ってなんですか?
私が小学6年の時授業中に
「先生、トイレに行ってもいいですか?」
と聞いたら叱られてしまいました
授業中トイレに行くことに対して叱られたのではありません
「先生が『行くな』と言ったら行かないのか?」といわれ
「自分の意思はしっかりと言いなさい」と諭されました
この言葉に感じるものがあって以来自分の考えはしっかりというようになりました
少々それが過ぎるきらいもありますが
大人になって子供を育てるときも
自分で考えて、自分で判断して、自分で責任をとることは伝えたつもりです
「生きる力ってなんですか?」というタイトルの通り
各界の著名人がそれぞれの「生きる力」について思うところを述べられたものです
7人の論客が各々の考えで強く生きるために何が必要なのかを語ります
そこには何のつながりも感じませんが
逆にリアルな感じがしました
一つの結論や法則性でくくられると嘘くさいものになりかねませんが
読み手一人一人が心に刺さる言葉があれば本書を読んだ意義があると思います
「生きる力」という命題はすなわち「どう生きるか?」ということにつながると思います
冒頭に申し上げた私の体験談は
担任の先生の一言が人格形成に大きく影響し
自分自身の生きざまの骨格を形成したと思います
それも一つの「生きる力」であり
人それぞれの「生きる力」があってしかるべしだと思います
書き手の体験談はそれぞれの考え方の中で熟し
生きるための太い柱になっていることが伝わってきます
読み終えてすぐにもう一冊注文しました
我が家の新米パパさんに読んでほしくて買い求めました
さて何か刺さるものがあるでしょうか?
同じタイトルの本を買おうとして間違って注文してしまったのですが
こっちを選んで正解だったと思います
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