メディアの力
ドクダミ茶を飲み始めて4年
今では買うだけではなく自分でドクダミを栽培し
ドクダミ茶を作りだしました
何事もやり始めたらエスカレートするのが良くも悪くも性分となっています
最初は脳梗塞になった父親の血管をキレイにする目的で飲み始めました
「十薬」と呼ばれるドクダミの様々な薬効に
当分続けるつもりで飲んでいます
しかし当の本人は出されるから飲んでいるという感じ
喉元過ぎれば熱さを忘れるの典型で
自分の血管のためという目的も覚えていないほど
しかしそんな父親が「テレビでドクダミ茶の効能を説明していた」と大はしゃぎ
私の言葉は右から左でもテレビの言うことだったらありがたがって信じます
私を含め昭和の人間ってテレビや新聞などのマスメディアには絶対的な信頼がありました
「テレビで言ってたから間違いない」
こんなセリフもよく聞きました
テレビ局も新聞社も営利法人
儲けてこそ会社は安泰
幾度となく事実よりも視聴率がとれたり新聞が売れたらそれでいい
そんな姿勢を感じつつ10年ほどマスメディアからは遠ざかるようになりました
世間でも次第にそういう風潮が広がり
昭和の時代とはスタンスが変わってきたようです
それでもなお自分が毎日飲んでいるドクダミ茶を紹介されたら
小躍りする勢いで嬉しそうにしています
それでも明日になればドクダミ茶の効能なんて忘れてしまっているんでしょう
まだまだ上の世代の人には絶対的な信用があるのを見たような気がします
腰痛館がブレイクするきっかけとなったのも新聞記事で取り上げられたことがきっかけ
当時はひと月先まで予約が埋まったものの
その効果がなくなると潮が引いたかのように元に戻りました
ありがたいもので実際に施術を受けられた方には喜んでいいただいたようで
そのままリピーターとして通い続けていただいたおかげで
経営的にも安定してきたのを覚えています
偉そうに批判する割りに恩恵を受けたのも事実
与えられたチャンスを活かしてものにして軌道に乗せたのは自分の力
ちゃっかりとそんな風に思ってはいますが
そのチャンスさえなければゾっとするのも事実
なんやかんやいってもまだまだメディアの力は侮れません
| 固定リンク
コメント