ミルトン・エリクソンの催眠療法入門
最近はあまり見ることはありませんが
私が子供のころよくテレビで催眠術をやってました
催眠術にかけて人を意のままに操る
そんな番組を何度も見まけました
ひとつ気になっていたのは催眠術をかけるのはマジシャンだったこと
当然インチキかどうか疑うのには十分な理由でした
そんな興味もいつしか薄れていたんですが
たまたま見つけたこの本
レビューを読んでもインチキっぽさはなく
真面目な学術書の体でがどうも気になったので
子供のころの疑問も復活して興味を持ちました
本書にはTVショーの催眠術がインチキかどうかは書かれていませんが
催眠術というより心理療法としての催眠療法として
現実に用いられたものに対する解説書でした
本書のポイントとなるのは無意識の中に潜む問題点を見出し
それを解決しようとする試みというのが私が得た感想です
心理療法の対象となるのは本人が気づかない無意識下にあるものを
引っ張り出してくる方法論が実に学術的に述べられています
私が気になっていたテレビでやってた催眠術とは全くの別物
同列に扱うこと自体失礼なことだと思いました
こういう種類の心理療法は何冊か読んだことがありましたが
それらと同様に無意識の重要性を感じずにはいられません
論理療法・フォーカシングなど様々なアプローチにより
無意識に対する研究がありますが
フロイト以降多くあらわれた研究の一つのようです
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